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脅しの代償 25KB 愛で いじめ 制裁 思いやり 愛情 自業自得 差別・格差 戦闘 同族殺し 飼いゆ 野良ゆ ゲス 捕食種 希少種 現代 「条件」の作者です。時間のある時にどうぞ 「条件」を書いたものです。この作品を読む上で以下の注意点があります。 誤字脱字、文的に変なところがあるかも知れません。 希少種優遇ものです。(希少種は死ね!!という派の方はUターンをお勧めします) 納得いかない終わり方かも知れませんので覚悟の上でご覧下さい 設定に納得いかない点があるかも知れませんがご了承下さい。 『嫌われた代償と招く幸福』の登場人物が出ます? タイトルと内容が咬み合ってないかもしれません 中二病のような設定があるかも・・・ 以上の注意点を踏まえた上でお楽しみください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「おいおい、マシかよ・・・」 ちょっとコンビニ出かけ、帰って来たらが空いていた。玄関は鍵を閉めたが戸は閉め忘れたらしい。 汚れから見てゆっくりに間違いない。中から物音がする・・・どうやらまだいるようだ。 となるとお家宣言されている可能性が高い。 「はぁー潰すのめんどいな・・・」 愚痴りながらも早く中にいる糞饅頭を駆除するため、戸を勢い良く開けた。 「おい!糞饅頭共!!今からブッ潰して・・・え?」 俺は侵入したゆっくりの正体を知って思わす目を疑った。 「じ、じゃおおん・・・」 「めーりん?」 そこにいたのはゆっくりめーりんであった。 脅しの代償 少しの間があったが、俺は被害を確認したが特に荒らされている様子もなかった。机付近は汚れが目立っていたが、他はそんなに汚れてはいない。 どうやら、机の上にある食べ物目当てらしい。 「じ、じゃおおおんじゃおおおん!」「うお!?」 めーりんは額を床に擦りながら何度も頭を下げている。言葉が話せない為、何を言っているか解らないが謝っているのは見て解る。 俺はめーりんを持ち上げた。 「謝るなら最初からするな」 めーりんの額にデコピンをして庭の地面に下ろした。 「じゃおん・・・?」 「許してやるから行きな。もうこんなことするなよ」 これが通常種なら潰していたが、生憎俺は希少種愛で派だ。潰したりはしない。めーりんは振り返りながら何度も謝っている。 だが、その背中は何故か重く見えた。 めーりんはあれから河原等で食べられる花や草、虫などを必死に集めていた。お帽子が膨れる程集めためーりんは家と急いだ。 何故、こんなにも餌を集めるのか、それには深い理由があった。 河原近くの公園にめーりんの家がある。 「じゃおおん・・・ ただいまの挨拶をする 「おそすぎるだせ!!」 「れいむがおなかすいているんだよ!ばかなの?しぬの!」 「そうよ!このいなかもの!!」 「むきゅ!くうふくのあまりぱちゅりーがしんだらせかいのそんしつになるよ!!」 「はやくたべさせるんだね!わかれるよー!」 「やっぱりめーりんはくずでのろまだみょん」 めーりんの家には悪魔が住み着いていた。この通常種メンバーはめーりんの家族でなければ友達でもない。めーりんはこの6匹に脅されているのだ。 「なんだぜ?もんくがあるならこいつがどうなってもいいんだぜ!」 「みょんみょん!」 「じ、じゃおおん?!」 まりさとみょんが加えている枝先には傷だらげで片羽のないふらんがいた。 このふらんはめーりんの番である。先日、ふらんは怪我をしてしまい看病していると6匹が攻めてきた。 追い返すことが出来ず動けないふらんをゆん質に取ったのだ。ふらんを返して欲しかったら食べ物を持ってこい、さもないと永遠にゆっくりさせるぞと・・・。 めーりんはふらんを助ける為に必死で狩りをした。毎日一人で6匹分のご飯用意した。 思いのほか使えるとわかった6匹はあまあまを持ってきたらふらんを返してやるといった。 勿論6匹は持ってきたとしてもふらんを返す気はない。だが、めーりんは必死で探した。 だが、見つからず途方にくれていると戸の開いたあの家を見つけた。 めーりんが持ってきたごはんを平らげた6匹は恒例の食後の運動を始めようとしていた。 「むきゅ!きょうはなにしてあそぶかなー」 「ぼーるさんあそびもとかいはね!」 「わかるよーかじかじもいんだねー!」 「きりきりさんもいいみょん!」 「まりさはなにがいい?」 「う~ん、きょうはしんぷるにたいあたりしてたのしむだせ!!」 この6匹は、疲れて帰って来ためーりんをいじめて楽しんでいたのだ。もうめーりんは限界だった。視界が歪む中、ふらんの方へと目を向けた。 ふらんはこちらに向かって何かを話している。 「や、やめろ・・・めーりんをいじめるな・・・!」 めーりんの危機に体を動かそうとするふらんだが動けない。めーりんは薄れていく意識の中で二つの事を思った。 ふらんと一緒にもっとゆっくりしたかった・・・子供を作りたかった・・・。 そして、悪いことをした自分を許してくれたお兄さんにもう一度ちゃんと謝りたかった・・・。 「さあ、まずはまりささまからなのぜ!」 でも、もう無理なのは分かってる。このたいあたりはもう耐えられない。体が壊れる。めーりんはそっと目を閉じた。 勢いを付けたまりさの体当たりが迫る。 「くらうのぜ!!」 「ゲスの癖に身の程を弁えやがれ・・・!!」 「ゆぎゃあああ!!!??」 「「「「「ま、まりさ!!?」」」」」 俺は迫るまりさを蹴り飛ばした。理由は簡単だ。ゲス野良の分際で希少種、いやめーりんを利用していたことが何よりも気に食わない。 あの後、家の戸締まりをしっかりし、めーりんを尾行した。見ていると明らかに多過ぎる量の食べ物を集めているのでこれは何かあると確信した。 ゲス野良共にふらんをゆん質に捕られて従っていたのだろう。なら、やる事は一つ。 目障りに騒ぎ立つ野良共を無視し、来る途中で買ったオレンジジュースを開けめーりんにかけた。弱り切っていためーりんは見事に回復した。 「むぎゅ!あれはおれんじじゅーすさんよ!!」 「あまあまだね!おい!じじい!はやくれいむたちにちょうだいね!」 「くずめーりんにやるなんていなかものね!」 「わかるよー!あたまがかわいそうなんだねー!」 「はやくよこさないとひどいめにあわせるみょん!」 完全無視し2リットルのオレンジジュースを開けた。 「ゆ!やっとれいむたちにあまあまをわたすきになったね!」 「おそいわよ!いなかもの!」 「やっとだねー!わかるよー!」 「みょーん!」 「はやくよこすだぜ!」 「けんじゃにはあまあまが必要なのよ!」 まりさが復活したようだ。俺は野良共を無視してあるゆっくりにオレンジジュースを惜しみ無くかけた。 「ほら、ふらん。これで大丈夫だぞ」 「うー・・・」 その光景に思わずフリーズする野良6匹。 「むぎゃうう!な「ところでさ、賢者さまよ」!」 「お前等にゆっくりにとってオレンジジュースってなんだ?」 「むきゅ!そんなこともわからないの?どんなゆっくりできないびょうきやげがをすぐになおせるゆっくりのおくするよ!」 「じょうしきだぜ!」 「そんなこともわからないなんてやっぱりにんげんはばかだね!」 「そうか、次にふらんはなんだ?」 「ゆっくりをたべるゆっくりできないゆっくりよ!あたりまえでしょう?」 「ふんふん、流石賢者様(笑)賢いな」 「むきゃきゃ!とうぜんよ!」 「わかるよーぱちゅりーはてんさいなんだねー!」 「みょんたちのじまんだみょん!」 ぼん! 「しねーーーーー!!!!」 「「「「「「ゆひぃ!!?」」」」」」 突然の叫びにゆっくり一同は震え上がった。その叫びがした所を見ると胴付きが立っていた。胴付きのゆっくりふらんが立っていた。 「「「「「「どうじでどうづぎのぶらんがいるのー!!?」」」」」」 今まで居なかったのに突然現れた脅威の化身に滝汗を流すゲス野良共。この胴付きふらんは突然現れたのではない。最初からこの場にいた。 「よくも・・・よくも!」 憤怒の炎を目に宿らせてゲス野良共を睨み付ける胴付きふらん。その恐ろしい目つきにゲス野良共は仲良くおもらしーしーを流す。 「むぎゅー!まつのよ、ふらん!ぱちゅりーたちはふらんをおこらせるようなことはしてないわ!!?」 「そうだよ!」 「そうよ!」 「なんでおこってるのか、わからないー!!? 」 その命乞いに俺は呆れた。 「ぱちゅりー、お前はやっぱりどうしようもない馬鹿だな」 「む、むぎゅー!!?どりげぜー!ぱち 「そのふらんはお前等がゆん質に捕っていたふらんだ」 ゆ?」 「そのふらんは散々お前等が痛め付けいたふらんだよ。」 「「「「「「う、う、うそだー!!?」」」」」」 嘘ではない。このふらんは先程まで重傷だったふらんだ。俺がかけたオレンジジュースで傷が完全に癒えた。 ここまでは俺も思っていた通りの流れであった。目の前でふらんは胴付きへと進化したのだ。 ここで余談だが、知り合いのゆっくりの学者から聞いた話では何故れみりゅとふらんの胴付きが多いのは理由がある。 れみりゅとふらんは絶望や苦痛で甘くなったゆっくりを食すため野良でも十分に栄養を捕っている。 一説では補食種はゆっくりを食べ続ける事が胴付き化の条件であると言われている。(但し、ゆうかやきめぇ丸等は違う条件があるようだ) そして、なにより補食種のれみりゅとふらんは再生能力がゆっくりの中でトップクラスである。この二種は怪我をしてしまい回復の末胴付き化をしたという報告がある。 今回ふらんはこの二つの説を同時に満たした。 オレンジジュースというゆっくりの万能薬であり最高の栄養剤とも言えるものを2リットルも浴びるように飲んだ。 それにより弱っていた体は快調時を優位に越える程の回復した。これが胴付きへの進化を可能にした。 そして・・・なによりも・・・ 「よくも・・・!よくも・・・めーりんをいじめたな!!!」 自分はどんなに傷付いても構わなかった。だが、愛するめーりんを馬鹿にされ傷付けられるのは我慢が出来なかった。 当然の野良共に激しい怒りを向ける。野良共は理解してしまった。このふらんが自分達に向ける理由を・・・。 めーりんをふらんの目の前で虐めてしたのは何もできないフランの悔しがる顔を見て笑う為だ。 激しい怒りを覚えながらも何もできない悔しさ・・・。その顔を見て自分達は馬鹿にして笑った。そして、めーりんを傷つけた。 くずめーりんを虐め終わった後にふらんが放つ言葉はとても良いお歌にも聞こえた。 だが、今はどうだろう? ふらんの目の前でくずめーりんを虐められたのも、ふらんの悔しがる顔を堪能できたのも、ふらんを好き放題に出来たのも・・・ ふらんが動けないからだ。 動けないから自分達を襲えない。反撃できない。何も怖くはなかった。 でも、もうそれは過去のこと。 今は・・・ 「ゆっくりしねぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」 「「「「「「ゆぎゃあああああああああ!!!!!!!????」」」」」 今まで好き放題していたゲス共をせいさい出来るまで回復し、さらにまで手足まで手に入れたのだ。 もうゲス野良共がふらんよりも優位な立場に立つことは絶対にあり得ない・・・。 6匹の野良はお飾りを無惨に壊され特徴のある部分をずたずたにされ体中痣だらけのゴミと化していた。 「れ・・・いむは・・・わる・・が」 「まり・・・さ・・・はさい・・き」 「ど・・・が・・・」 「げん・・・じゃ・・・」 「わ・・が・・・」 「ち・・・ぽ」 20分後、そこには6個のゴミ饅頭が転がっていた。 ふらんには返り血ならぬ返り餡がこびり付いていた。 こいつらはまだ生きているようだ。 「こんな奴ら殺す価値もない・・・せいぜいゆっくりしね・・・!!」 殺さない、それがこのゲス共にとって何よりも地獄だった。 捕食種は基本通常種を襲った場合必ずその場で食べてしまう。これは食べられる側にとってもある意味幸福なことだ。 だって、痛くても必ず死という痛みからの解放が待っているのだから。 だが、中には食べることもせずただ痛めつけて遊ぶだけ。決して殺さない。なぜなら絶望と恐怖の悲鳴を聞きたいのだから。 胴付きふらんが行ったのはもちろん後者だ。さらに愛するめーりんを利用した怒りを上乗せしてある。 「めーりん!!」 「じゃおおおー!」 もう二度とすりすり出来ないと思っていた。涙を流しながら喜んだ。 「お兄さん・・・助けてくれて本当にありがとう・・・」 「じゃおん・・・!」 二匹は俺に深く頭を下げお礼を言った。 「いや、気にするな。俺の勝手にしたことだ。」 「ふらん達はお兄さんに恩返しがしたい!!」 「じゅおおん!」 「え、気にしなくていいんだぞ?」 それでもお礼がしたいと迫るふらんとめーりん 「そうか・・・なら」 あれから数週間後 「ただいまー!」 俺は元気にただいまを言うようになっていた。何故なら・・・ 「お兄さん、おかえりー!」 「じゃおおん!」 あのめーりんとふらんは今では俺の飼いゆ、いや、家族となった。 俺が出した頼みは二人で俺の家の番ゆっくりになって欲しいと頼んだのだ。二人は喜んで番ゆっくりとなった。 かなり優秀でゆっくりに侵入されても被害が出る前に対処してくれたので野良ゆっくりからの被害が激減した。二人の帽子には銀バッチがついている。 今は知り合いのゆっくり学者のプラチナバッチのゆうかさんに金バッチの勉強を教えて貰っている。 ゆうかさんが言うには二人とも優秀で合格も確実と言われた。一つ驚いたことがある。 めーりんが胴付き化したのだ。ゆっくり学者の友人に話したら余程俺はめーりんに大切、また愛されているらしい。 それとよっぽど胴付き化を望んでいたとも考えられる。一緒にいる胴付きのふらんを見ていて、胴付きならもっとお兄さんの役に立てると考えたのだろう。 事実、色々と助かっている。それと同時に幸せを感じている。今はめーりんとふらんを妹のように大切にしている。 俺は今この幸せを守っていこうと固く決意を立てながらこれからを生きていこうと思う。 おまけ【ゲス野良6匹のその後と幸せを守るために戦う赤い悪魔】 ゴミと化していた野良共は目を覚ました。 「ゆ、ここはどこ?」 お互いを見回すとふらんによって傷付けられた体は無くなっていた。さらに新しいお飾りがそれぞれの頭に乗っかっていた。 「やあ、目が覚めたかい?」 「「「「「「ゆ!?」」」」」」 声がしたところを見ると人間が立っていた。 「じじいはだれなんだぜ!?」 「じじいは失礼だなー」 「じじいはじじいなんだねーわかれよー!」 「人が折角助けてあげて、しかもあまあまも持って来てあげたのに・・・」 「「「「「「ゆ、あまあま?」」」」」」 「でも、助けて貰った人にお礼も言えないゆっくりできないゆっくりにあまあまをあげる必要はないよね」 「むぎゅ~!まってじじ、おにいさん!」 「だずげでぐれでありがどうございます、とかいはなじ、おにいさん」 「とてもゆっくりしているじじ・・・おにいさんだみゅん!」 あまあまが遠退くと知ったゆっくり達は必死で止める。 「あげてもいいけどこの後、お兄さんの頼みを聞いてくれない?」 「なんでれいむたちが「もしも、望みを果たしたら飼いゆっくりにしてあげるよ」ゆ!?」 飼いゆっくり・・・野良にとっては妬ましい存在とあると同時に憧れの存在。 「美ゆっくりも沢山のあまあまもふかふかの寝床も用意するのにな・・・でも聞いてくれないのか。誰か他に」 「ま、まってね!」 「ありすたちはやるわ!」 全員がその話を飲んだ。 30分後 出されたあまあまを平らげた6匹はある部屋に連れて来られた。早くしろ等騒いでいる内にお兄さんが何かを抱えながら入って来た。 「待たせたね」「じゅおん」 ゆっくりめーりんであった。何故くずめーりんがこんな所にいるんだと騒ぎ出す。 「お兄さんの頼みはね、めーりんの遊び相手になって欲しいんだよ」 「「「「「「ゆ!?」」」」」」 その言葉に耳を疑った。ゆっくりできる自分達がゆっくり出来ないくずのめーりんの遊び相手だと?!ぶざ 「むきゅ!おにいさん!」 そう考えていた5匹を余所にぱちゅりーが叫んだ 「うん、なにかな?」 「お兄さんのかいゆっくりはく、めーりんだけなの?」 「そうだよ、この子しか家にはいないよ。なあ、めーりん。」 「じゃおん!」 「むきゅ、わかったわ。ちょっとまちなさい。」 ぱちゅりーは他のゆっくりを集め隅に移動した 「どういうことなの、ぱちゅりー!!?」 「なんでまりささまがあんなくずとあそんでやらないといけないんだぜ!?」 「まちなさい、これはあのにんげんをどれいにするちゃんすよ!」 「「「「「ゆ!?」」」」」 「あのにんげんはくずをだいじにしてるわ!あのくずをゆんじちにとってしまえばこっちのものよ!」 「ゆゆっ!さすがはぱちゅりー!!」 「とてもとかいはなさくせんだわ!」 「かんたんなことなんだねーわかるよー」 「よゆうだみょん!」 「ゆふふ、ぱちゅりーのあまりのてんさいぶりにまりさはおそろしいだぜ!!」 「むきゃきゃ!このけんじゃさまにかかればとうぜんよ!」 ひそひそ話を忘れ声高々に話す野良ゆっくりたち。 「それじゃ頼めるかな?」 「「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」」」」 「そうか、ならお兄さんはおやつを買ってくるからね。頼んだよ!」 めーりんを降ろす際に気付かれないように 「いいかい、めーりん。もう仕込みはしてあるとは言えすぐに壊しちゃダメだよ?」「じゃおん!」 そういってお兄さんは部屋から出て行った。 部屋にはめーりんと野良6匹しかいない。野良共は早速行動に出た。 「ゆへへ!くずめーりん!!いたいめにあいたくなったらおとなしくするだぜ!!」 「れいむたちのばらいろのゆんせいのためにしんでね!」 「れいむーまだころさないよー」 「そうだみょん!じじいをりようしたあげくめのまえでころしてやるみょん!」 「そのまえにたっぷりすっきりをするのもとかいはね!」 「むきゃきゃ!さあ、すこしでもいたいめあいたくなかったらおとしく・・・」 ふっとめーりんを見ると大きくあくびをして全く聞いていなかった。 「「「「「「ゆがあああああ!!」」」」」」 簡単に切れる野良共の堪忍袋の御が切れた。 「ぐずめーりんはじねぇええ!!」 れいむが殺意の篭った体当たりを仕掛ける。このれいむは野良共の中で一番大きい。体当たりの威力も一番強い。 「じゃおん」ひょい ひょいと何事も無かったように避けるめーりん。そして・・・。 「ゆがあああ!!くずの・・・。」 れいむの視界に緑色の帽子が迫るのが見えた。それがれいむの見た最後の光景であった・・・。 「じゃおおん!」 「ゆぎゅげ!?」 めーりんの頭付きが人間で言うと鼻の上付近を直撃した。 「ゆげん!!?」 吹き飛ばされバン!と壁に激突するれいむ。 「「「「ゆ、ゆ ?」」」」 「む、「コツン!コツン!」むきゅ?」 何が起きたか分からなかった。ぱちゅりーは自分に当たり、転がっていく何かを見た。 「む、むぎゃああああ!!?」 転がっていく何か・・・それはれいむの右目と左目だった。 「いたいよ・・・ど、どうじでなにもみえないの・・・?!」 視界が狭まった事に恐怖するれいむ。 「にゃがががが!!くずめーりんのぶんざいで!!」 「やつざきにしてやるみょん!!」 れいむをこんなにしたのはめーりんだと理解したちぇんと鋭い枝を取り出したみょんはめーりんにせいさい!しようと襲い掛かった。 「ちぇん!がじがじぶすぶすこうげきだみょん!」 「わかるよー!ひっさつわざなんだねー!」 がじがじぷすぷすとは前後からがじがじ、ぷすぷすするみょんとちぅんの最強の必殺技である!(笑) 「くらうんだ・・・にゅ!?」 目の前にいた筈のめーりんが居なくなっていた。 「じゃあおーん!」 「にぎゃ!!?」 突然なにかに尻尾を噛まれた。尻尾をみるとめーりんが噛み付いていた。はなせと怒鳴ろうとするが 「じゃーおん!」 みょんの方へと投げ飛ばされた。おまけに尻尾も千切れた。 「ちぇんのし・・・おそらとんでるみたいー!!」 ちぇんが投げられた先にいたのは 「みょん?」 これからぷすぷす攻撃をするために枝を咥えていたみょんであった。 ドガン!! 二つのゴミ袋が激突した。ぶつかった音の後に・・・ 「にゃがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!???」 「ちんんんんんんんんぽぽおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!???」 ちぇんとみょんの激痛の叫びが部屋の隅々まで響き渡った。 ちぇんとみょんは一つになった。 みょんの枝がちぇんの左目を貫通し、ぶつかった衝撃で咥えていた枝がみょんの喉に深く突き刺さった。 ちぇんは悲鳴を上げるが、みょんは最初の激痛の叫び以降全く声を発していない。 いや、喉が潰れてしまっているので叫ぶことが出来ない。だが、痛いことに変わりはない。 そして、二匹は痛みから逃げようと必死で体を動かす。だが、一本の枝がお互いに深く刺さっているので抜けることはない。 また、中枢餡を決して傷付けない位置に刺さっているので動くことはただ激痛を呼ぶだけであった。 「よくも・・・よくも・・・れいむたちを・・・!」 「このいなかもの・・・!」 「むきゅ!ふたりでどうじにこうげきするのよ!」 「「ゆっくりりかいしたよ(わ)!」」 まりさとありすのコンビネーションは凄かった。このコンビネーションでゆっくりできない奴を幾つも葬ってきた。まあ、カマキリやムカデ程度だが 「「ゆっくりできないくずめーりんはしねー!!」」 長い台詞もズレずにハモる。指示を出したもりのけんじゃ(笑)もめーりんの惨めな姿を確信した。だが・・・ 「じゃおん!」 左右から来るまりさとありすがめーりんにぶつかる前に飛んだ。当然、ターゲットを失った二匹は・・・ 「ゆげぇ!!?」「むほぉ!!?」 見事に顔面衝突をした。 「くずの・・・ゆげ!?」 当然ジャンプしためーりんは落ちてくる。まりさの顔面に着地した。 「まりさー!このい!!?」 再び飛び今度はありすの顔面に着地した。まりさありすまりさありすの顔面を交互に踏んでいく。最初は「こうきなかおに」や「えれがんとなかおに」と騒いでいたが今は 「ご・・・めん・・・ざ」 「あ・・・り・・が・・・い・・・かも」 まりさとありすの顔面はそこら中痣だらけで命乞いをしている。めーりんは踏むのを止めた。 許して貰えたと思った二匹は完全復活したらせいさい!してやろうと考える二匹だ。 「じゃおん!!」 でも、そんな考えは一瞬で砕けた。めーりんの体当たりで二匹は同時に仲良く壁に激突した。悲鳴すら上げられず弱弱しく痙攣している。 「むぎゃ・・・これは・・・どうしで・・・」 片目を失いただただ暗闇に恐怖するれいむ。奇妙なオブジェと化したちぇんとみょん。何度も踏まれ顔がボロボロになったまりさとありす。 そして、めーりんは無傷のぱちゅりーに向かって微笑んだ。その微笑みは、人間からしてみればとても愛くるしく見える。 めーりん好きならお持ち帰りの衝動に駆られるだろう。だが、ぱちゅりーにとってはとてつもない恐怖が襲う。 「ご、ないで・・・!ぱちゅりーだちがげすでしだ・・・むのうで!!?」 めーりんの表情で何を考えているか読み取れてしまった。 『ツギハアナタノバンダヨ、モリノケンジャサン・・・』 「む、むぎゃあああああ!!?」 バチン!! めーりんのおさげがなんどもぱちゅりーを叩く。心地良い音が部屋に鳴り響いた。 何度も何度も・・・全身真っ赤に腫れたもりけんが出来上がるのもそんなに時間が掛からなかった。 お兄さんが部屋を出ていて5分も経たない内に野良共はぼろぼろになっていた。そこへお兄さんが帰って来た。 「戻ったよ、めーりん!」 「じゃお~ん!」 「こらこらー!じゃれるのは嬉しいけどまずは体を拭いてからな」 「じゃおん・・・」 他から見れば愛で過ぎだろうと言わんばかりに愛でるお兄さん。 「おと、忘れてた」 ボロボロで死にかけている野良共にオレンジジュースの入った霧吹きを数回吹きかけた。一応死ぬ事は無くなったがダメージはまだ残っている。 「ありがとうな、ゴミ共」 「まりざ・・・だちは・・・ごみじゃない・・・!!」 「これからもめーりんの遊び相手を頼むよ」 「「「「「「ゆひっ!!?」」」」」」 「誰も一回きりとは言ってないよ?何勘違いしてるの?馬鹿だね、死ぬだね」 「「「「「「ゆぎぎいいい・・・!! 」」」」」」 「安心してよ、めーりんが満足したら飼いゆっくりにしてやるから」 「「「「「「ゆう・・・!!」」」」」」 飼いゆっくりという言葉に僅か希望を見出だす。 「だけど、この頼みをしたのは何回目かな?他にも頼んだゆっくりがいたんだけど誰ひとり飼いゆっくりにしてないんだよね」 「「「「「「ゆう?」」」」」」 「そうだ、満足する前に壊れちゃうんだ」 「・・・ゆ?」 「これが証拠な」 お兄さんが取り出した袋には通常種のゆっくりのお飾りが大量に入っていた。死臭をたっぷりと付けたお飾りが・・・ 「・・・!!?」 声にならない叫びを上げる野良共。 「これ全部めーりんがゲス野良をせいさい!した証なんだよ。凄いよね」 「じゃおお~ん」 胸を張るめーりん。だが、野良共は震えが止まらなくなっていた。このお飾りの数だけめーりんはゆっくりを殺したということ、とんでもないゲス・・・ 「このめーりんはな・・・お前等通常種のゲスに家族や仲間を殺されたんだよ。この子だけは偶然通り掛かった僕が助けることが出来た・・・」 めーりんの頭を優しく撫でるお兄さん。 「保護して一緒に暮らすようになってから夜な夜な突然恐がるように泣き叫んだ・・・どうやら、ゲス共の事が忘れられないみたいでね。 偶然、この子の家族達を殺した残党が現れてね。急いで駆除しようとしたけどその必要は無かった めーりんが誰ひとり残らずせいさい!してしまっただよ。僕は気付いた・・・めーりんが夜怖がらなくさせるにはゲスをせいさい!するのが一番だとね」 「お前等を拾ったのはちょうどゲスがいなかったらさ。ゲスじゃなかったらある程度回復させて森にでも帰してやろうかと思っていたけどその必要は無かった・・・」 「起きた途端、僕をジジイ扱い、これでゲス確定だ。さらにめーりんにクズとか言ったら完璧にゲスだ。 知ってるかい?めーりんをゲス扱いしないゆっくりって本当にゆっくりしたゆっくりなんだて。 お前等はゲスでゆっくりできないゴミ饅頭だ。そんな奴らが居なくなっても誰も困らないだろう?」 お兄さんは野良共に微笑んだ。 「ゆっくりできないゴミ共はめーりんの為に役に立っていってね!」 野良共は理解した。この先自分達には一切幸福は訪れないと・・・。ゆっくり出来ないと散々馬鹿にしていためーりんの為に虐められる。 野良共にはめーりんに対する怒りもめーりんから繰り出される攻撃によって砕け散っている。今は助けての命乞いをするだけ。 でも、絶対に聞いてくれない。めーりんのゲスに対する憎しみが消えない限り止めない。 そして、気付いてしまった。自分達は散々クズと馬鹿にしていためーりんには足元にも及ばないことに・・・ 目の前で自分たちよりも何倍もあるドゲスまりさを容易くゆっくり出来なくさせるほどの強さを持ち。 奴隷にしていためーりんも自分達が満足する位の餌を採ってこれるほどの狩りの腕前が良かった。 それに比べて自分達は力もなければ狩りの腕は最悪・・・。否定しようにも今のこの状況がそれの結果だ。 吐いて永遠にゆっくりすることも精神崩壊することも打たれた防止薬によって逃げられない。野良共はいつ終わるか分からないこの世の地獄を体感し続ける。 だが、意外にも一週間と経たない内にこの世を去った。めーりんが興味が無くなったという理由で・・・。 全員めーりんの本気の体当たりを喰らい一撃で死んだ。断末魔を上げる事なく・・・ その後、めーりんはお兄さんの知り合いからの紹介でゆっくりによるゲスゆっくり駆除組織『ゲス制裁団』に入り活躍することとなった。 善良なゆっくりをゲスから守るため、例えゆっくりを殺す事であったとしてもめーりんは戦うと決めたのだ。 自分のような復讐の悪魔を生み出さないためにも・・・。 ある日、お兄さんと散歩をしている時、善良なゆっくりの幸せそうにしている光景が目に入った。 めーりんは幸せな光景を見ると立ち止まって眺めることがあった。その度にお兄さんはこう聞く。 「めーりんも幸せになりたいのか・・・?」 お兄さんは対象がゲスだとは言え、ゆっくり殺しをさせてしまっていることに心を痛めていた。 だが、決まってめーりんは全身を横に振り、お兄さんに愛情表現のすりすりを求めた。 めーりんは今が幸せだった。大切な家族や仲間が殺されて絶望よりも酷い状況であったところをお兄さんに救われているのだ。 ゲスを探し出してくれたことや『ゲス制裁団』に入れてくれたことも全てはめーりんの為にしてくれたことだということをめーりんはしっかり理解している。 それにめーりんが幸せな光景を見るのは羨ましいからという訳ではない。 あの幸せが、いや善良達の幸せをゲスから守ることがめーりんのゆっくり出来ることなんだから・・・ <ピピピピッ!> 「はい、もしもし。・・・了解です。<ピッ>めーりん、仕事だよ。東公園の人間と良好な関係を築いている善良な群れにゲス共が暴れようとしているらしい」 その言葉を聞き、めーりんの顔つきが変わる。 「出動要請が出たが行くか?」 「じゃおん!!」 「だよね、それじゃ行こうかめーりん!!」 今日もめーりんは戦い、お兄さんはめーりんのサポートをする。 善良達の幸せを守るため、今日もめーりんは戦い続ける・・・。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき オマケが本編より長くなってしまいました。まさか、こんなに長くなってしまうとは自分でも思わなかった・・・。 今後、より計画を立てて作っていきます。 また、名前を名乗ろうと考えています。 よく薬を使う表現があるので「ドラックあき」もしくは「薬あき」を考えていますが今回の作品の感想にどちらがいいか記載して頂ければ幸いです。 希少種優遇が多い作者ですが、今後ともよろしく願います。 それでは今回はこの辺で・・・ 過去作 1856「条件」 1907「嫌われた代償と招く幸福(前編)」 1914「嫌われた代償と招く幸福(中編)」 1957「嫌われた代償と招く幸福(後編)」 2063「家出の代償」 2167「愛の努力」 挿絵:車田あき
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農業学生とゆっくり01 7KB 虐待-普通 制裁 自業自得 差別・格差 駆除 ツガイ 赤子・子供 ゲス 希少種 現代 独自設定 初投稿です。ゆうかとめーりんと農業をしています。 注意 ・初投稿です。変な解釈や駄文を多く含みます。 ・人様のネタを使っている可能性があります。 ・賢いゆっくりは、漢字が含まれています。 ・虐待がほとんど無いです。 ・友達を作るのが下手な人が書いているので、ゆっくりでも友達がほしいです。 【農業学生とゆっくり 01】 俺は、大学生である。 一番行きたがってた学校ではなく、私立の大学に通っている。 それだけでも、お金がかかるのに、留年してしまった。 親にそれだけの苦労をかけてしまっていて、いつかは恩返しをしようと思っていた。 しかし、留年のいざこざが収まって少ししてからだった。 両親が亡くなってしまった。 ちょっとした事故だった。 はじめに聞いた時は、医療費などはどうしようくらいであり、 軽い気持ちで行ったら、息を引き取っていた。 ひどく泣いた。 そのショックはものすごく大きいものだった。 恩返しができなく、迷惑ばかりかけてしまった両親に謝りたかった。 その悲しみに明け暮れていたが、 親に対するせめてもの償いと思い、勉強にいそしんだ。 しかし、問題が発生した。学費が払えなくなるのである。 親戚からは、払ってくれると言ったが、それでは、迷惑をかけてしまうと考えた。 その問題をどうしようかと考えていた。 しかし、思わぬところに救いの手があった。 親の貯金はほとんどなかったが、山の近くに広大な土地を持っていたのだ。 これを売って学費に、と思っていたが、 二束三文でしか売れないような土地であった。 それならば、農地にして作物を取ろう。 休学しているため、余裕がある。 そして、始めたのだが、やり方が全然わかんね。 ど素人の自分には、きつい所であった。 そのことを親戚の人に話すと、「ゆっくり」と育てるといいと言われた。 ゆっくりのことは、好きであり、嫌いでもあった。 飼いゆっくりや賢いゆっくりなどは好きであり、 ゲスなどはどんなに傷つけてもいいと思っている。 そのことを聞き、畑や花を育てるのが好きなゆうかと 同じくは、花が好きと聞いたことがあるめーりんをショップから買った。 両方とも銀のバッチである。 俺は、甘く見ていた。 銀のバッチなんて、ある一定のレベルの試験を合格すれば取れるし、 まず、ゆっくりなんだから、良くて小学生のレベルだと思っていた。 「何でこんな育て方したの!」 『すみません、師匠』 自分の農業の知識にだめ出しされた。 ゆっくりのくせに と、思ったが農業知識の多さや、 的確さにより、1週間もたつ前に師弟の関係になっていた。 このことを友人に話したら、笑われた。 また、俺は、甘く見ていた。 めーりんはよく昼寝していると、話に聞いていたが、 うちのめーりんは、目が覚めている時間をあまり見た程がないくらいだ。 俺とゆうかが師弟関係をしている畑で、ずっと寝ている。 時々、起こそうとするが、寝顔を見るだけでゆっくりできた。 しかし、のらゆっくりが侵入したときはすごかった。 この間のことである。 まりさとれいむという一般的な番と子供たちが内の畑の近くで騒いでいた。 「まりさがゆっくりプレイスをみつけたんだぜ。」 「すごい、やさいさんがいっぱいはえている!!」 「「おとうしゃん、しゅごーい」」 「これから、まりさたちのゆっくりプレイスにするんだぜ」 「おやさいさんがたべれる」 「「やったね! おとうしゃん」」 一般的なゲス一家であった。 「ゆゆ! まりさたちのゆっくりプレスにくずのめーりんがいるぜ」 「ほんと、かってにはいってくるなんてゆっくりじゃないわね」 「「くずめーりん! くずめーりん!」」 「はやく、おいだそうよ しゃべれないゆっくりなんて、ゆっくりできないよ」 「そうだぜ、ゆっくりできないのはおいだすんだぜ」 めーりんはしゃべれない。 そのかわり、比較的賢い。 まあ、ゆっくりとしては 「おい!めーりん はやくでていけ。それとあまあまをもってくるんだぜ」 「zzz」 「でていけ!! それとあまあまをもってこい。 もってきたら、とくべつに、どれいにしてあげるぜ」 しびれをきらし、めーりんにぶつかる。 「いくぜ! ゆ!! うぎゃあ」 「ジャオん・・・ zzz」 めーりんは体が揺れたため少し起きた。 しかし、すぐ寝てしまった。 めーりんは皮がもともと厚く、衝撃に強かった。 そのことに気がつかず突っ込んでいったまりさは、逆に吹き飛ばされた。 「ゆゆ、くずめーりんのくせになまいきなんだぜ。」 「まりさ、そんなくずはほっといて おやさいさんをたべようよ」 「「はやく、ちゃべたい」」 「わかったんだぜ」 そう言って、近くの野菜を食べようとした。 「むsy おしょらをとんでいりゅ うげえ」 口をつけようとした瞬間、まりさは吹き飛ばされ地面にぶつかった。 まりさは汚れ、体が少し、曲がっていた。 「まりさ!!」 「「おとうしゃん」」 「ゆゆ・・・」 まりさは、生きていた。しかし、意識をなくしていた。 まりさがいたところにめーりんがいた。 「よくも、まりさをころしたな、くずめーりん どうぞくごろしはゆっくりできないよ!!」 「「くずめーりん!!」」 まだ死んでいないのだが、ゆっくりたちにはそう見えた 「ジャオ! ジャオ!!!」 ゆっくりたちは怯んだ。 しかし、くずだと思うめーりんに負けるわけにはいかないと、 「おどろかすなんて、ひきょうものでくずのすることだよ!! せいっさいするよ!」 「「せいっさい!せいっさい!」」 ゆっくりたちは、めーりんにつっこんでいった。 しかし、一瞬で吹き飛ばされた。 めーりんには体術(?)を教えており、 捕食種にさえ、楽勝である。 体術を教えてくれてありがとう、お父さん。 家族全員が満身創痍になった。 そこに、ゆうかが来て、 「ありがとう。めーりん こんな、ゲス家族に頑張って育てた、 花や野菜さんが食べられるところだったよ」 「ジャオ! ジャオ!」 めーりんは体? 全体で喜びを表した。 めーりんは何かを守ることに命をかける。 また、そのことについてほめられるとゆっくりする。 この家族は、眠れる獅子を起こしてしまったのだ。 畑に侵入したのは良かった。めーりんにぶつかるのはまだいい。 しかし、ゆうかといっしょ?に守っているものを食べようとするのは やってしまった。 鍛えられためーりんの前では一般種は瞬殺であった。 「でも、めーりん いつも寝ているのはいけないことよ」 少しきつめに言った。 「じゃおん」 少し縮んだ めーりんは守りたいものが攻撃されるときは寝ていても起きる。 しかし、寝ているため、普通の侵入者には気がつかない。 そのため、花や野菜は守っているがが、 農具が倒れてきて、大変なことになったことがあった。 おもにめーりんが その後、農具なども守る対象になった。 「まあいいは、とりあえず、肥料を回収して畑にまいて」 「じゃおおおん!!」 そう言われると、めーりんはいそいそと家族の方を向いた。 話し終わるくらいに、ゆっくりたちは目を覚ましていた。 「ふいうちとは、くずめーりんはひきょうなんだぜ」 「そうよ、ふいうちじゃなかったらまけなかったよ」 「「しょうだ!しょうだ! おとうしゃんとおかあしゃんがまけるはじゅがない」」 れいむと赤ゆっくりたちは不意打ちぽかったが、 まりさは、自業自得である。 そのことに誰一人気づいていない。 なんかどっかのだめクレーマーみたいだ。 「ふいうちなんてする、くずめーりんなんてみんなでたおしてやるぜ」 「ふいうちじゃなかったら、まけるはずがないよ」 そういう話し合いをしている間にめーりんが近づく。 「いまだ、ふいうちだぜ!」 不意打ちはゆっくりできなかったんじゃないのか。 まあ、真正面から突っ込んでいくのが不意打ちのいってもいいかわからんが、 「「「「ゆっくりちね!!!」」」」 「じゃ ジャオン!」 ゆっくり一家がめーりんにぶつかる前に、 めーりんはものすごく体を回転させた。 当たった側面から体が崩れていく 「ひぎゃあ!! いたいんだぜ」 「うがあああああ!!」 「「・・・」」 親ゆっくりは痛みを感じ、うめき声を出した。 赤ゆっくりは小ささと柔らかさから、当たった瞬間に絶命してしまった。 「うぎゃあああああ あかちゃんがしんじゃったんだぜ!」 「れいむのかわいいあかちゃんが・・ ぐきゃあああああ」 赤ゆっくりが死んでからもめーりんの回転は止まらなかった。 そして親ゆっくりたちもだいぶ削れてきた。 「「もっとゆっくりしたかった」」 そういうと、親ゆっくりたちは絶命してしまった。 しかしめーりんの回転は止まらず、すべてをこなごなにしてしまった。 そうなると、回転をやめ、それを口でくわえたスコップで袋に入れた。 作業が終わり、 「ジャオ!!」 「そう。ありがとう」 うちの畑の野菜は、化学肥料や無農薬にしたいためこのようにいた。 また、このやり方なら、山から来たゆっくりで肥料を作るため、 作る費用と手間の短縮ができて大助かりだ。 まあ、そんな理由じゃなくてもゲスゆっくりは蹴散らしてやりたいがな というふうに、ゆっくりたちが頑張ってくれているおかげで、ある程度の利益を得られている。 今日もまた、いつものように畑へ出る。 『きょうもがんばろう。師匠とめーりん』 「はい、はい」 「ジャオオオオオン!!」 続く・・・・ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりは思い込みのナマモノだよ? 死んだら肥料になると思い込んでいれば肥料になる。 第一、構成組織が饅頭と完全に一致してたら動かないだろ? -- 2018-01-18 21 29 37 三つ下が言ってる通り灰にして使えば結構良さそう -- 2013-09-18 06 48 15 植物の性質もあるしな -- 2013-06-10 00 46 44 君達・・・饅頭が生物化して人語を話す世界だぞ? 肥料になるに決まってるだろう -- 2013-04-13 09 15 48 ゆっくりは不思議生物だからなんとかなるんじゃね? -- 2011-04-07 20 22 07 多糖類は分解し辛いから肥料にならないんじゃね? 燃やして灰を使うのが良さそうな気がする -- 2010-11-07 15 16 30 微生物が分解したら肥料になるだろjk -- 2010-09-01 11 23 19 肥料として有用な成分はほぼないんじゃないかな 大体窒素、リン、カリみたいなものが肥料になるわけだしな 餡子なんてただ混ぜようものなら腐敗して植物まで枯らす恐れがあるかも -- 2010-07-29 18 21 44 ゆっくりを肥料にするSSはよくあるけど、餡子なんか肥料になるのだろうか? -- 2010-07-12 22 36 33
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めーリンガルという物が販売された。 これはめーりんの様に喋れないゆっくりが何を言っているのか解るという物だ。 喋れないから良いんだ、という意見もあるだろうが、 めーりんを飼っている俺としては、何を喋っているのか興味がある。 そこで早速これを購入、めーりんに使ってみることにした。 めーりんの場合 「じゃおん!」(おはよう!) 「じゃおじゃおぅ」(まだ少し眠いよ) 「じゃおぉぅ?」(ご飯を食べたら一緒にお昼ねしてくれる?) ………これは想像以上の破壊力だ。 めーりん好きの俺にとっては、今世紀最大の発明といっても良いだろう。 早速友人を巻き込んで「めーリンガル」で遊ぶ事にしよう。 みょんの場合 友人が遊びに来るまで暇なのでもう一匹の飼ゆ、みょんにも使ってみる事にする。 「めーリンガル」は様々な種類のゆっくりにも対応している。 普段、卑猥な言葉しか喋らないみょんだが、いったい何を言っているんだろう? 「ちーんぽ!」(お兄さんだ!) 「おまえちんこでかっ!」(今日はお休みなの?) 「えろほん、きんたま、しこるすきー!!」(ご飯食べたら、遊んでね!) 意外と普通のことを喋っているんだな……… 金バッチの場合 友人が金バッチれいむを連れてきた、通常のゆっくりはどういう反応になるのか興味があったからだ。 このれいむは流石金バッチといった感じの優良ゆっくりだ。友人にも俺にも懐いている。 さあ、喋れるゆっくりにはどういう反応があるのか…? 「ゆゆっ!おにいさんこんにちは!おひさしぶりだね!」(またこいつか、もう顔も見飽きた) 「めーりんもこんちにわ!ゆっくりしていってね!」(くずのめーりんだよ!ゆっくりできないよ!) 「じゃおおん!」(ゆっくりしていってね!) 「おにいさん、れいむにきをつかわなくていいよ!ゆっくりしていってね!」(何してる、さっさとあまあま持って来い!) 「ゆゆっ!どうしたのおにいさん?」(アホ面みせるな、さっさと動け) 「………」 「………」 「…お前のれいむって実はゲスか?金ゲスなのか?」 「…そんな…はずはない…と思うけど…」 「でかまらほうけい?」(どうしたの、お兄さん?) 「ゆっ!みょん、ゆっくりしていってね」(ちんぽしか喋れない、無能ゆっくりが来たよ!) 「ちーんぽ!」(ゆっくりしていってね!) 「………」 「………」 「……お前、加工所行き決定な!」 「どおしてそんなこというのぉぉぉぉぉぉぉ!!」(なんだと!くそじじい!) ゲスの場合 「…まあ、そう落ち込むなよ」 「………」 とりあえず、ゲス容疑が掛かけられたれいむはケースに閉じ込められている。 いろいろ騒いでいるが、まあ気にしないで置く。 「まあ、一応あれも用意してあるんだが…」 「……せっかくだから、俺のれいむと比較してみるか」 「はなすんだぜぇぇ!!このくそにんげん!」(放してね、人間さん!) 「どうしてれいむが、かこうじょいきなのぉぉぉ!」(くず人間、れいむを敬え!) 「………なんだこれ?」 一応野良ゲスも用意しておいたんだが…… この機械、壊れているのか? だが、めーりんやみょんの会話がちゃんと聞けたし… 翻訳機能がおかしいのか? 「ぶれいなくそにんげんだぜ!まりささまにきやすくさわるんじゃないんだぜ!」 (まりさは弱いからすぐ怪我をしちゃうんだよ、あんまり強く持たないでね) 「ゆ!このまりさはなに?のらなの?のらはゆっくりできないよ」(薄汚い野良だね、ゆっくり死ね!) 「………」 「……やっぱりお前、加工所行き決定な!」 「どぼじでぇぇ?!」(なぜだ!) 野生の場合 「めーリンガル」の更なる機能を確かめるため俺達は近くの山に向かった。 話ではこの辺りにドスの居る群れがあるらしい。 善良な群れのようで、人里には降りてこないこと、畑に侵入しないことなどを約束したそうだ。 ちなみに金れいむは少し痛い目にあわせたら、ゲスの本性を現した。 とりあえず、野良まりさと一緒に加工所に送っておいた。 「たしか、このあたりなんだが…」 「ゆゆっ!にんげんさんこんにちは!どうしたの?」 「この辺りにドスの群れがあるだろ?案内してくれ」 「ゆぅ…なんのごようなの?」 「大した事じゃないんだ、危害も加えるつもりもないし」 「ゆん!わかったよ、案内するよ」 「めーリンガル」を使っておけば良かったと思いつつ、群れに案内してもらう。 「ゆ!にんげんさんこんにちは!どすになにかごよう?」(こんにちは、にんげんさん!) 「こんにちは………ふーむ、普通の反応だな」 「やっぱりこの機械が正しいのか?」 「むきゅ!どす、にんげんさん、どうしたの?」(嫌な奴らが居るわ) 「………」 「…ドス、このぱちゅりーは?」 「このぱちゅりーはどすのほさだよ、おしごとをてつだってもらっているんだよ」 (このぱちゅりーは、ドスの為に働いてくれるんだよ優しいよ) 「むきゅ、てつだっているってほどでもないわ」(ちゃんと褒めてくれ) 「………ドス、ちょっとこっちに」 「ゆ?どうしたの?」(どき!何かな?) 「むきゅ?!」(胡散臭い人間さんね) 俺達とドスは「めーリンガル」を使って、群れのゲス因子を排除した。 ドスも初めは信用しなかったが、何回か使っていく内に思い当たる節があったのだろう。 機械の性能を理解し、協力してくれた。 なお、ゲス因子の見つかったゆっくりは俺達で引き取った。 知り合いの鬼威参にでも渡しておくつもりだ。 「ゆぐぅ!ここからだしてね」(ここから出せ!くそ人間!) 「とかいはじゃないわぁぁぁ!」(ドサクサにまぎれてすっきり出来るわぁぁぁ!) 「むきゅ!どす!これはどういうこと?」(群れをのっとる計画がばれたのかしら?) 「だせぇぇ!まりさはげすじゃないんだぜぇぇ!!」(なぜばれた?) ペットショップの場合 「めーリンガル」の効果に気を良くした俺達は、今度は町のペットショップに向かうことにした。 ゆっくり専門ではないが、多くのゆっくりを扱っている。 たまに胴付の入荷もあるようで、ゆっくり好きな人間も虐待好きな人間も愛用しているほどだ。 「いらしゃいま…何だお前らか」 「ちゃんと仕事しろよ」 「で、何の様だ?」 「実はな、この前買った……」 ここの店員は俺達の仲間でどちらかといえば、鬼威参と呼ばれてもおかしくない人間だ。 ただ、虐待対象はゲスだけのようなので、ペットショップでも働けている。 「そんなに高性能なのか?面白そうだから俺もついて回る」 「まったく、まじめに仕事しろよ」 「いいじゃないか、…店内をご案内します、お客様……これでいいだろ?」 「まあ、なんでもいいけどな」 「こちらがゆっくりコーナーで御座います。どうぞごゆっくり」 「つまらんギャクだな」 「うるせーな、年寄りにはうけるぞ」 そんなやり取りをしながら、「めーリンガル」を取り出し、売り物のゆっくりに使ってみる。 「ゆゆっ!にんげんさん、ゆっくりしていってね」(人間さんこんにちは!) 「にんげんさんはゆっくりできるね!」(お世辞でもいっておけばいいや) 「まりさはにんげんさんをゆっくりさせてあげられるよ」(はやくゆっくりさせろ) 「じゃおじゃーお」(お昼寝したいよ) 「にんげんさんはいいひとなんだね、わかるよー」(人間さん??) 「まりさはまりさだよ!よろしくね!」(にんげんさんとあそびたいよ) 「おにーしゃんゆっきゅりできりゅひちょ?」(ちょっとこわいよ) ペットショップだけあって優良な個体が多いが、反面上位バッチ付でもゲスっぽいものも居る。 まあ所詮ゆっくりといった処だろう。 「めーリンガル」の性能は想像以上だった。 これはあとで知った話だが、元は加工所がゆっくりの心理を知るために開発したらしい。 それが喋れないゆっくりに使ってみたところ効果があったようだ。 「まあ、ざっとこんな所だな」 「すごいもんだな、でもこれを持っていると迂闊にバッチ付を買えないな」 「まあ、元は喋れないゆっくり用だし、いいんじゃないのか?」 「実際喋れないゆっくりはその方がいいって事で買われていることが多いし、お前達のような使い方が特殊だろう。」 「あーそうだ、先週胴付が入荷したんだが……使ってみるか?」 胴付の場合 「先週入荷されたうどんげだ、喋らないから丁度良いかもね」 「ゼロがいっぱい………誰が買うんだよ…」 「さあ?だから売れ残ってるんだろ?」 「ではさっそく……」 『にこっ』(人間さんこんにちは!) 「「「おぉ!」」」 『きょろきょろ』(店員さんと……しらないおにいさんだね) 「かしこいな」 『じー』(ずっと一人だから、人間さんが来てくれて嬉しいよ) 「「「!?」」」 『じーーー』(遊んでくれたら嬉しいな…) 「「「な、なんだってぇぇぇ!」」」 『うるうる』(もう一人ぼっちは嫌だよ…) 「「「……………」」」 「すみません、これください!」 「ちょwてめ!うどんげはおれんのだ!!」 「お前にはめーりんがいるだろ?!うどんげは俺が買う!!!」 「店員はひっこんでろ!それにお前は鬼威参じゃないか!うどんげは俺が幸せにする!!」 「うっせー!うどんげは別だ!おれが責任もって面倒見る!!」 「貧乏人は引っ込んでろ!俺が買う!借金してでも買う!!!!」 「てめ…この…」 「おら…あきらめ…」 「く…おのれ…」 『おろおろ』(喧嘩はやめてー) 俺は醜い争いにやぶれ、家に帰ることになった。 結局うどんげは金ゲスれいむの元飼い主が「めーリンガル」とセットでお持ち帰った。 …まさか本当に借金してまで買うとは………まあ、俺も欲しかったんだか… 「じゃーおう?」(どうしたの?お兄さん?) 「じゃおじゃお?」(元気ないみたいだよ?) 「じゃおおん!」(めーりんがなぐさめてあげるね!) 「…………」 「めーりん!浮気しそうになってすまなかったぁぁぁぁぁ!!」 「じゃお?!」(?!どうしたのおにいさん?) 「どーていおとこ、びっくぺーす」(めでたし、めでたし?) どうしてもこれは単品にしておきたかったので短めですが投稿します 「めーリンガル」をほかの作品で使いたかったので 飽きられてなければ、ムシゴロウ王国の続編でも書いてみようと思います。 徒然あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草
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ゆっくりCUBE2 ※登場キャラクターがちょっと変わり、罠を増やしました。 こんにちわ、上白沢慧音です。 まず皆さんに謝らなければなりません。 SOW、ではなくSAWでした。 SOWというのは作者がやっているFPSのネットゲームのことで、SAWとはなんの関係もありません。 ご了承ください。 さて、今回登場するのはまりさ、ありす、ぱちゅりー、めーりんです。 結果は明らかと思っているかもしれませんが生暖かい目で見てやってください。 まりさは目を覚ました。 辺りは鏡張りでできた奇妙な部屋だった。 そして周りには、同じく不思議そうに辺りを見回しているゆっくり達がいた。 「ここはどこ? ゆっくりできるの?」 そう、尋ねる。 すると、部屋にいたありすとぱちゅりーが反応した。 「いなかくさいけどまあまあゆっくりできるわ!」 「ほこりっぽいけどだいじょうぶよ」 そして、もう一匹。 「じゃおおおん」 「ゆ!? なんでグズめーりんがこんなところにいるの!? しんでね!」 まりさは汚い物を見るかのような目でゆっくりめーりんに叫ぶ。 それを見たありすとぱちゅりーも調子に乗る。 まりさは多少はかしこく、多少は力があるのでリーダーとされることが多い。 ありす達は本能的にそれに反応したのだろう。 「しゃべれないいなかものめーりんはしんでね! このよにいらないよ!」 「むきゅ! あなたがいるとどくしょのじゃまになるわ! きえてなくなってね!」 起きた途端罵声を浴びせられ、めーりんは訳がわからなかった。 だが、これだけは把握していた。 今自分がいじめられようとしていることを。 「じゃお! じゃおおん!」 自分は何もしてないと言っているのだが、まりさ達には伝わらなかった。 「なにいってるかわからないよ! きもいよ!」 「しょせんいなかものはくずね!」 「じゃまだからきえてなくなってね!」 三匹はめーりんに向かって体当たりを仕掛ける。 めーりんは体の皮は厚いが、戦闘能力は皆無に等しい。 実際戦えば強いのだろうが、この饅頭には戦うという知能がなかった。 「じゃお、じゃお~ん」 「きもいよ! なきごえきもい! きもいやつはこのよにいらないからしんでね!」 「いなかものすぎておなかがいたいわ! きたならしくしんでね!」 ゲラゲラと笑いながらぼこすかと体当たりを食らわせ、めーりんはボロボロになっていた。 その時、ぱちゅりーが叫び声をあげた。 「まずいわ! このへやどんどんみずがはいってきてる!」 それに反応して二匹はぱちゅりーが言った先を見た。 細い管から水が勢いよく噴出している。 川の流れとは違う勢いに、4匹は身の危険を感じ取った。 「あそこからでられるわ! いっしょについてきて!」 そう言ってぱちゅりーが先頭になってありすとまりさを率いた。 めーりんは厚い皮のおかげかたいした怪我はなく、表面だけがボロボロになっていた。 急いで3匹の後追う。 「じゃお?」 その時きらりと輝く一つの物体を発見。 気になって近づいてみる。 「めーりんがじぶんからしににいってるよ!」 「ばかのだいめいしね!」 三匹は嘲っているが、めーりんは光るものに夢中だった。 光るものは細長い棒のような形で、先端に歪な四角い突起があった。 めーりんはそれを口の中に放り込んで急いで部屋を出た。 4匹が向かった先には、ある一本の通路があった。 ゆっくり一匹分が通れるほどである。 「さっさといこうね!」 「まって!」 通路を通ろうとするまりさをぱちゅりーが止めた。 「なにがあるかわからないわ! このめーりんからさきにいかせましょ」 「そうだね! めーりんはどうなってもいいもんね!」 「ぱちゅりーあったまいいー!」 賞賛されるぱちゅりーは照れ隠しにそっぽを向いた。 めーりんは何も知らずに通路に入る。 一歩、また一歩と進んでいくが、何の気配もない。 「やっぱりだいじょうだよ! ぱちゅりーもいっしょにいこうね!」 「むきゅ、そうだったみたいね、ごめんねみんな」 「べつにだいじょうぶよ! とかいはありすはかんようだもの!」 そう喚いているときだった。 がちゃん、と機械が動く音がする。 瞬間、めーりんの真後ろに鉄のアームのようなものが壁に付いていた。 「じゃお?」 めーりんが不思議そうに見ていると、アームは横をすべるように進んでいく。 慌てて走り出し、通路を越えた。 「な、なんだぜあれは……」 「わからないわ でもくずめーりんにできてわたしたちにできないことなんてないわ!」 「ありすのいうとおりよ!」 三匹は最初アームに驚いていたが、やがて勇気を出してありすが行く事になった。 「ゆっ! とうぜんよ! れでーふぁーすとだもの!」 そう言って通路を進んでいく。 やがて再び機械音が聞こえた。 お構いなしにアリスが進んでいくと、いきなり体に衝撃が走った。 「ゆぶぇっ!?」 何が起きたかわからず、横目で見るとアームが自分の体を掴んで壁に叩きつけられている。 ぱちゅりーとまりさの悲鳴が聞こえた。 だが、それも自分の悲鳴で塗り替えられた。 「ぎゅぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ごごっごごっごごっごがぎぎぎぎぎ!!」 アームが横にすべるように進む。 ありすを壁に張り付かせたまま。 摩擦でありすの体は摩り下ろされていた。 通路の壁にクリームの線ができる。 「ぎゃぎゅぎゅぎょげげげげげばっ! …………!!」 口を摩り下ろされ、何も喋れなくなる。 だが、残った目だけは痛みと恐怖を表していた。 アームが去った後は、ありすの折れたカチューシャと皮だけが残っていた。 「ありずう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!! どうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!! だんでぐずべーりんはだいじょうぶなのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!?!?」 二匹は通路の入り口で擦り寄って怯えている。 しかし、そんな二匹を時間が待ってはくれない。 「むぎゅ、うしろからみずのおとがするわ! まりさ、がんばって!」 「やだよぉ! ばじゅりーがさぎにいっでよぉ!」 泣き叫びながらまりさはぱちゅりーを押し出す。 仕方なくぱちゅりーは通路を進んだ。 また、あの機械音が聞こえる。 その瞬間、ぱちゅりーは横っ飛びをした。 アームは彼女がいたもとの地点に叩きつけられる。 そしてそのアームにぱちゅりーは噛み付いた。 「むきゅー!」 横にすべるアームにしがみついてなんとか出口にたどり着く。 まりさはそれを見て、泣きべそをかきながら同じ事をした。 何とか渡りきったまりさは、めーりんに体当たりを食らわせた。 「どおじであのどぎじなながったの!? ありずよりおまえがじねばよがっだのに!」 「ぞうよ! どうじてあのとぎおじえてくれなかったの!?」 理不尽な事を言って二匹はめーりんに八つ当たりをした。 二匹にとって彼女はただの鬱憤を解消する道具でしかないのだろうか。 次の部屋は何もなかった。 ただ扉だけがおいてある。 しかし、ものすごい距離だった。 「なにかあるわ! めーりんさきにいきなさい! ほらぐず!」 ぱちゅりーがめーりんを突き飛ばして走らせる。 めーりんが部屋を歩いていると、地面が揺れた。 「なななななに!?」 「ぱぱぱちゅちゅちゅりりりー!! そらがおちてくるよ!」 見てみれば、天井が段々と迫ってくるではないか。 ぱちゅりーは誤算だ、と思った。 この距離ならめーりんが助かり自分達はつぶれてしまうではないか。 ならばどうすればいいか。 「まりさ、わたしをめーりんのいるところまでなげてね!」 「ゆゆ! そんなことしたらぱちゅりーとめーりんだけたすかるぜ! そんなことはさせないぜ!」 「ちがうわ! わたしがめーりんをなげとばすからめーりんになげてもらえばあいつだけしぬでしょ!?」 その言葉にまりさは顔を輝かせる。 「そうだぜ! やっぱりぱちゅりーはあたまがいいぜ! それっ!」 まりさはぱちゅりーの髪をくわえ、思い切り投げ飛ばす。 実際には勢いをつけて転がしているのだが、それでもぱちゅりーはめーりんの元へたどり着いた。 「ぱちゅりー! はやくめーりんをなげてね!」 「……ごめんねまりさ! このめーりんはほかのへやにもつかうからまりさはそこでしんでね!」 突然の裏切り。まりさは目を丸くした。 なぜ、さっきまで一緒になってめーりんをいじめていたのに。 「どおじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 「むきゅ! かんたんよ! まりさよりくずめーりんのほうがいうこときくしずっとりようできるわ!」 そう言ってめーりんとぱちゅりーは部屋を出て行ってしまった。 置いていかれたまりさは急いで出口へ向かう。 もう天井はすぐそこまで来ていた。 その時、ぱさりと何かがまりさの後ろで落ちた。 「ゆっ! まりさのぼーし!」 ゆっくりにとっては命に等しい帽子が天井に引っかかり落ちたのだ。 慌てて拾う、だがもうその行動のおかげで出る事は不可能になった。 「ゆぐぐぐ! おもいぜ! だれかだずげでね!」 助けを求めるが誰も返事をしない。 「ぼでがいでずう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!! まりざをだずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 今度は本当の悲鳴。 天井の重さに圧迫されて体にひびが入る。 溢れる餡子は目から、口から溢れていた。 「ゆびゅべべっ!! ぎぎぎっ!! だずげべぇ……」 ズシン、と音がして部屋は閉ざされた。 出口からは餡子が一筋流れ出た。 次の部屋は質素な部屋だった。 一本道の坂があり、その中を振り子のように鎌が通り抜けていた。 「めーりん はやくいきなさい」 「じゃおおおん!」 言われた通りに進むめーりん。 振り子が遠ざかったのを確認し、進もうとしたそのときである。 「えいっ」 「じゃぐぼぼぼぼっぼぼ!!?」 奇妙な悲鳴を上げてめーりんは真っ二つになった。 ぱちゅりーは彼女の髪を引っ張り、鎌の餌食にさせたのだ。 「くずなめーりんにはおにあいね!」 そう笑ったとき、ぱちゅりーはめーりんの死骸から輝くものを見つけた。 最初にめーりんが拾ったものである。 「きれいね、これはぱちゅりーのたからものにしてあげるわ」 そう言ってそれを咥えて外に出た。 だが、そこはまたガラス張りの部屋だった。 その奥から慧音が現れる。 「おめでとう、ゆっくりぱちゅりー」 張り付いたような笑顔で笑う。 「そんなことはいいからここからはやくだしてちょうだい!」 「わかったわかった、じゃあその鍵を渡してくれ。外に出るには必要だ」 ぱちゅりーはさっきの輝くものを吐き出す。 宝物がなくなるのは惜しい事だが、命には変えられないと思ったのだ。 「さぁ、出口はこっちだ」 「むきゅ! おねーさんありがとう!」 出て行くぱちゅりーを慧音は冷たい目で見送った。 外ではアナウンスが流れる。 『今回の優勝者はゆっくりぱちゅりーでした~! やはり頭脳派ですから生き残る確立はまりさと半々でしたかねぇ。 めーりんが最後まで生き残っていた事にも驚き! これだからゆっくりCUBEはやめられない! 換金は出口の方でしておりますので予想が当たった方はそちらへどうぞ~』 ■■■ 「むっきゅー! さすがわたしね!」 喜びながら森の中を駆け回るぱちゅりー。 見捨てた饅頭などどうでもよく、今は出られた事の嬉しさに酔いしれていた。 その時まりさの群れがぱちゅりーの前に現れる。 「まりさたち! わたしね! にんげんのわなからだっしゅつできたのよ!」 褒められると思った。 すごいねぱちゅりーとか、どうやったの!?とか言われると思っていた。 「そうだね! まりさたちのなかまをぎせいにしてね!」 「むぎゅ!?」 ぱちゅりーは唖然とした。 なぜ? 見られていたのか? ぱちゅりーは知らない、あれがマジックミラーだという事を。 そして参加者の家族にもそのショーを見せる事を。 「まりさをみごろしにしたぱちゅりーはしんでね!」 「ちね! ゆっくりちね!」 「じごくにおちろ!」 「むぎゅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!!!!」 パチュリーの悲鳴が、森の中に木霊した。 あとがき。 生存確認。 登場させたゆっくりは全滅させる主義でしたが群れは殺せませんでした。 ゆっくりめーりんのやわらかさは紅美鈴のおっぱいのやわらかさと一緒だと思っています。 一応誤字については以前の後書きにも書きましたが慧音に謝らせました。 ごめんね、何でこんなに言うのかといえば英語の誤字は日本語の誤字よりめっちゃ恥ずかしいからです。 喫茶じゃ書き込めないんだよね そういやスレに報告できたの一回だけなんだよね 恐ろしい。 家庭の事情ですので沖になさらず。 このアフォが書いた作品。 霊夢の怒らせ方 ゆっくりデッドライジング1~3 霊夢のバイト 慧音先生とゆっくり ゆっくりCUBE ゆっくりと男 虐待おねーさん 書いた慧音のムチムチおっぱい:神社バイト このSSに感想を付ける
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ゆっくり冬将軍 人間に名前があります めーりんの鳴き声が「JAOOOON!」じゃありません すっきり注意 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― プリヴィェート(やあ)!ワシは虐待おじいさん。 皆はドブロクスキー将軍と親しみを込めて呼んでいるよ。 突然だが最近の若い者はだらしがない。寒いと言っては厚いコートを着てガタガタ震えておる。 ひどいのになると10月になった途端に長袖を着はじめる始末。 全く最近の若い者は…。ウォッカを飲め!コサックダンスをしろ!あっという間に体がポカポカと暖かくなるわ! 寒いと言えば最近増えているゆっくりは寒さに非常に弱いそうだな。 なんでも雪の降ってくる季節になると冬ごもりをするらしいじゃないか。 だが、ワシの部下のゆっくりは違うぞ! 「ypaaaaaaaa(ウラー)!!!」 紹介しよう!我がタヴァリシチ(同志)、めーりん達だ。 大概のゆっくりは雪の寒さで餡子が凍って死ぬそうだが、その点めーりんは違う! 厚い皮が寒さから中身のピザを守り、しかもピザの成分にも唐辛子が入っているから この辺りの寒さ程度じゃ行動になんの支障もないのだ! 無論、このめーりんは常に我が祖国のソフホーズ(農場)で襲いかかるゆっくり共と戦っていたから この辺りの弱いめーりんとは全く違う。ほら、見てみぃ、この鋭い眼!覇気のある叫び声! 「ypaaaaaaaa!!!」 うむ、よろしい。さて、ワシがここにいるのは他でもない。農場を荒らすゆっくり共を 冬の間に殲滅する為に村に頼まれたのだ! ふふ、久しぶりの戦に血が騒ぐわ。では往くぞ、同志めーりんよ! 「「「ypaaaaaaaa!!!」」」 小一時間歩いた後、ワシと同志めーりん達は依頼された森にたどり着いた。 この辺りに住むゆっくりはドスを含めざっと80匹。殲滅目標は全て! 冬の間餌の消費を抑える為に数を減らしているようだがワシにとっては好都合よ! あたりを見回すとあるわあるわゆっくりの巣が次々と見つかる。 流石に寒さが入らないよう隙間は開いていないがこんなものが擬装とは甘すぎる、甘すぎるわ! ではタヴァリシチよ!任せたぞ! 「ypaaaaaaaa!!!」 ポリトルーク(政治将校)めーりんの号令一下の元、同志めーりん達が小枝や石を取り除いていく。 耳を澄ますと 「ゆ!なんだか寒くなってきたよ!」 という声も聞こえる。 「おきゃーしゃん、ちゃむいよぉ」 「まっててね、ゆっくりふさぐよ!」 「おちょーちゃんしゅごいしゅごい!」 冬ごもりなのに家族連れか。冬を甘く見た報いとしてシベリアの永久凍土で永遠にゆっくりさせてやろう! 「ゆゆゆ!くずめーりん!えださんやいしさんをもっていかないでゆっくりしnゆべっ!」 「ypaaaaaaaa!!!」 文句を言いながら飛び出してくるまりさ種を横に吹っ飛ばすと同志めーりんは次々と巣の中に突入していく。 「ゆ!やめてねくずめーりん!ゆっくりで、で、でででだいおう!」 「おかーしゃんにひどいこちょすりゅ…りゅ、りゅーまち!」 「ゆわーん、やめちぇええええええんでぼばっ!」 次々と同志めーりんによって叩き出される屑以下の饅頭ども。てきぱきと横一列に並ばされる。 先ほどの父親と見られるまりさが 「ゆううううう!!!おうちをこわすくずめーりんどもはぢねええええええ!!!」 と飛びかかってくるが、同志めーりんはてきぱきと足を噛みちぎっていく。 「ゆぎゃああああああ!!!!!」 「でいぶの、でいぶのあじがああああ!!!!」 「うわゃーん、おかーしゃん、あちがいちゃいよおおおおお!!!!」 でいぶとはなんだ?米帝デー○=ス○クターか? 一通り足を使いものにならなくしたとこでおもむろに声をかける。 「ユックーリシテイッテネ!!」 「ゆびいいいゆっぐりぢでいっでねええええ!!!ゆっぐりでぎないいいい!!!」 一通り挨拶をすませた後、簡単に人民裁判を開始する。弁護士はなし、傍聴人は同志めーりんだけだ! 「さて、君たちはこれまでの間我々人間の畑を漁って散々野菜を盗んだ。間違いないな!」 「だがらどうぢだああああああ!!!!!ぞれよりざっざどまりざざまだぢを あだだがいいえのながにもどぢでゆっぐりぢねえええええ!!!!」 「「しょーだしょーだ!!」」 「おやざいはがっでにはえでくるものでぢょおおおおおお!!!!」 吹雪の中震えながらも罵声を浴びせるゆっくり共。反省の意図なし、と。 あっても判決は既に決まっているが。 「被告に悔悛の情なし!よってゆっくりまりさどもの巣を完全に破却した後、一匹づつ公開処刑に処する!」 「ゆ”ううううううううううう!!!!!!!」 叫ぶ死刑宣告されたゆっくり一家。一方同志めーりん達は 「「ypaaaaaaaa!!!」」 と喜びをあらわにしている。 「ypaaaaaaaa!!!!」 またポリルトークめーりんの号令がかかり、同志めーりん達は巣の中にあったものを全て外にぶちまける。 冬ごもりの餌は今夜の宴会用、綺麗な石を沢山帽子の中に入れて見せびらかしている同志もいる。 魚の骨には価値がないのか森の方に投げ捨てている。 「ゆがあああああああ!!!ばでぃざざまのぶゆのじょぐりょうがあああああ!!!!!」 「くずめーりん、れいみゅのちゃからものかえちてえええええ!!!!」 「やめちぇええええ!!!まりちゃのおさかなさんのおほねさんすてないでえええ!!!!」 ばでぃざとはなんだ?新種の怪物か? 一通り戦利品の分配が済んだ後はお待ちかね、 「ヒャア!汚物は消毒だあああああああ!」 「「「ypaaaaaaaa!!!」」」 叫び声をあげながら次々とまりさどもをレイプしていく同志めーりん達。 「やべでええええ!!!ぐずのごどもなんがぼぢぐないいいいいいい!!!!」 「ゆうううううう!!!!でいぶのばーじんはまりざのぼのなのにいいいいいい!!!!」 「ゆぇぇぇん!ちゅっきりちちゃくないよぉぉぉぉぉぉ!!!」 わりかし美ゆっくりだったれいむには同志めーりんの行列ができている。おお、前と左右とは4Pか。 あまりすっきりしすぎて腰を抜かすなよ! ワシも負けずにヴォートカ(ウォッカ)を飲みながら赤ゆっくりを一匹掴むと口の中に入れる。 うむ、美味い。やはりサハリンスカヤ(ウォッカの一種)には甘味がよく似合う。 「「ypaaaaaaaa!!!」」 「ゆぎゃああああああああでいぶのあがぢゃんがあああああ!!!!」 お、散々犯した後黒ずんだ赤ゆっくりを食べているな。うむ、自給自足こそ我らが極意よ! 「ごろず!ぜっだいにごろずううううう!!!!!」 こっちのまりさはまだ元気だ。頭に茎が10本も生えているのにまだ叫んでいる。 「同志めーりん!」 「ypa!」 「好きなように殺せ!」 「ypaaaaaaaa!!!」 みるまに片目をえぐり、歯をすべて折り、茎を一本一本折ってまりさの目の前で食べ、すり潰していく。 「ばでぃざのがわいいおべべええええええ!!!!!」 「あがぢゃんがあああああ!!!ゆがががががが!!!!」 「ふぁふぇ(しね)!ふゅっふゅふぃふぇふぃふゃいふぃふぃいふぁふぃふぇぇぇぇぇぇ (ゆっくりできないじじいはしねええええ)!」 仕上げにまりさの左右を同志めーりんが押さえ、引っ張る。 「ふゅふゃあああああああああああああああうわらば!!!!!!」 もう耐えきれないだろうと思った瞬間、真中から千切れて吹雪とともに舞い飛ぶ大量の餡子。実に爽快だ! 周りを見渡すと他のゆっくりの処刑も済んだようだ。 「よおし!次のゆっくりを殲滅するぞ!ypaaaaaaaa!!!」 「「「「ypaaaaaaaa!!!」」」」 まだ雪は降り始めたばかりだ。この冬はゆっくり達の地獄となる事だろう。 終 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 虐待に重点を置いて書いたらどうなるか試してみたかったのでソ連軍をコンセプトに書いてみました。 なんでめーりんの鳴き声が違うの? ロシアから来た外ゆっくりだからです。ちなみにアメリカのみょんは「DIIIICK!!」と鳴きます。 めーりんは何匹? 兵士10匹に政治将校1匹です。ドス相手に背中を見せたりしたら政治将校に処刑されます。 これまでに書いたもの 剣客みょん 合戦 このSSに感想を付ける
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(ぶっちゃけ、主役たちの知能がゆっくり基準でチートレベルに高いけど、そうしないと話が進まないのでわかってね!) (『めーりんの復讐編』は、らんサイドから見たアナザーストーリー。 『復讐の復讐編』は、まあ後日談みたいなものだよ!) 『めーりんの復讐編』 「ちぇええええええん! どこだー!?」 日が傾き、薄暗くなった森で、ゆっくりらんがひたすらに伴侶のちぇんを探していた。 ちぇんが狩りに行くと言って大木の根元の巣穴を出てから、夕食前になっても帰ってこないので、心配して出てきたのだ。 そして森の中に響き渡った悲鳴を聞いた。 「らんじゃまあああああああっっっ!」 紛れもない、自分の伴侶のちぇんの声だと思い、その声のする方に駆けつけた。 そこにいたのは、耳も尻尾も千切れ、体のあちこちの傷からチョコクリームを垂れ流しているちぇんだった。 「ちぇ、ん……?」 変わり果てたちぇんの姿を見て、大丈夫かと一も二もなくすり寄ろうとした。 が、そんなちぇんの口から発せられた言葉を聞いて、らんは呆然とした。 「らんじゃば……おぞずぎだよ……なにやっでだの?……でも、ちぇんはやさしいからゆるじであげるね……」 「ぐずのめーりんのせいでぼろぼろにされちゃったよ……まだそのへんにいるはずだから……さっさとさがしだじでごろじてね……」 違う! こんな汚い言葉を吐く生意気な野良猫が、うちのちぇんのはずがない! そして、らんはそのボロボロのかたまりを無視して、ちぇんの捜索を再開した。 ちぇんとともに歩いた場所は、全て探し尽くした。が、その二叉の尻尾の影すら見あたらなかった。 空腹に苛まれ、既に長い時間歩き回って、足の方もぼろぼろだった。 それでも、その苦痛を我慢して、我慢して、歩き回り続けてきた。 いい加減限界が近いことをらん自身、分かっていたが諦めきれなかった。 そんならんを、ふと正気に戻させるものがあった。 「ちびちゃんたち、そろそろばんごはんのじかんだよ! ゆっくりおうちにかえろうね!」 「「はーい、おきゃあしゃん!」」 ゆっくりれいむの親子だった。 冷静になってみて、ふと自分の軽率さに、らんは体を震わせる。 子供達だけで、巣に留守番させっぱなしだった。 酷く嫌な予感がする。慌てて、らんは巣の方に跳ねていく。 先ほどの、どうしようもない暴言を吐いていたちぇんは、既に動かぬゆっくりになっていた。 哀れみなど覚えている暇もなく、らんはその横を通り過ぎる。 全く楽観が無かったわけではない。 ひょっとしたら、ご飯を採って帰ってきたちぇんと入れ違いになったのかもしれない。 ちぇんと子供達は、沢山の夕食を目の前にして、帰ってこないらんをゆっくり待ちぼうけしているのかもしれない。 そうであってほしい、と願った。 が、残念ながら、その願いはかなうことはなかった。 それどころか、そんな願いをあざ笑うような、想像を絶する地獄の光景がらんを待ち受けていたのだった。 らんは自分の巣に戻ってきた。 が、巣を目前にして、歩みを止めた。 ――うー、うー♪ れみりゃか、それともふらんか。楽しげな鳴き声が、聞こえた。 子供達のいる巣穴の中から。 「あ……あああ……」 どれだけらんの感情が拒絶したとしても、もはや悟らざるを得なかった。 自分の子供達が、捕食種によって皆殺しにされたことを。 「うー、まだちょこがのこってるー♪」 「ちぇんのあまあま、おいしいどー♪」 巣穴の奥に、二つのもぞもぞと動くものが見えた。 細く、にやりと見開かれた目が、小さな赤い光を保っていた。 敵は二匹。 殺してやる。絶対に殺す。 いかに大人のらんといえども、捕食種二匹相手では勝ち目はほとんど無い。 普段なら、そのくらいの冷静な判断は出来る。 だが、冷静さなど、今のらんには足止めの役にも立たない。 そして、らんは巣穴に向かって駆け出そうとした。 そのときだった。横から何かがぶつかってきて、らんは巣の横の茂みに突っ込んだ。 「!?」 「だめよ、らん!」 そうささやきかけてきたものの正体を見て、らんは目を見開く。 ゆっくりゆかりんだった。 このらんにとっては、ゆかりんに会うのは初めてのことだった。 何しろ、ゆっくりゆかりんという種族は、どこにいるのかも皆目検討がつかないのだ。 その見つけづらさは、人間にも捕獲成功例はおろか、目撃例すらほとんど無いほどだ。 ただ、ごく稀にゆっくりらんと共にいる光景が見られる程度の存在。 そのときは、らんがゆかりんの言うことを何でも聞く主従関係が確認されている。 「うー、ごちそうさまー♪」 「ちょこのなくなったごみは、おそとにぽい♪するどー」 「らん! かくれるのよ! なにしてるの、はやく!」 そう言って、ゆかりんはらんの体を茂みの奥に自分の体もろとも押し込んだ。 茂みの中から、ゆかりんは巣穴の方を見る。 そして、れみりゃが外に出てきた。 なにやらだらりとした皮状のものを、口にくわえてぶらさげていた。 れみりゃは、その口にくわえているものを巣の横に放った。 狙ったわけではあるまいが、それはらんとゆかりんが隠れている茂みの前に落ちた。 「うー、くらくなってきたんだどー、しょくごのでざーとをたべたいどー」 「うー、ふらんすっきりしすぎてつかれたー」 「あまあまさがしにいってくるどー、ふらんはすのなかでまっているんだどー」 巣穴からちょっと姿を見せたふらんにそう告げて、れみりゃは夜の森へと飛び出した。 「しんじられないわ。れみりゃとふらんが、あんなになかよしにしているなんて……らん?」 ゆかりんは、らんの方を向いた。 らんは、茂みの前にうち捨てられた、子ちぇんだったものの残骸をぼんやりと見ていた。 潰され、中身の完全に吸い取られた死骸の顔は、醜くゆがんでいた。 二叉の尻尾がなければ、何の死骸かは分からなかっただろう。 「あんなにゆっくりした、かわいいちぇんのこどもだったのに……」 と、独りごちるらん。 「……らん」 「こどものらんもちぇんも、みんな……」 「きもちはわかるけど、らん、おちつかなきゃだめよ」 「ゆかりさまは、たいせつなかぞくをころされて、おちついてられるんですか」 らんの言葉に、ゆかりんは何も言えなかった。 「「おがあぢゃああああん! だれがああああっ! だずげでよおおおおおおおおっ!」」 意外と早く、れみりゃが帰ってきた。その口に、二匹の子れいむのもみあげをくわえている。 先ほど、らんが見たれいむの子供だった。 らんは知るよしもないが、既に親れいむはれみりゃにつまみ食いされて皮だけになって いる。 そしてれみりゃが、巣穴の中に入っていった。 「「いやだあああああああっ! じにだぐないよおおおおおおおおっ!」」 ゆっくりれいむはゆっくりれみりゃやふらんに食べられるものとはいえ可哀想に。残酷な話ね。 無力に泣きじゃくる子れいむを見届けて、ゆかりんはそう思った。 「うー、おねえさま、はやーい♪」 「それじゃ、いただきますなんだどー」 「ちょっとまってね、れみりゃ、ふらん」 巣穴から、別の声が聞こえた。 「せっかくだから、れみりゃとふらんがどれくらいかいふくしたのかみたいよ」 「うー、わかったどー。ここはせまいから、おそとにでるんだどー」 「?」 穴から出てきたゆっくりの姿を見て、ゆかりんは目を疑った。 口に子れいむをぶら下げたれみりゃと、ふらんはいい。 だが、その後に出てきたのは……小振りな体のゆっくりめーりんだ。 「それじゃ、れいむをそこにはなしてね」 めーりんがそう言うと、れみりゃは素直に従う。 「じゅうかぞえるあいだに、にげきれたら、たすけてあげるよ」 そう子れいむに言って、めーりんはにやりと笑った。 「いーち、にーい、さーん……」 めーりんが、ゆっくりとカウントを始める。 「「ゆっ、ゆっくりしないでにげるよ!」」 子れいむが慌てて巣穴から離れていく。 残酷な希望を与えるものね。とゆかりんは思った。 そして、子れいむたちがこっちに逃げてこなくて良かった、と思った。 当然ながら、いくら死にものぐるいとはいえ、ゆっくりの子供の逃げ足などたかが知れている。 十数える間に、れみりゃたちの視界から消えることなど、不可能な話だ。 「……はーち、きゅーう……じゅう」 「「うー♪」」 「たいむおーばーだよ」 同時に、れみりゃとふらんが空中を駆けた。 先に飛び出したのはれみりゃだった。ややフライング気味だったが、そうでなくとも結果に大差はない。 勢いよく、片方の子れいむに後ろから噛みついて、ちぎり取る。 「ゆぎっ!」 その一撃で、子れいむは後頭部の大半を持って行かれた。 れみりゃが、動けなくなった子れいむの前に降り立つ。子れいむは既に瀕死だった。 「うー、あまあまー♪」 そう言ってれみりゃは、口内の子れいむの一部をもてあそび、堪能する。 徹底的な恐怖と絶望に苛まれた子れいむは、さぞかしれみりゃにとって美味だろう。 「も、っと……ゆっくり……したかっ」 最期の言葉を言い切る直前に、れみりゃが大きく口を開け、子れいむにかぶりついた。 出遅れたふらんだったが、もう一方の子れいむに追いついたのはれみりゃとほぼ同時だった。 ふらんは、れみりゃとはまた違ったやり方で、自分の体が完全であることを示した。 まず、子れいむの前に回り込んで、体当たりで子れいむの体を撥ね飛ばした。 そして、近くに落ちていた木の枝を口にくわえる。 それで何度も何度も子れいむの体を、叩いて、突き刺した。 「ゆべっ、ぐべっ、いじゃいよおおっ! だれがだずげでよおおっ! ぎゃあああああっ! れいむのおめめがあああああっっ!!」 子れいむは両目を潰され、もはや闇雲に逃げまどうしかない。 そうこうしているうちに、子れいむはいつしか、めーりんの目の前まで戻ってきていた。 もう少し、あの子れいむは長生きするだろう。ふらんの気が済むか、何もかも諦めるまで。 ゆかりんはそれよりも、子れいむを見るめーりんの様子に目を見張っていた。 ――あんな、底意地の悪い笑顔を、これまでゆかりんは見たことがなかった。 れいむを、完全に見下している。その笑みには、憎しみすら浮かんで見える。 「ふらんのやりかたは、のろくてこうりつがわるいんだどー」 とっくの昔に子れいむを食い終わったれみりゃが、物言いを付けた。 「うー。おねえさまのほうが、あまあまのこと、わかってないー」 ボロボロになって痙攣するだけになった子れいむの横で、ふらんが言い返した。 「う? ふらんはれみりゃにくちごたえするなんて、ごひゃくねんはやいんだど?」 だんだん、れみりゃとふらんの口調が剣呑になってきた。 これはひょっとして、仲間割れでもしてくれるのかしら? とゆかりんは少し期待した。 だが、ゆかりんのそんな淡い期待を打ち砕くように、めーりんが横から口を出した。 「ふたりとも、やめるんだよ! なかよくしようねっていったでしょ!」 「うー? そうだったどー」 「ふたりとも、げんきになれたのはだれのおかげだとおもってるの?」 「うー……めーりんだよ」 「ふたりとも、すごくかりがうまかったよ! いっきにころすのも、じっくりいたぶるのも、どちらもせいかいなんだよ!」 「うー、わるかったどー」 「あやまるのはこっちじゃないよ!」 「うー、わるかったど、ふらん」 「ふらんもおねえさまにくちごたえして、ごめんなさいー」 信じられない光景を、一日の内に次々と見せられて、ゆっくりの中でも知能が高いとされているゆかりんでも、頭が混乱するのを抑えられなかった。 どうしてめーりんがあんなに流暢に喋っているのか。 どうしてめーりんの言うことを、れみりゃとふらんがあんなに素直に聞くのか。 「うー、はんぶんおねえさまにあげるー♪」 「うー、ふらんのあまあまは、れみりゃのより、ちょっとあまいんだどー♪」 れみりゃとふらんが仲良くしていることなど、めーりんに関する疑問に比べれば、些細なものだ。 「ちょっとこれは、やっかいそうね……いったん、ひきあげましょう、らん」 らんは、答えない。 らんはずっと、あのボロボロになって死んだちぇんの事を思い出していたのだった。 ――ぐずのめーりんにやられた。 それが本当だとすれば…… 「らん、らん! ここはきけんよ。ものおもいにふけるのは、あんぜんなところにいってからでもおそくないわ」 体を揺すられて、ようやくらんはゆかりんの言葉に従った。 ゆかりんの巣は、石の目立つ所にあった。 「ここが、わたしのいまのかりずまいよ」 ゆかりんは、坂にある大きめの石の前で言った。 「ちょっとまっててね」 ゆかりんが、石の隙間に体を押しつけて、他のゆっくりではとうてい入らないであろう隙間の中に入っていった。 そして、内側から石をどけると、ぽっかりと穴が空いていた。 らんがその中にはいると、ゆかりんは外から石を元に戻し、また隙間から入ってきた。 中は、仮住まいという割には、意外と広かった。ゆっくりの二、三匹は優に入る。 それでも、らんとちぇんの一家が棲んでいた大木の根元の巣穴よりは狭かったが。 「せまいところだけど……ゆっくりしていってね」 そう言って、ゆかりんは蓄えていた食料を、らんの前に出した。 だが、らんはそれに口を付けなかった。 「わがままね……おなかすいてるでしょう? たべなさい、らん」 ゆかりんがそう命令してようやく、らんがぼそぼそと食事を口に運んだ。 ゆかりんは嘆息する。 「とてもゆっくりしているらんとちぇんがいるときいて、やってきたんだけど、こんなことになっているとはおもわなかったわ」 「ゆかりさま。ちぇんは……うちのちぇんは……ぐずだったかもしれないんです」 「どういうことかしら?」 らんはうつむいて、自分の考えていることを語りだした。 らんにしては酷く支離滅裂な説明だったが、ゆかりんに言いたいことは伝わった。 自分の伴侶のちぇんが、いなくなるまでの経緯。 子供達だけで留守番を任せて長い時間遠出していた短慮。 道ばたで見つけた、死にかけのちぇんが吐いた暴言。 そしてあの、巣を襲ったれみりゃとふらんとめーりんの三匹。 あのめーりんが、ちぇんの言っていたぐずのめーりんなのだと思う。 他のめーりんがちぇんに自ら襲いかかるとも考えられない。 だが、れみりゃとふらんを手なずける胆力のあるあのめーりんなら可能だろう。 それでも、感情がなかなか推測を認めたがらない。 それを認めれば、あの汚い言葉遣いのちぇんこそが、自分の伴侶だったと認めることにつながる。 あの日、ご飯を採りに行くと言って帰ってこなかったのは、家族をほったらかして逃げ出すつもりだったのかもしれない。 半年もの時間をかけて築き上げてきたあの金色の幸せが、メッキをはがせば汚泥まみれだったなどと考えたくもない。 「みんな……みんなゆっくりしたいいこだったのに……」 「らん、わたしにはあなたが、なにをなやんでいるかわからないわ。いいえ、わかるけど、それがぴんとこないの」 らんは、ゆかりんの顔を見る。 「どんなゆっくりのこころのなかにも、げすになるかのうせいがあるわ。もちろんわたしにも、あなたにも」 ゆかりんは、毅然とした口調で告げる。 「ドスまりさだって、げすになるものがいたわ。ましてや、あのめーりんや、あなたのちぇんがれいがいになるはずがないわ」 らんは何も言えずにいる。 それでも、とゆかりんは続ける。 「――それでも、あなたのまえでは、ちぇんはいいおやちぇんだったんでしょ?」 はい、とらんは涙ぐんでうなずいた。 「それなら、それをしんじなさい。さいごにあったのは、べつものだとおもいなさい。それでいいのよ」 「……むずかしいです」 わたしだって、そうかんたんにできるわけじゃないわよ。とゆかりんは微笑した。 そして、らんが眠りにつく前に、ゆかりんは優しく言った。 「はがれたきんめっきだって、かきあつめればほんもののきんよ」 石の隙間から、こぼれ入る朝の光に照らされて、らんは目覚めた。 「ぐう……ぐう……」 ゆかりんは深い眠りについている。おそらく、このまま昼まで眠っているだろう。 起こすわけにはいかない。このまま心地よい眠りを楽しんでいてほしい。 らんは石を押しのけて外に出て、石を元の穴に戻した。 そして、かつての住処に向かって跳ねていった。 さすがにれみりゃもふらんも、日の昇っている間は巣の中で大人しくしているのだろう。 らんが、茂みの中から様子を探ると、めーりんが穴の前でじっとしていた。 めーりんはぼんやりと中空を見ていた。魂が抜けたような姿だ。 昨日見た、邪悪な笑みからは想像も付かないもので、らんは場所を間違えたかとすら思った。 そのまま、動く気配はない。 出来たら、巣穴の中の様子を知りたかったのだが、これではまともに近づけない。 これは持久戦になりそうだ。そう判断したらんは、腹ごしらえをしようと決めて、その場から離れた。 一人で食べる分を集めればいいのに、つい、家族の分もと無意識のうちに思っていたのだろう。 山盛りの食料を前に、らんは苦笑する。 まあ、余った分はゆかりんの住処に運ぼう。 「むーしゃ、むーしゃ……」 普通のゆっくりなら、食事中に出てくるはずの、次のフレーズが出てこない。 味気ないその食事を、腹一杯に詰め込む。 それでも、食料は一人では運びきれないほど残っている。 さてどうしようかと、悩んでいたときだった。 「ゆっ! たくさんたべものがあるちーんぽ!」 そう言って近寄ってきたのは、ゆっくりようむだった。 歯には武器となる二叉に分かれた枝をくわえている。 「そんなにたくさんとっても、はこびきれないちーんぽ! ようむにわけてほしいんだちーんぽ!」 「……じぶんのたべものは、じぶんでとってくるものだぞ」 無駄だと思いつつも、らんはそう言った。 「ゆうっ! だから、ここにあるものをじぶんでとるちーんぽ! さからうならじつりょくこうしだちーんぽ!」 予想通りの返答だった。らんは呆れる気にもならなかった。 「いいよ。わかったよ。おおこわいこわい。らんがもってかえるぶんいがいは、ぜんぶもっていっていいぞ」 「ちんぽっ! はなしのわかるゆっくりでよかったちんぽっ!」 らんが自分の帽子の中に食料を入れている最中、ようむは気を許したのか身の上話を始めた。 「まったく、うちのれいむとまりさとぱちゅりーは、なまけすぎなんだちんぽっ!」 らんが聞き流していたようむの話の内容は、大まかにこういう事だった。 ――ずっと昔のこと、初めて狩りをした。れいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、ちぇんがいっしょだった。 ありすはその狩りの時に死んでしまったが、初めての狩りは成功して、残る者達は食料のたっぷりある巣を手に入れた。 何を狩ったかはよく覚えていないが、確かぐずのゆっくりだった。とてもうれしかった。 ようむはれいむと、まりさはぱちゅりーとつがいになった。 ちぇんは外に出て、らんとつがいになった。 それからは、それぞれ子供を作って気楽にやっていたのだが、どうも最近他の連中が怠けだしてきている。 れいむは妊娠をネタに。まりさはようむの強さをネタに、ぱちゅりーは自分の脆弱さをネタにして、ようむに食料探しを押しつけるようになった。 二つの家族みんなの分を集めさせるなど、無茶もいいところだ。 ようむとれいむのつがいは、割と珍しいかな、とらんは思った。 食料を詰め込んでぱんぱんにふくらんだ帽子をかぶる。 「それじゃ、のこりはいただくちーんぽ!」 帽子も持っていないのに、どうやって運ぶんだろうとらんは思った。 が、これ以上深入りする気はなかった。手伝いなんてごめんだ。 「あーあ、うんざりするちーんぽ。いっそ、ちぇんみたいにつがいをとっかえひっかえしてみたいちーんぽ」 聞きたくもない事を聞いてしまった。らんはいそいそとその場から立ち去る。 「ちぇん、おまえじゃ……ないよな」 一旦、巣に戻った。 さすがに昼過ぎになって、ゆかりんも起きていた。 「ゆかりさま、しょくりょうをとってきました」 「ああ、ごくろうさま、そこにおいて」 例のごとく外から穴を塞いで、ゆかりんが隙間から巣の中に戻る。 「さて、めーりんたちのようすを、ほうこくしてもらおうかしら」 だが、報告できることなど特に無かった ずっとめーりんが巣穴の入り口にいて、中の様子を探ることは出来なかった。 「――わかったわ、それじゃ、ゆうがたごろに、もういちどいきましょう」 らんは承知した。 「さすがに、にじゅうよじかん、おきていられるわけでもないでしょう。すいみんじかんがながくて、かぶるということもありえるわ」 いやそれはゆかりさまだけでしょ、と言いたくなるのをらんはこらえた。 「なあに? なにかいいたそうなかおしているけど」 ゆかりんが笑みを浮かべてらんの顔をのぞき込む。 「いや、なんでも……ないです。ほんとです、ほんとですってば!」 「ほんとうに?」 「あ、いえ、じつはあるんです」 と言って、らんは思っていたことと別の話題を出した。食料集めの時に出会ったようむの話を。 「ようむとれいむのつがい……なるほど、たしかにちょっとめずらしいわね」 「ゆかりさまでも、めずらしいものがありますか」 「あのめーりんも、そのひとりね」 「はい、れみりゃとふらんをしたがわせるめーりんなんて、はじめてです」 ん? とそのとき、ゆかりんは首を傾げるように、体を傾げた。 「どうかなさいましたか?」 「へんね……たしか、そのしんだちぇんは、ぐずのめーりんにやられた、といったのでしょう?」 「……はい」 「もし、あのめーりんがちぇんをころしたんだとしたら、おかしいとはおもわない?」 「どういうことですか?」 「わからない? ……いいわ。ふつうにかんがえれば、わざわざめーりんがてをくだすひつようはないじゃない?」 らんは、合点がいったように、表情を変える。 「あ……そうか、れみりゃやふらんにやらせればいい。というより、そっちのほうがかくじつですよね」 「かいふくがどうとかいっていたから、けがをしていた、とかんがえてもいいけど、それでもちぇんひとりでは、おやのれみりゃとふらんのあいてにはならないわ」 返り討ちに遭う危険を冒してでも、めーりんひとりでちぇんを襲った。 その理由として考えられることは……選択肢はわずかだった。 「ちぇんをぼろぼろのしにかけでのこしたやりかたをみても、つよいにくしみがあったとしか、かんがえられないわ」 「……すをおそったのと、べつのめーりんのかのうせいは、ないですか?」 愚か者と罵られることを覚悟で、らんは尋ねる。 「ないわ」 ゆかりんは即答する。 「べつべつのめーりんが、おなじひに、たまたまあなたのすみかのちかくにいたというの?」 らんは、答えられなかった。 それでも、らんは言葉を絞り出す。 「でも、それじゃどうして、なんのつみもないこどもたちまで……」 「ふたつかんがえられるわ。ひとつは、ちぇんをころすだけじゃまんぞくできなかった」 「そ、そんな……」 「そして、もうひとつは、れみりゃとふらんのこどもをつくるためよ」 ゆかりんは、極めて冷静に語った。らんは対照的に、取り乱していく。 「でも! どうして、それがうちのこなんですか!?」 「たまたまちかくに、べんりなすみかが、あったからよ。めぼしをつけていたのでしょうね、きっと」 どこまでも、どこまでも合理的に、方程式を解くように、ゆかりんは答えを出した。 「うっ……ううっ……」 ぼろぼろと涙を流し始めるらん。ゆかりんはそれに寄り添う。 らんが泣き止んだ頃、ちょうど夕暮れ時になっていた。 ゆかりんとらんが、例の茂みに身を潜めた。 めーりんは未だに、門番を続けていた。 「ひょっとして、あさからずっとこうなの? きんべんなものね」 さすがに、夕方になって、れみりゃとふらんが活動し始める時間帯に、巣穴を確かめに行く勇気はなかった。 「あら?」 ゆかりんが、別の方角に目を向けた。 そこにいたのは、まりさとれいむの、別に珍しくも何ともないつがいだった。 「ゆ? あそこにあなさんがあるよ?」 「ほんとだ! ちょうどいいね! まりさとれいむの、しんこんまいほーむにしようね!」 まさか、門番をしているめーりんの姿が見えないわけでもあるまいに。 れいむとまりさは、巣穴に近づく。と、すっとめーりんが二匹の行く手を塞いだ。 「ゆううっ? まりさ。なんでこのぐず、じゃましてるの?」 「おいおい、ぐずはぐずらしく、いねむりでもしてるんだぜ!」 「このすあなは、ゆっくりできないところだよ。ゆっくりひきかえしてね」 そうめーりんが言うと、まりさとれいむは、怪訝そうな表情を浮かべる。 「ゆ? どうしてこのめーりん、しゃべれるの? じゃおおおんじゃないの?」 「しょうじきどうでもいいんだぜ。いまからここを、まりさとれいむのゆっくりプレイスにしてやるんだぜ!」 「……けいこくは、したよ」 めーりんは脇に退いた。まりさとれいむは疑いもせず、巣穴の中に入っていく。 二匹分の悲鳴が巣穴から聞こえる。めーりんは笑みすら浮かべない。 「ほんと、どうしてああもおろかなのかしらね……だからいとしくもあるのだけれど」 と、ゆかりんが言った。 巣穴から飛び出そうとしたまりさを、めーりんが体当たりで巣穴の中に弾いた。 「あら、さっきのまりさをみた? あたまにいっぱい、れみりゃやふらんのあかちゃんをくっつけてたわ」 と、ゆかりんはらんに言った。 らんは、ぎりぎりと自分の尻尾の端を噛みしめていた。 「うー、めーりーん!」 「どうしたの、れみりゃ」 めーりんが、呼ばれて巣穴に入る。 「ちょっと、きけんをおかしてみましょう。ちかづくわよ、らん」 ゆかりんとらんは、茂みから出て巣穴の近くまで忍び寄った。 中まではのぞけないが、それでも喋っている言葉は聞こえる。 「れみりゃのあかちゃんが、うまれてこないんだどー。こっちはうまれたのにいい」 「れみりゃ、これはもう、しんじゃってるんだよ」 「やだやだやだ! れみりゃのあかじゃああああん!! じんじゃやだあああ」 「げんいんはこのあかちゃんのらんだよ。こいつが、れみりゃのあかちゃんのえいようをとったから、あかちゃんはしんじゃったんだよ」 「ぐううううっ! ごろじでやるううううっ! ごのあがぢゃんごろじいい!」 「だめだよ! れみりゃ、おあずけ! こいつは、ほかのれみりゃのあかちゃんのためにのこすんだよ!」 「ふらんのは、ぜんぶちゃんとうまれたー。かわいいちびちゃんー」 「ぐうううううううううううううっっっ!!!」 「もう、このしたいにはようはないから、すててきてね。たべてもいいけど」 「うううううっっっ! こんなのたべたくもないんだどー!」 巣穴から出てくる気配を感じて、慌ててらんとゆかりんは大木の裏に身を潜めた。 れみりゃとふらんは、口に子ちぇんや子らんの変わり果てた死骸をくわえていた。 それは、れいぱーありすにれいぷされた子ゆっくりと、ほぼ同じ姿だった。 黒ずんで縮んだ体。植物型妊娠の茎。 そして、絶望と虚無をたたえた顔に残る涙の跡。 れみりゃとふらんは、森の奥に姿を消したかと思うと、すぐに手ぶらで帰ってきた。 「あかちゃんもまともにつくれないぐずは、ぽーい♪ なんだどー。れみ☆りゃ☆うー♪」 と、楽しげに言いながら、巣に戻る。そして数回、死体遺棄を繰り返した。 ゆかりんとらんは、れみりゃが向かった方に走る。 そして、地面に落ちてひしゃげていた、子供達の死骸を見つけた。 「うああああああああああっ!」 その死骸にすがりついたらん。それきり微動だにしない。 ゆかりんは、その親子を残して、巣穴の見える茂みに戻った。 ゆかりんは、らんをあの場所に残した自分の選択が正しかったと知る。 巣穴の前で繰り広げられていた光景。 「ほらほら、ゆっくりしないでね。すのなかでくわれたいんならいいけど」 と、めーりんに巣穴の外に追い立てられる、ちぇんとらんの赤ちゃん達。 「おやのれみりゃとふらんは、こいつらをいっぴきもにがしちゃだめだよ。でも、ころしちゃだめ」 「「うー、わかったー」」 「それじゃ、れみりゃとふらんのあかちゃんたちも、ゆっくりでてきてね」 これから何が起こるかなど、言葉にするまでもなかった。 古今東西、様々なゆっくりの生き様と死に様を見てきたゆかりんも、今度ばかりは体を震わせずにいられなかった。 ちぇんとらんの赤ちゃん達の断末魔が、脳裏にこびりついて離れない。 ――どうしておとうしゃんもおかあしゃんもいないの 厳密に言えば、父親はれみりゃとふらんで、母親は母体となって死んだ子ちぇんと子らんなのだが。 「うー、まんまー、れみりゃ、にひきつかまえたー」 「さすがはれみりゃのゆうしゅうなこどもなんだどー! えらいえらいなんだどー」 無論、赤ちぇんや赤らんに、れみりゃとふらんが親の情を示すことなど無い。 初めての狩りの成果を自慢する子供達を見て、れみりゃもふらんも有頂天だった。 その様子を見て、計算通り、とばかりに笑みを見せるめーりん。 先ほど、ゆかりんは自滅していったまりさとれいむを見て、その愚かさに愛しささえ感じていた。 では、あいつらはどうだ? 百歩譲って、れみりゃとふらんはゆっくりの摂理でなすべき事をなしているのだ、と納得しよう。 だが、あのめーりんは? あの悪魔のような笑みを浮かべるゆっくりに、愛しさなど感じられるだろうか? ゆかりんは、もう見るべきものはここにはないと判断して、茂みを離れた。 らんの様子は、全く変わっていなかった。 物言わぬ残骸に寄り添ってじっとしている。 実はもう死んでいるんじゃないか、とさえ思えた。 「らん。きもちはわかるけど、いつまでもここにはいられないわ」 「……かわいいかわいいちびちゃん、ずっとゆっくりしてね」 らんが、死骸に話しかけていた。 この子も頭が可哀想なゆっくりになってしまったのか。とゆかりんは思ったがそうではなかった。 「いきましょう、ゆかりさま」 その穏やかな笑顔には、どこか諦念にも似た狂気が漂っていた。 「……ええ」 今さっき見た、めーりんと同じ笑みだった。 それから、数日が過ぎた。 いまや、らんの頭の中には、一つの情念が渦巻いていた。 それは、すっきりで殺された子供の死骸のように、どす黒い情念だった。 「めざめるたびに、あなたのかおがかわっていくのがわかるわ」 と、ゆかりんは言った。 夕方、捕食種達がうめき声を上げて、活動を始める。 それまでは、親のれみりゃか、ふらんが外に食事を探しに出かけていた。 だが、今日は様子が違った。 ぞろぞろと、家族総出で巣穴から湧き出てくる。 「うー♪」「うー♪」「うー♪」「うー♪」 親を含めると、総勢で六匹。れみりゃとふらんが三匹づつ。 そして、めーりんがゆっくりと歩き出す。 まるで、遠足の補導をする先生のように。 親たちがそれに従い、子供達は親に従う。 らんは気付かれないように距離を取って、めーりんと同じ歩調で後を追う。 幸い、捕食者達が浮かれて騒いでいるので、尾行は気付かれなかった。 めーりんが立ち止まるのを見て、らんは近くの木の陰に身を隠した。 おそらく、めーりんたちは何かを見つけたのだろうが、ここからでは見にくかった。 らんは、横手に回り込む。そして、めーりんたちの視線の先にあるものを見た。 「まったくみんなしごとをみょんにおしつけすぎだちーんぽ!!!」 みょんがぶらついていた。先日、らんが集めた食料を持って行ったみょんだった。 おそらく、今日も他のゆっくりに食料探しを押しつけられたのだろう。 口を開けば、不満が次々とあふれ出していた。 しかし、ふと立ち止まり「まらまらまら……」と忍び笑いを始めた。 何かエッチなことでも思いついたのだろうか。 その隙を、子れみりゃと、子ふらんは見逃さなかった。 みょんは、初めのうちは敵が子供二匹だとみて、口の枝を振り回して応戦していた。 だが、次々と新手が襲いかかってくる。 一分持たずに、その体はあちこちを食いちぎられ、動きはみるみる鈍くなっていった。 そして、真打ちが現れる。 めーりんは、みょんが落とした枝を、ぺにぺにの辺りに突き刺してとどめを刺した。 「ぢぃいんぼおぉぉぉぉっ!」 そして、何度も中身をかき回す。ずいぶんと、念の入ったとどめだった。 「「「うー! うー♪」」」 ゆっくりの中でも、強い部類に入るみょんを倒したことで、捕食種たちの士気も上がっていた。 「このまま、やつらのところにいくよ。れみりゃ、ふらん、こいつをはこんでね」 「うー、あまあまいっぱーい♪ はやくいきたいー」 「きょうは、たべちゃうぞー。はらいっぱいたーべちゃうぞー♪」 「「「うーっ!」」」 めーりんの足取りには迷いはない。この辺りの地理を知っているのだ。 その場所の近く、森の外れの肥沃な場所に、れいむ中心の大家族が最近住み着いたことを、らんは知っていた。 だが、めーりんはそんなことは素知らぬふりで、別の方へ足を向ける。 そして、めーりんたちがたどり着いた場所を見て、らんは全て合点がいった。 それは、一つの大きな巣穴だった。 以前、みょんと出くわしたときは思い出せなかったが、今やっと、らんは思い出した。 実は、らんは出会ったばかりのちぇんに連れられて、ここにいた家族に会ったことがあったのだ。 れいむ、まりさ、ぱちゅりー、そしてみょん。 昔の仲間だという。既に、そこには大勢の子供がいた。 その家族のかしましい様子を見て、らんもちぇんとの子供を作りたいと思ったのだった。 ただ、親のガラはあまり良いとは言えなかった。 言葉遣いの端々に、子供のいないちぇんとらんを馬鹿にする響きがあった。 巣穴の奥にうんざりするほどの食料をため込んでいるくせに、らんたちに食べさせるのをケチった。 「そんなおおくのたべものを、どうやったらとれるのかおしえてくれないか」 と尋ねると、誰も彼もが言葉を濁した。 「せいいっぱい、がんばる。これがひけつなんだぜ!」 と、答えになっていない答えを返してもらうのがせいぜいだった。 「しょうじき、あまりいいれんちゅうじゃなかったな……」 とこぼすと、ちぇんは意外にもこう言った。 「わからないよー、らんしゃまはちょっと、おかたいんだねー」 ちぇんが口答えめいたことを言うのは、初めてだった。もっとも、そのときはさほど気にすることもなかったのだが……。 「らんしゃまー、ちぇんたちもはやく、こどもをつくろうね!」 そんな言葉と笑顔で、ごまかされたのだった。 めーりんが他の群れではなく、わざわざここを目的地にしたその理由を、らんは悟った。 れいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、みょん、そしてちぇん。 何もかも、偶然ではなかったのだ。 かつて、この巣穴には、別のゆっくりが住み着いていた。それはおそらく…… いや、もう断定しても良いだろう。 ここには、他のゆっくりにくずだぐずだと蔑まれているめーりんの家族が住んでいた。 それを、あのれいむたちは殺し、奪ったのだ。 そして、他のゆっくりから奪うことの快感と旨味を、れいむたちは知った。 その復讐を、今、受けようとしていた。 めーりんが、巣穴の入り口で叫ぶ。 「ゆっくりしんでいってね!!!」 らんは、めーりん一家を殺したれいむたちに何か思い入れがあるわけではない。 それゆえ、巣穴の中の阿鼻叫喚を遠くから目の当たりにしても、何の感慨も抱かなかった。 めーりんの顔を見て、れみりゃとふらんが恐れおののいた。 どんな顔か、と思い、らんはちょっと物音を立ててみた。 姿を隠しているらんの方に、ちらと振り返っためーりんの表情は―― たいしたことなかった。 おいおい、お前がそんなツラになる筋合いはないだろう、とすら思った。 めーりんが、巣穴の奥に入っていった。 らんは、巣穴の出口の近くに忍び寄り、こっそり中をのぞき見た。 既に、めぼしいイベントはほとんど終わっていた。 れみりゃとふらんの家族は、沢山の死骸にそれぞれ食らいついていた。 その食事風景は、意外と静かなものだった。 奥でめーりんによる嬲り立てが行われていたからだ。 巣穴の一番奥で、死に損ないの親まりさが、必死に命乞いをしていた。 「ごべんなざい! ゆるじでぐだざい! おねがいじまず! めーりんさまあああっっ!」 もうどのみち長くない命だろうが、ゲスである分、生きることへの執着はあるようだ。 「ぐずっていってごめんなざい! えざをどっでごめんなざい! がぞぐごろじでごめんなざい! いのぢだげはだずげでぐだざい!」 「へえ? かぞくのかたきに、あたまをさげていのちごいするの? おお、ぶざまぶざま」 と、めーりんが嘲笑った。 ぐうううううううっっ! とまりさが顔を歪めるが、すぐに命乞い用の泣き顔に戻る。 「おねがいじまず! がぞぐごろざれでも、うらみまぜんがらああああああっ!」 「かぞくをころされてもうらまない? へえ、ほんとうに?」 「ほんどうでず! うらみまぜん! まりざはどっか、とおいところにいきまず! にどとごごにがえっでぎまぜん!」 「ぐずのめーりんでさえ、かぞくをころされて、まりさをころしたいほどうらんだのに?」 らんにはめーりんの顔は見えないが、にやついている表情が鮮明に想像できた。 「かぞくをころされてうらまないなんて、まりさはぐずのめーりんよりも、ぐずなんだね」 「はい! まりざはめーりんさまいかのぐずでず! ごみでず!」 「つまり、まりさはゆっくりできないゆっくりなんだね」 はい、と言いかけて、まりさは口をつぐんだ。そして、がたがたと震え出す。 ゆっくりできないゆっくりは、死ぬしかない。 まりさの心は、どんどん崖っぷちへと追いつめられていく。 かといって、この場を脱出できる余力など、かけらもなかった。 どのみち死ぬものに、らんはもう、興味を持たなかった。 それよりも、一つの死骸をめぐる、子れみりゃと子ふらんのいざこざに目をやった。 発端は、子れみりゃが、自分の分の食事を食い尽くしたことである。 腹は膨れていたが、まだ満足できないのか、周囲を見回す。 だが、他の捕食種達に、めぼしい食料は全て食い散らかされていた。 そして目にしたのは、巣穴の端の方で、一回り小さい子ふらんが親ぱちゅりーの死骸を独り占めしている姿だった。 「うー、ふらんにはおおすぎるんだどー。れみりゃにもよこすんだどー!」 子れみりゃは子ふらんを押しのけて、ぱちゅりーの死骸に食らいついた。 やがて、食事の取り合いは、喧嘩に発展した。 子れみりゃと、子ふらんがお互いに体当たりを仕掛け合った。 他の捕食種達も気付いて、大騒ぎになる。 そして、めーりんも気付いた。明らかに、邪魔をされて不愉快だと言わんばかりの顔をしていた。 「くだらないけんかはやめてね! おやは、こどものけんかをとめないとだめでしょ!」 めーりんがそう一喝した。 「うー、おねえさまがわるいんだどー! ふらんのあまあまをよこどりするー!」 「なにいってるんだどー! ふらんのぶんざいで、でっかいあまあまをひとりじめなんてずるいんだどー!」 騒ぎの張本人達が、自分が正しい、相手は悪い。と言い合っている。 その場には発端となる行為の目撃者がいなかったので、普通ならすんなり収まるものではない。 が、めーりんは簡潔に、裁きを下した。 「けんかしたれみりゃとふらんは、めーりんのまえにきてね」 二匹は躊躇したが、親に従うよう言われて、不承不承、めーりんの前に降り立った。 めーりんは、二匹の上に跳び乗った。 「ぐげえ」 しかし、潰れたのは体の重い子れみりゃだけだった。子ふらんは一瞬早く、跳びずさった。 「れみりゃのぢびじゃんがあああああああああっっっっ!」 親れみりゃの悲鳴に動じず、めーりんは逃げた子ふらんを見て「ちっ」と舌打ちした。 「ふらんのちびちゃんっ! しばらくそとににげてるんだどーっ!」 親ふらんに言われて、子ふらんは巣穴の外に出た。 らんは、子ふらんに見つからないよう、巣穴の脇の石に身を潜めた。 「ううーっ」 子ふらんは必死に逃げていく。巣穴のすぐ外で待っていればいいものを、そのまま森の中へと姿を消した。 「れみりゃのおおっ! れみりゃのぢびじゃあん! へんじしてええええっ!」 と半狂乱で泣き叫ぶ親れみりゃ。それを見下すめーりん。 「けんかしたら、りょうほうともつぶすって、いったよね? ゆっくりりかいしてね。もちろん、あのふらんもかえってきたら、つぶすから」 その場にいる捕食種達を見回すめーりん。親れみりゃ以外の捕食種達は無言で震えている。 場が、大人しくなったのを尻目に、めーりんはまりさの方に向き直る。 が、その口からはもう、まりさの心を苛む言葉は出なかった。 心底つまらなさそうに、めーりんはつぶやく。 「なーんだ、しんだの」 どうやら、めーりんたちはらんとちぇんの巣に戻るのではなく、今し方全滅した家族の巣穴に居座るようだった。 らんは、ほっとしていた。 本懐を遂げためーりんが、捕食種達から離れるのではないと知ったからだ。 家族を殺された復讐。 ぐずのめーりんが、その目的を達成したとき。 らんの頭の中には、その目的のための手段が出来上がっていた。 らんは、心に復讐を誓ったとき、一つ悩んだ事があった。 それは、どうすれば『最も効果的な復讐』になるかという事。 そして思いついたのが、奴がかぶっている虎の威を剥ぎ取ってやろう、というものだった。 奴は捕食種達のことを、便利な戦力という程度にしか考えていない。 だったら、その戦力を、じわじわと削いでやろうと思った。 自分が何者かによって裸にされていると気付かせるのだ。 そして、裸になっても止めはしない。なぜなら、まだ分厚い皮がある。 一匹の無力なぐずに戻っていく恐怖を、たっぷり味わってもらう。 らんは、森の中へと入っていった。 「さあて、にげたふらんのこどもはどこにいるのかなあ?」 ギリギリと歯をきしませて、笑みを見せるらん。 その笑みからにじみ出る憎悪は、めーりんのそれに勝るとも劣らないものだった。 「うー……まんまあー、ここどこー?」 弱々しい鳴き声。らんの笑みが深くなる。くっくっと、唇の端から音が漏れる。 森の中を、ふらついていた子ふらん。間違いなく、先ほど逃げ出した個体だ。 らんは、そのふらんから見える場所に姿を現す。 ご丁寧に、九尾の尻尾を振る音を立てて、子ふらんと相対した。 「うー♪ あまあまだー。いなりずしー」 子ふらんはらんの姿を見て、ちょっと前に食った、赤らんの味を思い出した。 しかも赤ん坊よりも、かなり大きい。これはかなり食いでがありそうだ。 ――ひょっとしたら、こいつを持って帰れば、あのこわいめーりんも許してくれるかも。 もちろん、彼我の実力差など考えてもいなかった。 赤ん坊を殺すように、このらんもなぶり殺しに出来ると考えていた。 産まれてまだ、半月にもなっていない子ふらんは、自分の経験から驕り高ぶっていた。 そのため、逃げ惑おうともしない大人のらんに対して正面から挑むというミスを犯した。 ふらんは体のど真ん中を狙ったはずだったが、手応えはなかった。 勢いよく、地面にぶつかっていた。 あれ、なんで? 疑問に対して答えを出す間もなく、片方の羽をちぎり取られていた。 背中に激痛がして、悲鳴を上げる。らんが、片方の羽を吐き捨てるのを見た。 「ぎいいいいいいいいっ」 怒りの声をぶつけるが、らんは涼しい顔をしている。それがまた気にくわない。 とはいえ、どうしようもなかった。 空を自由に飛べないふらんなど、最下層のゆっくりに等しい。 らんに何度も何度も体当たりを食らわされ、ついに子ふらんは抵抗を止めた。 残っている羽をつかまれ、体が引きずられるのを感じながら、ふらんは意識を失った。 らんが、ゆかりんの巣に子ふらんを連れ込んだ。 「そのふらんのこは……そういうことなのね」 らんの顔を一瞥するなり、らんがこれから何をするつもりなのか、ゆかりんは悟ったようだった。 「もうわたしは、ここではゆっくりできないわ」 と、ゆかりんは言う。その一瞬だけ、らんの顔は憑きものが落ちたようになった。 「……もうしわけありません」 「いいのよ、こけにされたしかえしはしなきゃ。わたしは、ほかのらんのいるばしょにいくわ」 「はい、どうか、おげんきで」 そして、ゆかりんは巣穴を出て行った。 何か、ふさふさもふもふしたものに、包まれている。 ふらんが目覚めると、そこは見覚えのない巣穴だった。どうしてここに? 「うー……まんまー?」 だが、そこにいたのは親ふらんではなく、自分を虐めたらんだった。 「ぐううううううっ! ごろじでやる! ゆっくりしね!」 だが、まだ羽は再生していない。それどころか、残った方の羽ももぎ取られていた。 ふらんは、ろくに動けない自分の体が恨めしかった。このままではなぶり殺しにされる! 「ああ、やっとおきたんだな、ゆっくりしていってね」 優しい言葉をかけられて、子ふらんは意外だった。 さらに意外だったのは、目の前に死にかけのゆっくりを差し出されたこと。 「これをたべて、はやくげんきになれよ」 ちらちらとらんの様子をうかがいながら、ふらんは目の前のゆっくりを食べる。 どういうこと? こいつ、さっきのらんとはちがうの? なんでこいつはふらんにやさしくするの? だが、そんな疑問も、らんの尻尾に包まれると、どうでも良くなった。 とてもふさふさもふもふしていて、くすぐったくて、ゆっくりできる。 ここには、ふらんを潰そうとしたこわいめーりんもいない。 とはいえ、すぐにふらんの敵対心が無くなったわけではなかった。 栄養を十分に摂ると、持ち前の再生力で、すぐに羽が生えてきた。 すると、ふらんの本能が、らんを襲わせる。 だが、らんの方にも隙はなく、決まって返り討ちにされた。 また羽をちぎられて、食事を与えられる。 ふらんに分かるのは、自分がらんに危害を加えることが出来ないときには、決まってらんが優しくしてくれることだった。 つまり、自分がらんを攻撃しようとしなければ、らんは優しい態度で接してくれるのだ。 まるで、ふらんがらんの本当の子供であるかのように。 その慈愛に満ちた、どこか懐かしい尻尾の柔らかさに、ふらんのらんに対する敵愾心は徐々に薄れていった。 とはいえ、ふらんにはふらんの家族がいるのだが、どこにいるのかは分からない。 きっと、自分たちが襲ったあの巣穴にいるのだろうが、そこまでの道のりを覚えていなかった。 そんなふらんに、らんは「みつかったら、すぐにおしえてやるからな」と言うのだった。 四匹に減ったとはいえ、れみりゃとふらんの親子に太刀打ちできるゆっくりなどいないことは変わらなかった。 めーりんは、親のれみりゃとふらんに、ゆっくりの群れを探させていた。 群れを見つけても、一人で襲いかかるな、一旦帰ってこいと厳命していた。 群れの集中攻撃で返り討ちに遭う危険性を考慮したことが一つの理由だ。 そしてもう一つの理由は、一匹で襲いかかって、他のゆっくりが逃げ出すのを防ぐためだった。 捕食種の子供達も、大きくなってきていた。 大人のゆっくりでも、一対一なら確実に倒せる。 そんな捕食種が四匹もいれば、ゆっくりの群れの逃げ道を塞ぐことも十分可能だった。 そして、森の外れにある、最も大規模な群れを潰した。 仇のゲスまりさが言っていた、最近羽振りのいいれいむ中心の群れだった。 ゆっくりの群れの前に現れためーりんの姿を見て、連中はくずだぐずだと嘲笑う。 その群れが捕食種と対面した瞬間、嘲笑が絶望に凍る様を見るのは、めーりんにとって麻薬のように快かった。 れみりゃたちには、親か子供のどちらかを残した方が、より甘くなると教えてある。 そして、頭の飾りや髪の毛をボロボロにするとなお効果的だ。 家族や仲間を見捨てたり囮にしたりして逃げ出そうとしたゲスのれいむたちは、真っ先に襲わせて、動けなくさせた。 「おねがいでず! だずげでぐだざいいいいっ!」 「「いやだあああああっ! まだちにちゃくないよおおおおお!」」 めーりんは、カチューシャをボロボロにされたありすの家族の前で、満面の笑みを浮かべて言った。 「おなじことをいっていためーりんのおかあさんを、すっきりでころしたんでしょ?」 え? え? とありすの親が戸惑う。 もちろんそんなことをした覚えはないからだ。こんなめーりんの母親など知らない。 「おかあさんありすが、こどもたちのぺにぺにをくいちぎってね。そしたらめーりんはゆるしてあげるよ」 子ありすたちは絶句して、失禁した。 「どうしたの? ゆるしてほしくないの? ゆっくりしないできょせいしてね」 そのめーりんの言葉に、ありすは身の程知らずに逆上する。 「ぞんなごど! ありずのどがいはなごどもだぢにでぎるわげないでじょおおおおっ!」 「べつにいいんだよ? やらなくても。じゃあしんでね。それとも、こどもたちがおかあさんのぺにぺにをきりとる? それでもいいよ」 「ゆうううううううっっっ! このいなかものおおおおおおおっ!」 切れた一匹の子ありすが、めーりんに体当たりを仕掛けた。めーりんは全く動じない。 その子ありすを、子ふらんの目の前に突き飛ばした。 「いきのいいこどもだね、ほらみて! ふらんもあたらしいおもちゃではしゃいでるよ」 「おねえぢゃああああああああああんんんんんん!!」 「ぐぎいいいいいいいいいっっっ! ごの、ゆっぐりごろじいいいいいいいいっ!」 「なにいってるの? ふらんはゆっくりをたべるものでしょ? そんなこともわからないあんこのうなの? あ、ちがった、くりーむのうだ」 にやにやと笑って、めーりんは告げる。 「で、どっちがどっちのぺにぺにをくいちぎるの? はやくしてよ」 結局、親ありすが、ぺにぺにを食いちぎられることになった。 めーりんにとっては、少々意外だった。仲間割れをするものだとばかり思っていたから。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎ……ぢびぢゃんんんんん……」 子供の脆弱な咬筋力で思い切り悪く噛まれたので、ぺにぺにはずたずたにちぎれた。 まあ、これはこれでいいものを見られて良かった、とめーりんはほくそ笑んだ。 「ごれで……ありずを……ゆるじで」 「うん! いいよ! みんなゆるしてあげる。じゃあ、ゆっくりにげていいよ」 ぱっと、ありす親子の表情が明るくなる。 「――れみりゃとふらんにつかまらないようにね!」 「「ゆう?」」 「「うー♪」」 ありす親子の上から、れみりゃ親子が口を広げて噛みついた。 「どぼじでよおおおおおおおっっっ! いうどおりにじだでじょおおおおっっっ!」 「ゆぎゃああああっっ! じにだぐない! じにだぐない! じにだぐないよお!」 子ありすは、すぐに中身を吸い出されていった。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ……………………」 吸い取られていく親ありすに向かって、めーりんはあの邪悪な笑みを見せる。 「だから、『めーりんは』ゆるしてあげたでしょ? れみりゃはべつだよ」 ゆっくりの餡子脳を騙す、簡単なレトリック。気付いたありすは、めーりんを罵る。 「ごのいながもののゆっぐりごろじいいいっっ! おまえなんが、ゆっぐりじないでじねえええっ! このぐず! ぐず! ぐず! ぐず! ぐず、ぐず、ぐず、ぐ、ず…………」 そして、動かなくなったありすを、めーりんは冷めた目で見る。 「なんだ、もうおわり? もっとほめてよ」 そして、れみりゃとふらんの親子があらかたの料理を食べ終わった頃。 群れが全滅していく様子をつぶさに見たことによって、ゲスれいむたちは極上のデザートになっていた。 仕上げは、赤ちゃんれいむの空中消失だった。れみりゃ親子がそのリボンを持ち上げる。 「ゆっ、おそらをとんでるみた――いぎいっ、ゆぎゃっ、やめ――」 その体は空中で落ち葉のように翻弄されて、少しずつ消えていく。 そして、リボンと幾ばくかの髪の毛のみが、親のゲスれいむの前に落ちた。 「おねがいじまず! でいぶをだべないでぐだざい! もうぐずなんて」 「あのまりさとおなじことば、つまらないよ。れみりゃ、ふらん、たべちゃっていいよ」 今やめーりんは、どんな性格のゆっくりでも、れみりゃふらん好みの甘さに仕立て上げる術を知り尽くしていたのだった。 れみりゃやふらんも、めーりんの言うことに従うメリットを理解していた。 一匹だけなら、あまあまをたくさん食べられない。群れを襲うことも出来ない。 だが、めーりんに従うことで、分不相応な量の食事が出来るのだ。 ゆっくりの中で一番甘い、餡子の真ん中だけを食って残りを捨てるという贅沢も出来た。 自分たちの力と、めーりんの頭があれば、いくらでも食べることが出来る。これからもずっと。 そう考えると、とってもゆっくりできるのだった。 それからも、めーりんたちはことあるごとに、ゆっくりの群れを潰していった。 れみりゃとふらんに、新たなゆっくり探しの条件を教えた。 なるべく、幸せそうにしている群れを探すこと。 夫婦、あるいは子供と親の仲が良いゆっくりなどは、最適だ。 捕食種達は、めーりんがさらに美味しいゆっくりを用意してくれるのだと理解して、命令を忠実に実行した。 れみりゃとふらんは、親も子もすくすくと成長していった。 「うー、うー♪ めーりんといっしょだと、とってもゆっくりできるんだどー♪」 「「れみ☆りゃ☆うー♪」」 これで自分は、完全に捕食種達の心をつかんだ、とめーりんはほくそ笑んだ。 間違いなく、このれみりゃとふらんは、自分に対して畏敬と恐怖の念を抱いている。 自分の身も、安泰になるというものだ。 だが、何かもう一押し足りない気がする。何だろうか。 そんなときに、慌てて帰ってきた親ふらんの言葉で、疑問は氷解する。 「どすがいたんだど! あやうくやられるところだったどー!」 そいつだ! めーりんの目つきが、鋭くなる。 「うー……めーりん?」 さすがにドス相手ともなると、れみりゃやふらん達の顔にも、ためらいが見えた。 「みんなはここでまっていてね、ふらん、いっしょにいこう。どこにどすがいるの?」 そう言って、めーりんは親ふらんとともに、ドスのいる場所へ出かけた。 「うー、このさきだどー」 その先には川があり、その横の断崖にぽっかり空いた大きな穴があった。その周りに、ゆっくりどももいる。 「じゃあ、ふらんはちょっとここでまっていてね」 そう言って、めーりんは単身、ドスのいる場所へと歩を進める。 ふらんはその勇気に感服するのだった。 めーりんは、そのドスの群れがいる場所に、見覚えがあった。 一家が殺されて孤児になっためーりんを助けた、めーりん種の住処だった場所だ。 めーりんがたまたまちょっと外出した際に、ドスまりさ率いる群れが現れて、他のめーりん達は皆殺しにされたのだった。 本当のドスなら、めーりん相手でも分け隔て無くゆっくりさせるものだろう。 それが出来ないということは、この群れのドスは、ドゲスだ。 まあ、ドスにしろドゲスにしろ、潰すという決断が変わることはないのだが。 ドゲスなら、自分の強さに自惚れているだろう。 それでこそ、倒す甲斐があるというものだ。 めーりんが姿を現したのに、最初に気付いたのはまりさだった。 「ゆ? なんかようかなのぜ、ぐず」 挨拶の段階からして、まともに名前を呼んでもらえなかった。 だが、めーりんはそんなことを気にしていないかのように振る舞う。 「ここにどすがいるってきいたんだよ! めーりんもあいたいな!」 「はあ? なにいってるの? ばかなの? しぬの? どすがおまえみたいなぐずにあうわけないでしょ?」 「あってみないとわからないよ! どすはあのあなのなかにいるんだよね!」 「おい、ぐず。あんまりちょうしのってると、このまりささまがゆるさないんだぜ!」 「むきゅ、なんのさわぎ? まりさ」 穴から、ぱちゅりーが姿を見せた。 「ぱちゅりーがでるほどのもんだいじゃないんだぜ! ぐずがきただけだぜ!」 「むきゅっ、ほんとうだわ! きたならしいぐずね!」 好き勝手なことを言うぱちゅりーに、めーりんは問いかける。 「ねえねえ、みたところ、ぱちゅりーはむれのなかでもかなりえらいみたいだね!」 「むきゅ? めーりんのくせにしゃべれるの? ま、どうでもいいわね。そうよ! ぱちゅりーはね、どすのふところがたなってよばれているのよ!」 「ぱちゅりーにあえただけでも、ぐずにとって、みにあまるこうえいなんだぜ!」 「めーりんを、ドスのむれにいれてくれる?」 「むきゅん、なかまにいれろですって?」 ぱちゅりーは、体を震わせ出した。横のまりさも同様だった。 「どうしたの?」 「むっきゃっきゃっきゃっきゃっ」「ぎゃはははははははははっ」 二匹同時に、爆笑した。 「あのねえ、うちのどすは、しょうすうせいえいしゅぎなのよ! あんたみたいなぐずをいれるわけがないでしょ!」 「ぐずはぐずらしく、だれにもみかたされないで、のたれじにするのがおにあいなんだぜ!」 めーりんは、ドスの住処の地理を、あらかた確認し終えた。 もうここに留まる用はない。 「すがたをあらわさないなんて、ここのどすはずいぶんとしんちょうなんだね。またくるよ!」 「もうこなくていいんだぜ! こんどきたら、まっさきにふるぼっこにするんだぜ!」 「むきゃきゃ! そういえば、さっきどすがふらんをおいはらったのよ! せいぜい、かえりみちはきをつけることね!」 「ぐずのめーりんが、ふらんからにげきれるわけがないんだぜ! おお、あわれあわれ」 まりさとぱちゅりーの嘲笑を浴びながら、めーりんはドスの住処を離れた。 「ふらん」 「うー……」 めーりんの呼びかけに答えて、ふらんが心配そうな顔で現れる。 めーりんは、そんなふらんに、ぐずの笑みを見せる。 「あのどすのむれを、つぶすよ」 「うー!」 自信に満ちためーりんの顔を見て、ふらんは元気を取り戻した。 めーりんは念のため、三日三晩考えて、ドスを倒す手順を何度も練り直した。 その間、れみりゃとふらんには、食事を控えるように命令した。 「「うー、おなかすいたー」」 「どすをたおせば、いままででいちばんおおく、たべられるから、がまんしてね」 「「うー? ほんとうに、どすをたおせるのー?」」 「「ちびちゃん! めーりんをしんらいするんだどー」」 それでも、子供の方は半信半疑の様子だった。 そして、計画実行の日が来た。 れみりゃとふらんの親子を引き連れて、ドスの住処の近くで止まる。 「それじゃ、けいかくしていたとおりにうごいてね」 そう言うと、れみりゃの親子がどこかへ飛んでいった。 「ふらんは、めーりんがあいずするまで、めーりんのちかくからはなれちゃだめだよ」 「うー、いわれなくとも、はなれたくないんだどー……」 「うー……こわいー。まんまー……」 「しっかりしなよ! いままでふらんはかずおおくのえものにかってきたでしょ! じゃ、いくよ!」 「ゆっくりしんでいってね!」 「「うー! うー!」」 ふらんが二匹(ついでにめーりんが一匹)、現れたことで群れは騒然となった。 「ゆああああああっっ! ふらんだああああああっ!」 「なんでぐずのめーりんといっしょにいるのおおおおお? わからないよおおおおお!」 「ゆっ、おちついてね! みんなゆっくりおちついてね! こっちにはどすがいるよ!」 「そっ、そうだよ! どすがくれば、みんなまとめてどすすぱーくでじょうはつだよ!」 「びっぐまぐなむ! びっぐまぐなむ!」 「どーす! どーす!」 「「「「「「どーす! どーす! どーす!」」」」」」 そして、ゆっくり達の呼び声に答える形で、穴の入り口の方に、大きな影が現れる。 「びびったら、まけだよ」 とめーりんはふらん親子に言う。 そして、ドスまりさの顔が見えた。が、まだ穴の中からは出てこない。 「ゆ? なんのさわぎかとおもえば、たかがふらんにひきじゃない」 その言葉に、めーりんが応じる。 「ふらんだけじゃないよ! めーりんがここにいるよ!」 「ゆう? ねえぱちゅりー、どすもとしをとったのかな。ぐずがしゃべってるのがきこえたんだけど」 「むきゅ! どす、こいつはめずらしい、しゃべるめーりんなのよ! といっても、ぐずはぐずだけどね!」 「ぱちゅりー、きみがそんなにあたまがわるいゆっくりだとはおもわなかったよ」 「む、むぎゅっ! どす!? どうして!?」 「ふらんにたべられないゆっくりなんて、はじめてみたよ。ただのぐずじゃないね」 めーりんは少しこのドスを見直す。なるほど、だてにドスではないと言うことか。 だが、ちょっと揺さぶってみるとどうなるかな? 「どす! めーりんは、どすとゆっくりはなしがしたくてきたんだよ!」 「こっちはぐずとしゃべることなんかないよ。そこのふるえているふらんといっしょにゆっくりかえってね」 めーりんがふらんを見ると、確かに震えていた。その場にじっとしているだけでも精一杯だろう。 その様子を見て、ドスは穴の奥に引っ込もうとする。 「そんなこといわずにゆっくりきいてね! めーりんは、どすときょうていをむすびにきたんだよ!」 ドスの動きがぴたりと止まった。 めーりんが告げた協定の内容は、ほとんど協定の体をなしていなかった。 それもそのはず、めーりんがドスの前で即興で作り出したものだったからだ。 一つ、ドスの群れはここに棲んでいためーりんたちを殺した償いをすること。 一つ、今後、めーりんたちを「ぐず」と呼ぶのを止めること。 一つ、めーりんがすっきりできるよう、美しいゆっくりを数人よこすこと。 一つ、 「もういい」 ドスがじりじりと、穴の入り口近くに身を乗り出してくる。 「きょうていをむすべるのは、どすのようにちからのあるものだけだよ。ひんじゃくなぐずがどすのまねごとをして、どすはちょっときぶんがよくないよ」 他のゆっくりどもがはしゃぎ出した。 「「「ざまあみろ! どすをおこらせたばつだよ! ふらんもろともゆっくりしないでしんでね!」」」 「むきゃきゃ! あなたも、あのぐずのめーりんどものように、いっしゅんでじょうはつするのよ! いまさらにげまどってもむだよ!」 巣穴の前にいたゆっくりたちが、二手に割れて、ドスの通り道を作った。 ふらん親子が、めーりんの背後に身を潜める。 めーりんは、余裕の笑みを全く崩さなかった。 そうだ、出てこい。どすすぱーくを撃つために。 巣穴から出てきたその時が、お前のゆっくり人生の、終わりの始まりだ。 ぬうっ、とその全身を表したドスまりさ。 めーりんの十倍よりも、遙かに大きかった。 「さいごのけいこくだよ。いますぐうしろのふらんをころしてね。そしたら、ぐずははんごろしですませてやってもいいよ」 「むきゅっ。やさしすぎるせいかくはあいかわらずね、どす。それがあなたのいいと・こ・ろ♪」 めーりんは、反応しなかった。ドスは、小さくため息をつく。 「じゃ、みんなでなかよくしんでね」 そう言って、ドスは帽子の中のどすすぱーく用きのこを取り出すために、頭を揺すり始めた。 「「うーっ!」」 そのドスの頭上から、れみりゃ親子が飛びかかった。 「うわあああああっ! れみりゃだああああっ! どすううううううっ!」 そして、れみりゃ親子は、きのこの入ったドスの帽子を口にくわえた。 が、ぶん取れなかった。 帽子に着いていたリボンに、ドスの髪の毛が絡まっていたのだ。 「「ううううう?!」」 「――そんなこともかんがえつかない、おろかなどすだとおもったの?」 と、頭上のれみりゃ親子を見上げるドス。そして、きのこがドスのそばに落ちる。 「むきゃきゃ! けいせいぎゃくてん……あぶなああああああい!」 ぱちゅりーの叫びに、ドスは目の前に視線を戻した。 「「うううううぅぅっっ!!」」 ドスが最後に見たのは、ふらんの親子がそれぞれ鋭い枝を口にして、こちらに突っ込んでくる動作だった―― 「けいせいぎゃくてんだね、ぱちゅりー」 と、めーりんは悪魔の笑みを浮かべた。 「ゆぎゃああああああああああ! めがあっ、めがああああああああっ!」 「ど、どす! おちついて! おねがいだからおちつい――むぎゃあっ!」 「ゆがっ!」 「ゆぶぇ!」 「くぎゅうっ!」 ドスが痛みに耐えかねて、体を倒した。そのときに、ぱちゅりーをはじめ、数匹のゆっくりが巻き添えで潰された。 「ぐうううっっ! ゆるざないよ! ぐずが! ばぢゅりー! ばぢゅりー! ドスのきのこはどこだあっ」 しかし、その答えるべきぱちゅりーは、ドスの下で円盤になっていた。 「どす! これがどすのきのこだよ!」 と、誰かがドスの口にきのこをくわえさせた。 「どす! ぐずどもは、あっちだよ! からだをはんたいがわにまわしてね!」 ドスは、その声に従い、きのこを噛んだ。 「「「ま、まって! ど――」」」 白い光と轟音が、しばしの静寂をもたらした。 「ぐっぐっぐっ、やっだよ! なまいぎなぐずを、やっづげだよ!」 ドスは高らかに宣言する。 だが、その後に来るはずの、ゆっくり達の賛辞の声が聞こえない。 「ほんとだね! しょうすうせいえいのぐずが、いっきにけしとんだね! さすがはどすだね!」 嘲笑う声。良く聞けば、その声は群れのゆっくりのものとは違う。 思考が追いつかず、呆然とするドス。 「れみりゃ! ふらん! ここからはなれようね!」 「「「「うー♪」」」」 そして、軽やかに遠ざかっていく足音と羽音。 こつん――と、皮膚に何か当たったのを、ドスは感じた。 「ゆ?」 こつん……こつん、どかっ。 「どすのせいで、たくさんしんじゃったんだぜ……ぱちゅりーも……」 とまりさが言った。 「どすのうそつきいいいいいっ! ゆっくりさいきょうがわらわせるぜ!」 「ぐずのめーりんごときに、このていたらくなんだね、わかるよー!」 「おがあぢゃんをがえぜ! ごのでかぶつ! うどのたいぼく!」 「たんしょうほうけい! ぼっきふぜん! そうろうちんぽっ!」 そして、言葉と石と体当たりの集中砲火が始まった。 「ゆぎいいいいいいいいいいいっっっ!!! どぼじでえええええええええ!!!」 少し離れた場所から、めーりんたちはドスの群れの崩壊を鑑賞していた。 「うーっ、どすをやっつけたどー! れみ☆りゃ☆うーっ」 「ふらんのめつぶしがきいたんだよー」 「う? ふらんがうまくいったのは、れみりゃがどすのきをひいたからなんだど!」 「めーりんがいちばんすごいどー! ほんとうにどすをやっつけちゃったどー!」 流石にめーりんも、わき上がってくる優越感を抑えられなかった。 「ぐぎいいいいいいっ! もうみんなじねっ! じねえっ! じんでじまええええっ!」 盲目のドスが自暴自棄になって暴れ出す。数匹のゆっくりが潰される。 生き残ったゆっくりは、遠巻きにドスを取り囲み、罵詈雑言を浴びせ続ける。 「おなかすいたー、れみりゃ、まちきれないんだどー」 「もうちょっとがまんしてね、どすが、とってもあまくなってるさいちゅうだから」 「うううううう、じゅるり……はらいっぱいのいっぱい、たーべちゃうぞー!」 「もうこんな、ゆっくりさいじゃくのどすに、たよったりしないんだぜ!」 「みんなもう、どすなしでじかつできるんだね、わかるよー」 「むしろこうつごうだね! しょうすうせいえいのなかで、ひとにぎりのつよいのがのこったよ!」 「むてきのゆっくりぼっきあげだちーんぽ!」 そして、ドスを見捨てて自分たちの巣穴に戻ったゆっくりたち。ずいぶんとスペースがひろくなった。 ゆっくりたちは、今後の展望を話し合う。 新しくどんどん子供を作って、勢力を広げよう。そして他のゆっくり達を奴隷にしよう。 ゆくゆくは、ゆっくりプレイスの進化系、ゆーとぴあを作ろう。 「ゆめがひろがりんぐ! だね!」 とめーりんが言った。他のみんなもうなずいた。 「「「「そうだね! ゆっくりしていっ、て…………」」」」 巣の入り口にいたのは、ドスからの独立を祝福するように、満面の笑みを浮かべているめーりんと捕食種達。 「「「「だずげでええええええっ! どすうううううっ!」」」」 そして、夢見るゆっくりたちは、れみりゃたちの前菜となった。 そろそろいいかなと思い、めーりんが様子を見ると、ドスは精神崩壊を起こしていた。 「ゆっ、ゆっ……ゆぶっ、ゆぶっ、ゆぶぶぶぶぶぶっ、ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ……」 「ゆっくりしたけっかがこれだね」とめーりんは独りごちた。 れみりゃとふらんは、ドスの眼窩から、中身の餡子にたどり着いた。 びくっ、びくっ、とドスが痙攣を始めた。 中枢の餡子を食い尽くすまで、どれだけ時間がかかるのか、めーりんにも想像がつかなかった。 ドスすらも倒して、捕食種達は、幸せの絶頂にあった。 もうゆっくりの世界で恐れるものは何一つ無い。 めーりんは、木枯らしが吹き始めたのを肌で感じた。それで、少し後悔する。 ゆっくりどもを少し残しておいて、越冬のための備蓄にするべきだった。 まあ、それは次の機会にやればいいか、とゆっくり構えた。 三日三晩、ドスの中身をれみりゃたちは食い続けた。 中枢部分を食うと、もう後は食い散らかされた。 「うーっ、おなかたぷんたぷんだどー♪ げんかいをこえてくったどー」 「まんまー、みてみてー、にんっしんしているみたいだどー」 「うー、そういえば、そろそろあかちゃんほしいどー」 そうこうしているうちにも、じりじりと、冬は近づいていた。 れみりゃとふらんの親子の体が膨れあがり、まともに飛べないので、巣に帰ったのは実に一週間後のことだった。 そして、めーりんと捕食種達は「ゆっくりしたけっか」をまざまざと味わうこととなる。 ドスの群れを食べ尽くしたその日以降、ゆっくりがめっきり取れなくなったのだった。 浮かぬ顔で、親ふらんがよたよたと帰ってきた。 「うー……きょうも、あまあまみつからなかった……」 「ままのぐずううううっ! やくたたずうううううっ!」 「だったらちびちゃんがいってくるんだよ! なまいきいうこはぶちころすよ!」 「うー、まんまー、れみりゃおなかへったー、あまあまたべたいー……」 「あしたはれみりゃが、きっとみつけるど! ちびちゃんげんきだすんだどー」 その森からゆっくりの姿が完全に消えて、二週間が過ぎていた。 肥え太っていたれみりゃもふらんも、親子共々少しずつ痩せて小さくなっていく。 めーりんの理解を超える現象だった。 この豊かな森からゆっくりの姿が消え失せるなんて。 冬眠にはまだ余裕があるはずだ。むしろ今の時期こそ、ゆっくりが活発に活動していなければおかしい。 それなのに、ゆっくりたちの影も形も見あたらない。 調子に乗って食べ過ぎた? いや、そんなはずはない。 めーりんの知る限り、ゆっくりというものはこっちで全滅すればあっちが増える、あっちが全滅すればこっちが増える、そういうものだからだ。 めーりんの腹が鳴る。 巣穴の奥には、今まで襲った群れから奪い取り、蓄えてきた食料がある。 だが、もちろんそれは捕食種の食べない木の実や虫の死骸だ。 巣穴の奥に行くと、めーりんは背後に冷たい視線を感じる。 なんでこいつだけ、という感情のこもった目線だ。 不愉快な気分で、食料を咀嚼する。ちっともうまくない。 「なにじろじろみてるの! ゆっくりできないよ!」 捕食種達は、ぷいと目をそらす。 次の日、れみりゃが久々に、良い知らせと共に帰ってきた。 「みつけたど! れみりゃが、ついにみつけたんだど!」 「ままはさすがはえれがんとなこーまかんのおじょうさまだどー! ふらんとはおおちがいだどー」 「ぐぐぐぐぐぐ……」 「まんまは、やくたたずー、まんまのおねえさまについていくー」 「ぢびぢゃん! いいかげんにしないと、ほんきでつぶすよ!」 「つぶすとかいってるどー、おお、こわいこわい。ぐずにそんなことできるの?」 親ふらんは顎が潰れそうなほどの歯ぎしりをする。 「すぐいくよ!」とめーりんは号令を掛ける。 が、捕食種達は、その声が聞こえなかったかのような態度で、先に外に出た。 「うー、まんまぁー、どこー?」 「ちょっととおいんだど! でも、がまんするんだど!」 「「うー、あまあまー、ひさしぶりー」」 久しぶりの食事だ。捕食種達にとって、そのとき、めーりんなどどうでもよかった。 腹一杯になって余裕が出来たら、痛い目に遭わせてやる。主従関係を再確認させるのだ。 めーりんはその方法を考えながら、れみりゃたちの後を追いかけた。 めーりんは、ようやくれみりゃたちに追いついた。 だが、そこにあったのはゆっくりの群れではなかった。 「どういうことなんだどー! ままー! あまあまぜんぜんいないんだどー!」 「う? うううう?? こんなはずないんだどー。さっきはいっぱいいたんだどー!」 「おねえさまは、おなかがすいて、げんかくでもみたんだよ!」 「そんなはずないんだどー!」 全くの、もぬけの殻だった。 確かに、ゆっくりが棲んでいた形跡はある。食料が集められているのをめーりんは見つけた。 だが、周囲を探しても、饅頭の影も形も見あたらない。 「うー、まんまー! あまあまがー!」 子ふらんが、草葉の陰に山積みにされている、ゆっくりの死骸を見つけた。 既に中身の餡子は全部なくなっているか、もしくは地面に餡子やクリームが巻き散らかされていた。 「うー! ごんなのぐえないどー!」 ん? とめーりんは物音がしたのに気付いた。 視線の先には、小さな土の巣穴に、無理矢理自分の体を押し込もうとしているれいむがいた。 めーりんはそいつの髪をくわえて、引っ張り出した。 「ゆっ、ゆぎゃあああっ! またふらんがいるうううっ! こんどはれみりゃもおおおっ」 また? どういう事? この近辺には、めーりん配下のれみりゃふらん以外の捕食種はいないはずだった。 それなのに、確かにゆっくりの死骸の中には、小さなふらんの死骸が見える。 もう少し、尋問したいと思ったが、それはかなわなかった。 「うーっ!? めーりん、そのあまあま、よこすんだどー!」 「「「うーっ」」」 「ちょっ、ちょっとまって! こいつにはまだききたいことが」 「うーっ、またないんだどーっ! あしたのでざーとより、きょうのあまあまだどーっ」 そして、めーりんは親れみりゃに押しのけられた。 あっという間に、四匹の捕食種がれいむにたかり、五秒もせずに皮一枚を残すのみとなった。 「うーっ、あんまりあまくないんだどー……」 めーりんが使役するのに便利だったこの捕食種達の短慮は、今となっては疎ましかった。 このれいむをあの巣穴に連れ帰って、無理矢理すっきりすれば、いくらでも食料が得られるのに。 所詮は餡子脳だ。こいつらが冬に自滅しても、何の同情も出来ない。 れみりゃたちの考えは違った。 これまで見つからなかったのは、ただの偶然だ。ちゃんと探せば、ゆっくりは見つかるのだ。 久しぶりの食事でわずかに腹を満たして、れみりゃたちの焦りは収まっていた。 今後を楽観して、れみりゃたちは巣穴に戻り、眠りについた。 それが、れみりゃたちの最後の晩餐だった。 らんは、めーりんたちの近辺にある群れや家族がほぼ全ていなくなったことを確認した。 近くに、れみりゃとふらんが住み着いた。どんどん数を増やしている。この群れよりも遙かに多いから、太刀打ちできない。 出会う群れ全てに、そう説明したのだった。 れみりゃ、そしてふらんの名前を聞いて、ほとんどの群れや家族は、退散していった。 案外、ゆっくりの退散は早く済んだが、無論、逃げようともしない連中もいた。 「ゆっふん! このとかいはなおうちのかもふらーじゅはかんぺきよ! れみりゃやふらんみたいな、いなかものにみつかるはずないわ!」 「「「「どれだけきても、かえりうちだよ!」」」」 それなら、実力行使でいなくなってもらうしかない。 ああ、悲しいことだ、とてもとても悲しいことだ。 そう思いながら、らんは笑った。 ゆっくりたちの退散が早く済んだわけを、ぱちゅりーが教えてくれた。 「そういえば、あなたのまえにも、そんなことをいっていたゆっくりがいたわね。とってもうさんくさくて、くさいばばあだったわ!」 らんは悟った。らんと別れたゆかりんが、らんのやろうとしたことを先にやってくれていたのだということを。 「そんなうそをいっても、だまされないわよ! このゆっくりプレイスはぱちぇのものよ! むきゃきゃ!」 「「「みゃみゃは、ゆっくりいち、かちこいね!」」」 「むっきゅーーーーーーん。ありがとう、ちびちゃん!」 ゆかりさまと自分の忠告を嘲笑ったこのぱちゅりーこそが、最初の標的にふさわしい、とらんは決めた。 「ふらん、それじゃあ、りはびりにいこうか」 巣穴を塞いでいた石をどけて、らんは中にいる子ふらんに呼びかけた。 「うーっ!」 久しぶりの外出に、ふらんは飛び跳ねてうれしさを表現した。 「ればてぃんは、もったか?」 ふらんは、帽子から鋭くとがらせた枝を取り出す。 「じゃあ、きょうは、ぱちゅりーたちとあそぼうか」 「うーっ!」 ぱちゅりーとれいむの家族は、五分も保たなかった。 ふらんがらんのアドバイスを受けて新しく編み出した必殺技「ぞーりんぶりっつ」で、親れいむの両目を一気に潰す。 そのショッキングな光景で、ぱちゅりーの子供達は瀕死になった。 「ど、どぼじでごんなごど……むぎゅえっ」 クリームを吐き出す親ぱちゅりー。目の無くなった親れいむにしがみつく子れいむたち。 「ひとのちゅうこくを、にかいもむししたばつだぞ。おまえのせいで、かぞくはみなごろしだ」 「「「みゃみゃのばかああああああっ! ゆっくりしねええええええっ!」」」 「ば、ばか……ぱちぇが、ばか……むげええええっ!」 そして、親に続いて子ぱちゅりーも死んだ。 残りを始末するのには、時間がかかった。ふらんの遊び相手になっていたからだ。 「うまかったか?」 「うーっ、あまあま、おいしかったー!」 「このさきに、どくしんのわかいありすがいるんだが、そいつをつれてかえるぞ」 「うー? あそばないの? たべないの?」 「あそばないし、たべない。ふらんもそろそろ、こどもがほしくなるころだろう?」 「う? ふらんのこども? …………うーっ、こどもほしい!」 そして、子ふらんは道程を卒業した。ついでに、ありすは腹上死した。 頭に実った赤ありすは、産まれる前に間引いた。 用があるのは、赤ふらんの方だけ。 産まれた赤ふらんが親となった子ふらんとの対面で喜びを分かち合っているところに、らんはこれからみんなでまりさの家族を襲撃することを告げた。 当然ながら、生まれたての赤ふらんたちは、何の訓練も受けていない。飛行すらおぼつかない。 それを率いて、群れや家族を襲うのであるから、当然返り討ちも受ける。 だが、別にらんにとっては構わなかった。減れば増やせばいいまでのこと。 むしろ、積極的に生産調整をしなければ。 「ゆっ……ゆっ……ゆっ…………」 死にかけた子まりさに、赤ふらんがとりついている。 たっぷりと中身を吸ってご満悦の赤ふらんに、おびえて手も足も出ない他の子まりさたち。 ふらんは、親まりさをもてあそんでいる。 ふらんがこちらに見向きもしない、その隙を狙って、らんが赤ふらんを噛み殺した。 「ゆゆっ!?」 赤ふらんの死骸を口にくわえて、近づいてくるらんに、子まりさたちは困惑しながらも、歓声を上げた。 「ありがとう! たすかったよ!」 らんは、赤ふらんの死骸を、子まりさの笑顔に向けて吐いた。 そして、舌なめずりをして、ふらんの方に振り向く。 「ふらん! おまえのこどもが、こいつらにころされてしまったぞ!」 「「ゆっ! ちがうよ! まりさたちじゃないよ! ちがっ、ちがうってばああああっ!」」 もちろん、ふらんがそんな弁明を聞き入れるはずがなかった。 というより、何も聞いていなかった。 可愛い赤ん坊を殺した連中を殺すことしか頭になかった。 「ちが……う、のに……」「もっとゆっくりしたかった……」 いくらちがうとまりさが言っても、現実に死骸を顔に貼り付けているまりさの言葉ではどのみち説得力はなかった。 「どぼじで……ごんなごどずるの……まりざなにも、わるいことしてないのに……」 そばを通りかかったらんに、親まりさが呟く。 「わるいことをしたじゃないか」 「……ゆ?」 「こんなところでゆっくりしていたのが、わるいことだ」 「……ゆがあああああああっ! じねえええええええっ! ごのぐずううううっ」 最後の力を使って罵る親まりさの体に、赤ふらんがたかった。 「ひていはしない」と、らんは言った。 めーりんたちを上回るハイペースで、らんとふらん親子は、群れや家族を襲撃していった。 殺したゆっくりの数で言えば、めーりんたちの方が上だが、群れを潰した数は、らんたちの方が上回った。 それでも、流石にドスには手が出なかった。 なので、ドスをめーりんたちの最後の獲物に残してやろうと、らんは決めた。 ふらん親子を率いて、残ったゆっくりたちを潰す作業の傍ら、らんはめーりんたちの監視も忘れなかった。 今やらんは、昼も夜もない生活を送っていた。それはふらんと共に過ごす以上、仕方のないことだった。 そして、めーりんはついにドスの群れを襲った。 らんはその様子を、川向こうに渡り、観察した。 ドスを誘き出して、武器を奪い、目を奪う。その手口は鮮やかだった。 おそらく自分でも同じ条件でドスをやるのだとしたら、同じ手段をとっただろう。 そして、群れを全滅させたれみりゃとふらんが、ドスを食べることに取りかかった。 らんの計算では、食い尽くすまでに三日、爆発寸前にふくらんだ体が、まともに飛べるようになるまで四日かかるとふんだ。 合計して一週間。 それだけあれば、その他の群れを全て潰すことも十分可能だった。 今、らんの巣穴にいる子ふらんは、捕まえた子ゆっくりを相手にすっきりしている。 二、三日後に産まれる赤ふらんの数は、十は見込めるだろう。 もちろん、一週間後には一匹も残す気はなかった。 一週間後。 全ての作業を終えて、らんは一息つくことができた。 だが、これはまだ、下準備を終えただけに過ぎない。 愉快な復讐劇は、むしろこれから幕を開けるのだ。 それを思うと、らんの顔には笑みが浮かんでくるのであった。 対照的に、子ふらんの顔は冴えなかった。 いっぱい子供を作ったのに、その全てが、いなくなったり潰されたりした。 それがらんのせいであるとはつゆ知らず、もうすっきりしたくないと思った。 やはり自分はまだ子供。母親が恋しかった。 らんは、めーりんたちが、空腹に追いつめられる様を鑑賞していた。 捕食種達の言動を見て、らんは自分の思惑が当たっていたことを確認する。 めーりんと捕食種達は、全く一枚岩ではなかった。 めーりんはゆっくりを捕まえる知恵を与え、れみりゃたちはめーりんを他のゆっくりから守る。 その利害関係の根本が失われたとき、そこにはもう共存の意味はなかった。 れみりゃたちと同じ時間に活動するようになっためーりんが、昼の門番でうつらうつらしている光景を見たとき、らんは確信した。 時が来たのだ、と。 巣に帰ると、ぐっすり眠っている子ふらんを揺り起こす。 「ふらん、おまえのかぞくがみつかったぞ!」 「うー! ほんとー!?」 「ああ、たしかだ。だが、ちょっともんだいがあってな……でも、だいじょうぶ。どうすればいいか、ちゃんとおしえてやるから――」 親ふらんは、眠っているところを、子ふらんに起こされた。 「まんまー! やっとあえたどー!」 親ふらんは最初、寝ぼけまなこだったが、やがて、それが生き別れになった自分の子供であることを知った。 「ふらんのちびちゃああん! いきてたのかどー! よかったどー!」 他の捕食種達が、何事かと身をもぞもぞと動かした。 「まんまー、まんまをとじこめている、わるいれみりゃやめーりんを、これからやっつけるー!」 「う?」 親ふらんには、この子が言っていることの意味が分からなかった。 「まんまやほかのふらんを、うえじにさせようとしているれみりゃは、ゆっくりしね!」 そう言って、子ふらんは武器の枝をくわえて、子れみりゃに突進した。 子れみりゃは、唐突に自分の両目を襲った壮絶な痛みで、悲鳴を上げて目覚めた。 巣穴の捕食種全てが目を覚ました。ついでに、巣穴の外で居眠りしていためーりんも。 「ふらんのしんひっさつわざ、ぞーりんぶりっつだどー♪」 対象となるゆっくりの目の前を横に飛びながら、一文字に枝で両目を切り裂く技だった。 何が起こったのか分からず、呆然とする捕食種達。 自慢げに胸を張る子ふらん。その上から、めーりんの体が落ちてくる。 今度は避けられなかった。 「ふらんのぢびじゃああああああん!」 「れみりゃのおめめがああああああっ!」 二つの悲鳴が、洞窟内に響き渡る。 「うるさいよ! しずかにしてね!」 とめーりんが怒鳴った。が、効果はなかった。 それどころか、めーりんは後ろから体当たりを食らって吹っ飛んだ。 めーりんは、怒りを顔に表して振り返る――が、一瞬にして表情が青くなった。 「ふらんのくそがきのせいでこうなったんだど」 と、親れみりゃが言った。場が一気に静まりかえった。 れみりゃの顔は、かつてめーりんが見せていたそれと、同じ憎悪を示していた。 「めいれいだど。のこったふらんのがきのおめめをつぶすんだど」 「れみりゃ! やめるんだよ!」 「いやだどおっ! そのふらんのくそがきのおめめをつぶすんだどおおおおっ! でないとぜったいゆるさないんだどおおおおおっ!」 親れみりゃの目は真っ赤になっていた。めーりんは思わず、気圧される。 ふらんも、れみりゃの豹変におびえた顔になる。 「まんまあー、ごわいよお……」 子ふらんは親にすがりつく。 「じゃまするんなら、おまえのおめめもつぶすどおおおおおっ! ふらんんんんんん!」 場の勢いは、完全にれみりゃに分があった。 「まんまあー、だずげでえ……」 親ふらんは、目の前の怒り狂った親れみりゃと、我が子を見比べる。 目玉が潰れる。それは、物が見えなくなることを意味する。 主に、目視によって獲物を見つけ、捕まえる捕食種にとって、それはまさに死の宣告だ。 ましてや、今はご飯をほとんど取れないでいる。 自分の目玉が潰れれば、その危機的状況にさらに拍車をかける。 親ふらんは、決断した。 自分の体に寄り添っていた子ふらんを、親れみりゃの方に突き飛ばす。 「まんまっ!?」 「おねえさまについていくって、たしかちびちゃんいってたど? ついていけばいいんだどー」 「ま、まんまあああああああああっっっっ!!??」 「ふらんは、ふらんのことをぐずとか、やくたたずとかいうこどものままになったおぼえはないんだどー」 次の瞬間、子ふらんの背後から親れみりゃがのしかかってきた。 そして、片方の目に牙が刺さった。 「ぐぎゃあああああああっっ!! いだいよおおおおっ! みえないよおおおおっ!」 痛みにのたうち回る子ふらん。残った片目で周りを見回す。 「だれかあああっ! だずけでよおおおおっ! まんまあああっ! めえりいん!」 しかし、親ふらんも、めーりんも、子ふらんと目を合わせようとしなかった。 子ふらんは、飛んで逃げようとする。が、子ふらんと親れみりゃでは、後者の方が速かった。 巣穴の出口前で羽を食いちぎられ、子ふらんは地面にしたたか体を打ち付けた。 それでも地面を這って、光の差し込む方へ逃げようとするが、ふと、視界が真っ暗になった。 「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっ」 子ふらんの悲鳴が、辺りに響き渡った。 らんは、笑いをこらえるのに必死だった。 まさか、こうまで計算通りに動いてくれるとは。 あの子ふらんは人の言うことを素直に聞く良い子だった。 うちの子供を犠牲にして出来ただけのことはある。 ちびちゃんたち、待っていなさい。すぐにあいつら全員、そっちに送ってやる。 身も心もずたずたにして。 それから、そっちで一緒にゆっくりしよう。 どうせ、ぐずのめーりんやふらんにはあまあまは取れないと言い残して、親れみりゃは食料探しに出かけた。 最初の内は、意気軒昂だった。が、すぐに自分の空腹を思い出した。 すると不思議なもので、次第にその飛行も、よたよたと力のない物になった。 それでも自分は食料を見つけなければならないのだ。 こーまかんのおぜうさまとしてのプライドにかけても。 目を血走らせて、れみりゃは動く物がないかと目をこらす。 何もいない。 ゆっくりの食べる餌なら、そこら中に落ちている。木の実、虫、葉っぱ―― そんなもの、食えるわけがない。なんとしてでも甘い物を。 ふぁさっ 音が聞こえた。 その方向には、九つの尻尾を振っているゆっくりがいた。 れみりゃの心は躍る。ついに見つけた。 そのゆっくりは、きびすを返して逃げ出した。 すぐに追いつけるはずだった。空腹でさえなければ。 めまいがする。中々追いつけない。追いついたと思ったら離される。 いや、そうじゃない。あのゆっくりの逃げ足の方が速いのだ。 れみりゃをもてあそぶかのように、スピードを緩めたり速めたりしている。 「なめるんじゃないんだどおおおおおおおおっっっ!!」 そして、れみりゃは、あのドスまりさを倒した川辺に来ていた。 既にドスまりさの死骸は、腐りかけた皮を残すのみになっていた。 あの九尾のゆっくりを見失い、れみりゃは周囲を見回す。 ふぁさっ ドスが棲んでいた穴の上、れみりゃがドスに奇襲攻撃を掛けるために隠れていた断崖の上に、そいつがいた。 もう逃がさない。 れみりゃは、残っていた体力の全てを使い、突進する。 と、そのゆっくりがジャンプした。 こっちに加速して向かってくる。 れみりゃは、避けられなかった。 すれ違いざま、片方の羽をもぎ取られる。 その勢いのまま、れみりゃは崖にぶつかった。 「おまえ、ばかなのかどおおおおおおっ!!!???」 と叫び、気付く。 九尾のゆっくりが落ちていく先は、ドスまりさの柔らかい皮の上。 そして、自分が落ちるのは―― らんは、地面に落ちて半壊した親れみりゃに近づく。 「ぐ……ざぐ、や……だず、げ……」 その帽子を引っぺがして、残った羽を口にくわえ、引きずっていく。 そして、川に投げ込んだ。 らんは、無傷というわけにはいかなかった。 ドスの皮は柔らかすぎて、衝撃を十分に吸収しきれなかったのだ。 中身の米粒を、かなり大量に吐き出していた。 それでも、らんはまだ動けた。 それならば、最後の時まで動かなければならなかった。 「おい、ぐずども! でてこい!」 と、らんはめーりんたちの巣穴に呼びかける。 親ふらんと、めーりんが姿を現す。 その目の前に、親れみりゃの帽子を投げ飛ばす。 めーりんと、親ふらんの目が、驚愕に見開かれる。 「まんまー? どうしたのー?」 と、洞窟の中から子ふらんが尋ねる。 「たいしたことないど。ぐずのれみりゃが、あまあまにころされただけだど」 「ま、ままあああああっ!? ううううううううげええええええええっっ!」 子れみりゃの、嘔吐する声が聞こえた。 「ううううううううげええええええええっっ!」 ついでに、子ふらんももらいゲロをした。 「ぢっ、ぢびぢゃあああああああんん!? じっがりずるんだどおおおっ!」 親ふらんが、洞窟の中に駆け込む。 らんと、めーりんの目が合う。 「たのしかったか。かたきをつぶし、どすをつぶし、しあわせにいきてるむれをつぶして」 と、らんが口を開いた。 めーりんは答えなかった。 「らんは、たのしかったぞ。どすはともかく、かたきをつぶすのも、しあわせをつぶすのも。だが、もうおわりだ。らんもおまえも、これからいくべきところにいくんだ」 「おまえ、あのちぇんのつがいの……らん、なの?」 らんは、落ちくぼんで鋭くなった目と、大きく裂けた口を歪め、にやりと笑う。 その顔は、もはやめーりんの知っているそれではなかった。 「ぐうううううううっっっ! よぐも! よぐも! よぐもぢびぢゃんをおおおおっ!」 親ふらんが赤い光を放つ目で、らんをにらみつけた。 「おいおい、おまえがよけいなことをいわなければ、こどもはしなずにすんだんだぞ?」 らんは、ああそうそう――と思い出したように言う。 「そもそも、おまえはこどもをみすてていたじゃないか。まもるべきこどもを、れみりゃにひきわたして」 「ぐぎいいいいいいいいいっ! だまれだまれだまれ! ぶぢごろじでやる!」 めーりんが、慌ててふらんの前に立ちふさがる。 「まってふらん! こいつはのこしておかないと――」 「うるざいんだどおおおおお。もんばんもろくにでぎないぐずは、ひっこんでるんだどおおおおお!」 ふらんは、めーりんを巣穴の壁に突き飛ばした。 「ぎゃんっ!」 動けないその体はひしゃげて、片目が外れ、中身が漏れ出ていた。 「くらええええええっ! ればてぃんんんん!」 ふらんは、あのようむが持っていた二叉の枝を口にくわえて、らんに向かって突進した。 最初の一撃から、避けたはずなのに、枝がらんの脇腹をえぐった。 次の一撃で、尻尾が半分持って行かれた。 その次、帽子が破け、頭の皮膚が裂ける。 そして、枝を叩きつける攻撃で、傷口から米粒があふれ出る。 ふらんが、真っ正面から突っ込んでくる。避けきれない。体をひねる。 失ったのは、片目だけで済んだ。 遠近感がつかめない。次の一撃、避けられる確率は絶望的に低い。 いや、そうじゃない。確率という言葉は、そう気軽に使うものではない。 らんは、最後の力を振り絞って、計算を始める。 彼我の距離、ふらんの大きさ、近づいてくる速さ、その軌道―― 残りの目を狙う攻撃。 らんは、小さく前方に跳ねる。自分の体を貫こうと突っ込んできた枝の端を噛む。ふらんよりも強く。 そして、そのまま前に突っ込んだ。 喉の奥、そして中枢部分を、ればてぃんで貫かれ、ふらんは落ちた。 痙攣するその体の上に、らんは渾身の力で跳び乗る。 死体の上から、らんは転げ落ちる。 そのふらんが、最後の敵となった。 めーりんは、壁に強い力で突き飛ばされて、その分厚い皮膚が破れていた。 もう、らんと渡り合う力は残されていまい。 そしてらんも、戦う力を使い果たしていた。 静寂が訪れる。らんは体を横たえ、動けないでいる。 「あらそいは、なにも、うみださないな……なあ、めーりん……?」 届くはずもない、か細い声で問いかける。 めーりんは、今、よろよろと動き出した。 傷口から中身を漏らしながら。巣穴の奥へ。 「……お、どう、さん……おかあ、さん………………おねえ、ちゃ……」 力のない言葉が、巣穴の奥へと消えていった。 それから、どれだけの時間が過ぎただろう。 らんも、ようやく体を起こした。 帰るべき場所に帰るために。そして、行くべき場所に行くために。 もう、地面を跳ねることは出来なかった。 そして、たどり着いた我が家。 大木の根元の巣穴に、らんは文字通り、転がり込む。 ……冬の支度をしなければな。 土を削り、入り口を塞いでいく。 最後の隙間を塞いだ後、らんは、もう二度と自分の体が動かないことを悟った。 「――しゃま」 暗闇の中に、声が聞こえる。 「らんしゃま!」 これは幻聴だ。いよいよ最期だ。 「らんしゃま! あのね、ちぇんはらんしゃまに、いわなきゃいけないことがあるの!」 「なんだい、ちぇん、なにかわるいことでもしたのかい?」 「うん……ちぇんは、わるいちぇんだったよ、らんしゃまをすてようとしたんだよ」 「そんなことはない」 「え?」 「ちゃんとこうして、あいにきてくれたじゃないか」 「ら、らんしゃまああああああっ!」 ああ、もう止めてくれ。こんな風に自分を正当化したくないのに。 「らんしゃま、いっしょにいこうよ、こどもたちとはべつのみちになっちゃうけど――でもきっと、いつかまたあえるよ!」 「ああ、そうだな、どこにいるんだ? ちぇええええええええん――」 「ここだよ! らんしゃま、こっちだよ!」 そして、ちぇんの声の聞こえる方から、一筋の光が差し込んで―― 春が訪れ、暖かい日差しの元、木の芽が次々と芽吹いていく。 きらきらと光る川沿いを、一匹のゆっくりが歩いていた。 川の横にある洞窟の前に、ゆっくりたちの群れが見える。 その中心では、一匹の小柄なドスがゆっくりしている。 そのゆっくりは、ある巣穴の前を通り過ぎた。 かつて、めーりんの一家が住んでいた洞窟。 そして、二つの虐殺と、一つの死闘が行われた洞窟。 今ではその面影はなく、新たなゆっくりの家族の住処となっている。 そして、そのゆっくりは、ある大木の前にたどり着く。その根元の穴から、ちぇんが顔をのぞかせた。 「ゆっ、だれかきたよ! らんしゃま! みたことないひとだよ、わからないよ!」 「こんにちは、ちぇん」 「ゆっくりしていってね!」 「ええ、あなたもね。おじゃましてもいいかしら?」 「ゆかりさま! どうぞ、おはいりください!」 らんがゆかりんを出迎えた。 「ゆかりさまは、どうしてここに?」 「ええ、ちょっとね……」 ゆかりんは巣の端にある、小さな山を見た。棒がつきたてられている。 「あれは、おはかね」 「はい、じつはちぇんがこのすみかをみつけたんですが」 「みなまでいわなくてもわかるわ、あれは、べつのらんのおはかね」 「どうしてごぞんじなのですか?」 去年出会ったらんのことを、ゆかりんは、ゆっくりと語りだした―― 「――だから、あなたたち、ひとのことをうそでも、ぐずなんていっちゃだめよ?」 「うんうん、わかる、わかるよー!」 「ゆかりさま、ありがとうございます。よろしければ、きょうはここにおとまりになりませんか?」 「いえ、わるいけど、じぶんのすんでいたばしょがどうなってるか、たしかめにいきたいの」 「ああ、でしたら、そこまでおくっていきます。ちぇん、おるすばんできるな?」 「だめよ! だめだめ! いまいったことを、もうわすれたの? あなたはちぇんといっしょにいなさい! いいわね!?」 そう言って、ゆかりんは慌てて巣穴を飛び出した。 その後、すぐにらんとちぇんが飛び出す。 「だったら、いっしょにいきましょう!」 「ああ、それならいいわね!」 春の光が、三匹のゆっくりの姿を映し出す。 「ちぇん、あなたもまちがって、いえでをしてらんをこまらせちゃだめよ?」 「だいじょうぶだよ! ちぇんはそんなこと、ぜったいにしないよ!」 その元気に飛び跳ねるちぇんを見て、ゆかりんは思う。 願わくば、このゆっくりした世界が、どんな悪意に苛まれようとも、たくましく自分を持って、長く続いていきますように、と―― おしまい 後書き。 うーん、つめこみすぎた。 思っていたより時間がかかった。五日くらい? ちょっと突っ込みどころもあるっちゃあ、あるんだけど、どこだか忘れた。 しかし、なんだか目つぶしが異様に多くなっちゃったな。困ったときの目つぶし。 作者はちょくちょく虐wikiで書いてますが、ここでは一人のとしあきです。 快く許可をくれたぱちゅあき氏と、読んでくれた方に感謝の意を記す――
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3196.html
ゆっくりいじめ系1912 ゆっくりちんちんを求めて 1よりつづく そうして、2匹はうちの実験場に来ることになった。 きてからも、まりさはめーりんをクズとよびエサを独占したり、 棒でなぐったりを続けていたが、母めーりんが悲しむため捨てることはせずに躾を行ったのだ。 子供と大人の中間の大きさになった後、めーりんを棒で殴った時は、10倍の回数を棒で殴り、棒を刺せば、針を10回刺す。 エサを独占した罰は10日間飯抜きなどの10倍返しを行ったのだった。 結果、暴力面では、おとなしくはなったが、めーりん種への暴言は続いていた。 しかし、暴言の度に制裁をしたために、暴言をはかないようなっていったのである。 めーりんの体の硬さとまりさ種のリーダーシップに期待して交配をさせた。 しかし、ゲスしか生まれず加工所への処分の寸前に、だぜ言葉を気に入った愛出さんにもらわれた過去をもっている。 元ゲスでありながら、かなりの躾を受けたまりさは、評判がそれなりに良かった。 結果、ゲスを矯正するブリーダーとして私は、有名になり躾教室が収入源のひとつになっている 実験の方は、めーりんの精子餡と他の種と交配させたが、しゃべれるめーりんは生まれたことはなかった。 現在、めーりんには、ふらん種の母役を頑張ってもらっている。 余談だが、まりさがめーりんとあった時の対応は面白かった。 まりさは、ふらんを怖がりすごい卑屈になりながらふらんに遊ばれたのであった。 死の恐怖とはいえめーりん譲りの硬い体で助かっておきながら、母めーりんを馬鹿にするとは、許せる事ではなかった。 オレは、りぐるがいると髪の毛ごと帽子をぶち破ってやった。 「ばりざのかみがぼうしが、じじいはしねええ」 と叫ぶが、少し餡子の見える穴にリグルがいた気がしたので、 例の草を液状にしたものを注射器の中に入れると消毒のために、針が真っ赤になるまで火で炙り頭に差し込んでやった。 「ゆぎゃああああああああああああああああ!?ゆぎぃ! やめるうだぜ!」 ジューと言う音がなったが、それと共にりぐるが何匹も口から出てきたのだった。 気にせず同じように頬や背中に一回ずつ火で炙って5箇所を刺した。 4回目当たりからりぐるが出なかった気もするが気にしないことにした。 口の中に何かが見えたので引き抜くことにしてやった。だが、間違えて舌をちぎってしまったようだ。 最終的に10箇所に注射を刺され、炙った針による制裁、もとい消毒を受けたまりさはぐったりしている。 母めーりんのために命は奪わないでおいた。内心で満面の笑みを浮かべてオレは愛出さん達へ 「この草をつければりぐるは、襲わないらしいですが、体内のりぐるを出すのにはこれしかなかったのです。 口に薬草を入れた場合には、りぐるが口以外から皮膚を突き破って逃げる可能性もありました。 舌を抜いたのも、りぐる達が外に逃げやすい様にするための処置でした。(これは嘘) 最悪、母めーりん譲りの皮の硬さが原因で、皮を破れずに中の餡子だけを食べられてしまう可能性もあったのです。 愛出さん、ぱちぇ、れいむには、乱暴に見えたようで申し訳ありません。 まりさもごめんな。でも、母めーりんの皮のおかげで外部に怪我がはひどくなくてよかったな。今度、母さんに会いに来いよ」 と形式上の謝罪をいれるのであった。 「ぷんぷん、ぼうしのなくてゆっくりできない、クズめーりんのこどものまりさとはにどとあそばないよ」 とれいむがいっているの聞いて、こいつは、潰しとばよかったかと少し後悔をしている。 まりさは愛出さん家では、爪弾きになるだろうとも思った。 「ごめんよ、まりさゆっくりできるようにお母さんに返してあげるからね」 「むきゅー・・・しかたないわね・・・」 と愛出さんとぱちぇは、れいむの言動からまりさを私に返却する気のようだ。 「ふずふぇーふぃんひゃふゅぎゃんひゃひゅっひゅふぇふはい」 訳(くずめーりん や ふらんは、 ゆっくりできない) まりさが何か行ってるが、母めーりんと血のつながらない妹のふらん種達との生活を思っていのだろう めーりん譲りの硬い体のおかげで、さぞゆっくりできることだろうと思った。 商品のアイデアを思いついためーりん種との交配によって皮膚の硬いゆっくりをつくるのだ。 そして、れみりゃ種やふらん種のおもちゃに発売できないだろうか、狩りの練習や遊び道具に最適かもしれない。 しかし、親のめーりん種が子供の扱いを知ったらかわいそうだなと考えていた。 その妄想を破るように、紫のゆっくりが私に話しかけてきた。 「用事は終わったかしら、これから群れの説明をしようと思うのだけどいいかしら」 と紫のゆっくりが話し始めた。どうやら、漢字や句読点の使い方から知的な種(たぶんゆかりん)だと感じた。 「ああ、ゴタゴタがあって挨拶が送れてすまない。私は、ゆっくりブリーダをしてるものだ。 同行者は、彼が愛出さんとその友達のれいむとまりさとぱちぇだ。 ここにはいないがるーみあと話しをしている職員さんとゆゆこのリーダーに会いに行った鬼意山がいる。 私達の目的は、ゆっくりちんちんにあうことなのだが、ゆっくりちんちんについて教えていただけないだろうか?」 というと彼女は、私に対して群れの仲間達について答え始めた。 「理解してると思うけど私はゆかりん。ちんチンチンの参謀をしているわ」 やはり、彼女は、ゆっくりゆかりんであるのか実物をみるのは初めてなので驚いた。 「横のは、らんといって私の右腕として活躍しているわ。 あなたがだいてるちぇんは、らんの可愛いハニーとの子供でその子を含めて7人いるわ。 ゆゆこは一人しかいないからリーダーとかはいないけど守備隊長という意味ではリーダーといえなくはないはね。 ちるのとだいようせいの夫婦がひとつで子供は、両方の種類が5人ずつで合計12人いるわ。 ゆうか種は、ほとんど一人づつで暮らしているけど5人で野菜やお花を提供してくれるわ。 みょんは、守備隊所属よ。赤い目だから捨てられたり殺されかけた処をゆゆこに拾われたのが10人いるわ。 れてぃは、数は1人よ毎年、代は変わるのだけど。防衛隊の壁役でいざという時の隠れ家になってくれるわ。 るーみあは、ご飯を取れないで泣いてる姉妹が5人ほどちるのと一緒にかえってきたわ。 めーりんは、家族ごと10人でやってきたのよ。門番のつもりらしいけどいつも寝ているわ。 りぐるは、緑の髪のお兄さんが、大人を二匹連れてきたわ。だけど気づいたら大人は50匹に子供はわからないほどいるわ。 現在の群れの構成はこんなところかしら」 とゆかりんは私達に、群れの状況を説明してくれた。 だが、私達の目的のゆっくりちんちんについて教えてくれないのでもう一度、質問することにした。 「私達の目的は、ゆっくりちんちんにあうことなのだが、ゆっくりちんちんについて教えていただけないだろうか? あと、チンちんちんとは何者なのだ?」 「あなたは、私が何故ちんちんについて話さないか理解できないようね。 夜を待ちなさい。そうすればすべてがわかるのだから、その時、チンちんちんにも会えるようにしてあげるから」 理解のできない部分もあったが、私は、ゆかりんの答えに概ね納得した。 それに、普通の人間3人だけでは、これほどの希少種を中心の群れを相手に勝てるかは怪しかった。 ゆうかのドススパーク、赤い目のみょん、れてぃの太ましさ、ゆゆこの食欲、りぐる種の恐怖である。 しかも、これだけの知識を持ったゆかりんがいるのだ。 誠意をこめて話せばわかってくれる可能性は高いと信じて交渉にもって行くことにした。 ドスがいた時やリーダーが優秀な時の交渉のために持ってきたゆっくり用のお菓子と野菜を渡した。 だが、このゆっくりの数では食料が足りないかもしれないと感じてひとつの作戦を考えた。 2週間の食料を、半分譲っても帰り行程の三日は問題はないだろうと考えて自分の食料も半分を渡すことにした。 「そうか、ありがとう。これはつまらないものだが野菜とゆっくり用のお菓子だ信用の証にもらってほしい。」 「あなたは、お友達と違ってゆっくりの境界を越えてしまえるようね。夜を楽しみに待っていなさい。」 私だけというところが引っかかったので、言いかたを変えることにした。 「いや、これはここに来た全員分の誠意なんだ。そのことを理解してもらえないだろうか?」 「そうなの、でも境界を越えれるのは、あなただけみたいよ。」 よくわからないので、質問をすることをやめる事にした。 野宿場所は、川から歩いて10分ほどの群れが小さく見える丘をゆかりんに指定された。 ここならば、観察に問題もないだろうと考えて了承することにした。 ふんどし一丁ですっぱいベトベトの姿になった鬼意山が帰ってきって、必勝祈願のための断食だと意気込んでいた。 るーみあと加工されたくないと話し続ける職員さん。 ゆっくり達に今日のことを謝る愛出さん。 誰も手伝わないので、夕食の用意を何故か一人でやりながら昼のことを思い出していた。。 「でも境界を越えているのは、あなただけみたいよ。」 という言葉に何かを感じながら私は夜まで待ち続けた。 愛出さん、鬼意山、職員さんとの違いとは、境界とはいったいと考えながら、 膝の上の子ちぇんや遊びに来ためーりんやゆっくり達にご飯を分けてあげたりしてる。 考え疲れたためか、ここは、まるで楽園みたいな場所だと感じていると、愛出さんが何ともなしに話しかけてきた 「もうすぐ夜ですが、チンちんちんとはどのような姿なのですかね?やはり、ひよこまんじゅうの形なのですかね?」 「天・天・天・天・天・天・天を目指す」と指をつきに向けて鬼意山が叫ぶ。 「加工所のために頑張っているのに、今回、チンチンがいなければ私は加工される。」 「そーなのか、まけずにがんばるのだ」 と職員さんとるーみあがはなしてる。私は、るーみあも可愛いなと思った。 「あの、ゆかりんですが、彼女の知識ならば、リーダーとして他の群れに言っても問題なくすごせるはずです。」 「ああ、ゆかりんかわいいよ 少女臭…」 愛出さんの対応が面倒なので無視することにして話を続けた。 「なので、相当な知識か特殊能力を持った変異種か、最初の『チン』という言葉からドス系の巨大種ではないかと考えています。」 「でいぶーは、あがじゃんがでぎだいがらだになっぢゃっだーーーー」 「ふぉにーしゃんちにふたひんふぁぜふふぁんはおふぉあいふぁぜ」 訳( おにいさんちに いたいんだぜ ふらんはこわいんだぜ) 「むきゅー、いまおもいだしたは、チンちんちんは会うのはすごく、こうえいなことだっておばあさんのおばあさんのおばあさんの・・・げほー」 「うんうん、わかるよーチンちんちんはすごいんだよ」 「あかまらー。しんのちんぽ」 「ゆっくりくろまく。チンちんちんはもっとくろまく」 「あたはさいきょー?よ。なにかちょうだい。チンちんちんよりさいきょーよ」 「ちるのちゃん、チンちんちんのことをそんなふうにいったら駄目よ」 「JAOOON、EMPEROR」 「こぼね、ちんちん食べたい」 というか、人間は私の話を聞いてない気がする…まあ、いいかゆっくりの答えが楽しいから。 と鬼意山と職員さん以外は楽しい時間を過ごしている様だった。 そんな団欒の途中だった。どこからとも無く鼓膜が破れるかと思うほどの鳴き声が聞こえてきた。 「「「「「「「チンチンチンチンチンチンチンチン」」」」」」」 驚きのあまりご飯を落としてしまうとまりさがそれを食べ始めてりぐるも飲んでしまい苦しがってる。 気にせずに声のほうに向かっってみると、百はくだらないであろう鳥の群れが空に現れたのであった。 まさか、こいつらは、ゆっくりちんちんを食べにきたのだろうかと思い周りを見てみたが鳥以外は何もいないので驚いた。 しかし、よく見てみると鳥の正体が、昼間は動かずにいたゆっくりちんちんであることに気づいた。 ちんちん達は、空から勢いよく川に潜るといろいろな川の生物を取っているようである。 見た感じでは金魚やコイやタニシやフナなどの水産物が積まれている。 そんな中ひときわ大きなチンチンがいた2メートル以上の大型である。 そのちんちんは、川から上がってくると口から大量のヤツメウナギを吐き出したのだった。 赤い目のみょんが、ヤツメウナギや魚を木製のカッターナイフの様なものでさばいてる姿が見えた。 そこに、ゆゆことれてぃがきて、すごい勢いで内臓を食べ始めたのだ。 ただ、れてぃはりんごや木の実などを代わりにおいているように見えるのは気のせいだろう。ゆっくりにそんな知能がある訳がない 「気のせいではないわよ。あなたの考えてる通りの物々交換よ。ゆゆこは、隊長給料としてタダで食べているけど」 そのこえに、ハッとして横を見ると昼間のゆかりんが横にいた。 ちるのは、魚や生き物を凍らせている姿が見える。目の錯覚だろうかと疑問をゆかりんに尋ねようとすると 「ご名答、冬用の非常食にするわ。内臓は、先に食べて腐ったものからゆうかの畑の肥料かりぐるのエサにするのよ」 ゆうか種はひまわりの種や花や野菜、他の種もそれぞれの食べ物を出してるようだ。 その間にも漁や物々交換は続いていく。 そんな中、数種のゆっくりがどこかに食べ物運んでるようなので追いかけようとした。 「ごぼね」とゆっくりゆゆこに行く手を阻まれてしまった。 虐待百戦錬磨の鬼意山の勝てない相手に私が勝てるわけもないので私はあきらめた。 ただ、いくつかの魚を大きな木の筵に日干しにするように見えたのは、何故だろうか? 「それも正解よ。長持ちする魚は、冬の非常食になるわ」 「ゆかりんに質問だが、あの大きなゆっくりちんちんがチンちんちんなのか?それとこの流れ作業を考えたのは君なのかい?」 「最初の質問は正解よ。あの方がちんチンチンよ。後半の質問は不正解」 「ならこの作業をかんがえたのは誰だというんだ?ぱちぇ種かドスかゆかりん種以外の誰が思いつくというのだ?まさか人間?」 「答えはあなたが考えなさい。私から言えるのはそれだけよ。 ただ、ここにいるのは、皆、迫害されたり嫌われたり忘れられたゆっくりばかり・・・ そして、皆から隠れて生き続けているのよ。もしくは誰も知らない存在となってしまっているかもしれない」 「確かに、個人研究者の私の知らない希少種が多いのは認めるが、それがどうしたというのだ。 君達は、虐待もされずに自然の中で幸せに暮らしているのではないのか? 疑問を言わしてもらえれば、あれだけの魚は、人間でもめったに取れる量ではないそれを君達はとっているではないか? あの量を毎日とれば水産資源は枯渇してしまうほどの量だぞ」 「虐待はされないようにしているだけよ、あなた達が連れてきたゆっくりたちがどうなったかをおぼえている?」 連れてきたゆっくり達が、りぐるに食い殺されかけていたことを思い出した。 「もし、あなた達人間がいなければどうなっていたと思う?たぶん私達の物々交換の材料にされていたでしょうね」 確かによく見れば、物々交換の中にゆっくりの死体がいくつかあることに気づいた。 「あと、資源の枯渇の問題もないはあそこをみてていればわかるわよ」 その言葉に、私は、ゆっくりちんちんの群れが半分以下になってることに気づいた。 そして、川には流されていく溶けかかったゆっくりちんちん達が何匹もいることに気づいた。 「チンチン、チンチン、チンチン、チンチン」などいいながら川を流れているものもいる。 生き残った何十匹は、互いの体こすりつけ始めたのだが、、それには無理があった水で濡れた状態のまんじゅうがこすれあった結果、 彼らの首は、折れてしまったり餡子がこぼれたりして死んでいく姿に、思わず大声を上げてしまった。 「あいつらは、何をしているんだ自殺行為をしてるぞとめなくていいのか!?」 と言って体が勝手に動いてしまい思わず止めようとするとゆかりんに止められた。 「いいのよそれでちんちんは、満足してるのだから彼らにとっては、最初で最後の狩りなのよ。 あとは、自分の子孫を仲間たちに任せるだけなのよ」 「何を言っているんだ子孫を残すだって・・・ということはまさか子供が生まれているのか」 自分の言葉に、自分で驚きゆっくりちんちんのいた辺りを見渡してみた。 死んだちんちんの場所には、いくつかのうずらの卵らしき物体が落ちていた。 卵を産んでも生き残ったちんちんは、何回もすりすりを続けている。 死体は、捕食種に食べられていく、瀕死のすりすりできない個体はお食べなさい。 という意味なのだろうか「チンチン、チンチン」と言って食べられている。 残ったのは、数百個の卵と大きなチンチンであるチンちんちんだけだった。 「チンチン、みんなのタマゴは、チンちんちんたちがせきにんをもってそだてるからしんぱいしないでね」 そういうとチンちんちんは、その場に、残っていた食料の大半を食べ始めた。 その様子を群れのゆっくり達は、食力旺盛なゆゆことれてぃも含めてじっと見守り続けているのである。 結果として残ったのは、氷付けにされた保存食と干物のもとになる魚の残りカスだけが残っていたのである。 そして、いくつかのちんちんの死体は残されているがどういうかとなのだろうか。 そんなことを考えてると空から、強い突風と共に何かが降りてきた。 目の前には、体長2メートルから3メートルになったチンちんちんがいた。 形状は、したぶくれというよりは半円を下に少し長くして、 胴体の左右には、ペンギンの羽らしき物をつけて目は二本の縦線のような感じである。 口は鳥の特有の形をしているが、饅頭ではなく堅めのクッキーか何かに見えた。 「チンチン、にんげんんさんこんにちわ、ちんは、チンちんちんたちだよ。ゆっくりチンチンしていってね」 「今日は、色々ゆっくりさせてもらった、こちらこそ、本当にありがとう。」 「きょうは、みんなとチンチンしてくれてありがとうね。むれのみんながたのしそうだったよ」 「・・・今の行動は、どういう意味があるか教えてくれないかなちんチンチン」 「チンチン、おしえるよちんたちは、ふつうのゆっくりにくらべてみずにはつよいんだよ。」 やはり水には、強い種類だったたのか、だが死んでいるのは何故なんだと思っていると 「でも、あまりながいじかんみずにつかることができないんだよ。だから、ごはんやはんしょくをまとめてやることにしているんだよ」 「ここの群れの連中なら、普通のゆっくりのように狩りをすればいいではないか?それも難しくはないだろうに」 「たしかに、ちんたちのむれは、みんなつよいしゅぞくがおおいかもしれないよ。 でもねにんげんさん、たとえば、 ちんたちは、かわをおよげるけどおさかなさんにあしからたべられてしまうんだよ。 そらには、とりさんたちがいておそわれてしまったりたべられてしまうんだよ ほかのゆっくりには、『チンチン』しかいえないし、かたちがちがうっていじめられていっしょにくらせないんだよ」 なるほどゆっくりちんちんの個体数が少ないのには、そんな秘密があったのかと思った。 「だから、ゆっくりできないといわれてかわいそうなみんなとむれをつっくているんだよ。 ゆゆこは、ひとりがさびしいんだよ。 けど、ゆゆこのすむばしょにふたりいるとごはんがなくなるからひとりでしかくらせないからかわいそうなんだよ。 みょんたちは、めがあかいだけで、いじめられたりころされてかわいそうなんだよ ちぇんは、ふつうにくらせるのにこのむれにはいってしまいかわいそうなんだよ。 らんは、からだがついたせいで、しっぽをゆっくりやにんげんになんかいもとられてかわいそうだったんだよ。 ゆかりんは、くさいからみんなからきらわれてしまってかわいそうだったんだよ れてぃは、ほんとうはやさしいのにおおきくていっぱいたべるから、みんなにこわがられてかわいそうなんだよ。 ちるのとだいようせいは、ちるのが?だからかわいそうなんだよ。 るーみあは、ゆっくりをほしょくできないのにほしょくしゃだからってきらわれてかわいそうなんだよ。 めーりんは、おにいさんいはいわなくてもわかるよね。 ゆうかは、はなをそだてたり、すごいことをしてるのにまわりがりかいできないからかわいそうなんだよ。 りぐるは、もとになったおにいさんにまでみすてられてしまってかわいそうなんだよ」 「わからないよ、ちぇんだってみんなといないとさびしいんだよ。かわいそうじゃないんだよ」 とちぇん達が、チンちんちんの言葉に泣き始めたが、話は、終わっていないようだ。 「でも、ちぇんは、みんなのためにがんばってくれてうれしかったよ。 だから、なかないで、それにここのむれのみんなはすごいよわいんだよ。 みんな、つよいかもしれないけど、ほんとうはよわいこばかりなんだよ それで、ひとりはさみしいからみんなですむことにしたんだよ だから、このもりは、みんなでたすけあおうとおもったゆっくりだけがくらせるばしょなんだよ。 れいむやまりさふらんやれみりゃもきたことは、あるけどわかってくれなかったんだよ。 ちんちんやめーりんを、いじめたりぶつぶつこうかんがりかいできなっかたりしてね。 ぱちぇは、からだがよわすぎたよ。 りかいはしても、はんしょくのひにショックでしんでしまったよ。 きめぇまるは、ここのことをりかいしてだれにもいわないやくそくをしってかえっていたよ。 だから、このむれのみんなだけでしかくらせないんだよ」 なるほど、この群れのできた理由は納得ができた。だが、疑問は残る。 「だったら、この卵はどうするんだ。どう考えてもお前らだけでどうにかなる数では無いだろうに?」 「しんぱいしなくてもだいじょうだよ。ちんはせきにんもってそだてるよこれでさんかいめだからね。 3年以上は、こんな行動が行われたと言うのか、何故、誰も知らないのだと疑問に思ったの質問を・・ 「ふぁー、ねむいからちんはどうくつにもどるよ。ゆかりん、あとはたのんだよ。」 「わかったは、ちんチンチン。またあとで、会いましょうね。」 というと、ちんチンチンは、数百個の卵を口に入れてどこかにいってしまった。 私が、あとを追おうとすると周りが真っ暗になり何も見えなくなってしまった。 「あなたは、ちんチンチンの力で鳥目になってしまったわ。それと、るーみあの力であなたの周りを暗くしてしまったわ。」 「なるほどそれが、お前等の持ってる奥の手ということか?」 ゆかりんは、それに答えずにいた。仕方ないの待っていると何処かからか、ゆかりんの声が聞こえてきた。 「私達は、これからここを離れるけど何か聞きたいことはある。」 質問なのいくらでもあるが、最初の質問は決まっている。 「ゆっくりちんちん達が残した卵は、赤ゆっくりの卵なのか?それをチンちんちんたちはどうするのだ?」 「あなたを信じて話してあげる。ご名答、ちんちんが残した卵は、赤ゆっくりの卵よ チンちんちんは、赤ゆっくりが大きくなる来年まで巣で面倒を見続けるわ。 私も、巣の場所は知らないけど、一度も巣からは出ないらしいわ。 チンちんちんだけは、水に何度も入っても大丈夫だから保存食と干物は夏になってから 毎日、作ってたわ。それを巣に持って帰ったようだから来年の春までは帰ってこないと思うわ。 あと、このことは、他言無用よ。あなたに一人の子ちぇんをあげるから連れて行きなさい。」 私は、こいつらがかわいそうでしかたないと思った。それに私自身も、彼等の為に、何かをしてやりたかった。 ちゃんとした環境を作ってやれば、人間との共生が可能だとゆっくりちんちんたち種に感じたからである。 そして、それに似た気持ちを、この群れ全体に感じたのである。 そして、私は、大声で叫んでいた。 「本当に困った時は、オレの家に来い。みんなまとめて面倒を見てやるからな」 その瞬間に、私は眠さのあまり意識がとおのいていくのであった。 「これから、裏切られても純粋さを失わないで」 それは、誰の声であっただろうかはわからなかった チンチンという声が遠くから聞こえる気がした。俺が住む環境を作ってやれば、そうすればこいつらは・・・・・ 次の日に、いろいろとゴタゴタが起きたのだが、ゆっくりには、関係ないことなので割愛しておく。 そして、私は帰る準備を行い同行者とその仲間にお礼を言って帰ることにした。 同行者3人は、それぞれの理由でもう少し残るようだったが気にはしなかった。 家に着くと、この一週間がすべて夢のように思えてしかなかった。 チンちんちんについては一切触れずに簡単なレポートをまとめる事にした。 ゆっくりちんちんの事は、以下の二つの考察をまとめておいた。 ゆっくりちんちんには、人を眠らせる力があるかもしれない ゆっくりちんちんには、人を引き寄せる力を持つものがいる それに、旅の内容を加えてレポートにまとめた。 これで繁殖所の資金は、手にはいるので観察や実験ができるなとおもった。 両親に、旅の終わったことを報告すると自宅に帰った。 周りには、「ゆっくり豪邸」「ゆっくり成金」などといわれている自宅兼研究所についた。 ゆっくり達にかわったことないかを確認して私は布団に入ったのだ。 『でも境界を越えれるのは、あなただけみたいよ』 あの声は、聞こえたが怖くないし忘れる事にした。 次の日に、大工の棟梁に頼んだ。養鶏所を基に考えたゆっくり繁殖所も冬前に完成するといわれた。 だが、ゆっくりを捕まえる気がしないので来年の春までゆっくりすることにした。 さて、ちぇんやらんと遊ぼうと思い自宅にむかった。 【あとがき】 ゆっくりちんちんが酔っ払いに「うるせー」といわれて潰されるだけの子ネタが、なぜこんなことに・・・ ゆかりん中心、主人公虐めになってしまった。 ちんち○とかにするか悩みましたがたが「ちんぽ」と叫ぶやつがいるのでちんちんと開き直りました。 次回作の名前は決めています。「ゆっくり養ちん場」です。 あと、同行者の仲間やちんちんの死体の行方は「ゆっくりちんちんその後」で書きます えっ、ちんちんはみすちーじゃない2次創作・・・・気にしたら負けです。 あと、こんなのでよければ、好きに食べたり虐待したり設定変更してやってください ちんちんのたまごは、かも○のたまごかチョ○エッグを考えています。 こんな駄文に付き合っていただきありがとうございました。 かいたひと=ゆっくりちんちんの人
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ゆっくり冬将軍 人間に名前があります めーりんの鳴き声が「JAOOOON!」じゃありません すっきり注意 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― プリヴィェート(やあ)!ワシは虐待おじいさん。 皆はドブロクスキー将軍と親しみを込めて呼んでいるよ。 突然だが最近の若い者はだらしがない。寒いと言っては厚いコートを着てガタガタ震えておる。 ひどいのになると10月になった途端に長袖を着はじめる始末。 全く最近の若い者は…。ウォッカを飲め!コサックダンスをしろ!あっという間に体がポカポカと暖かくなるわ! 寒いと言えば最近増えているゆっくりは寒さに非常に弱いそうだな。 なんでも雪の降ってくる季節になると冬ごもりをするらしいじゃないか。 だが、ワシの部下のゆっくりは違うぞ! 「ypaaaaaaaa(ウラー)!!!」 紹介しよう!我がタヴァリシチ(同志)、めーりん達だ。 大概のゆっくりは雪の寒さで餡子が凍って死ぬそうだが、その点めーりんは違う! 厚い皮が寒さから中身のピザを守り、しかもピザの成分にも唐辛子が入っているから この辺りの寒さ程度じゃ行動になんの支障もないのだ! 無論、このめーりんは常に我が祖国のソフホーズ(農場)で襲いかかるゆっくり共と戦っていたから この辺りの弱いめーりんとは全く違う。ほら、見てみぃ、この鋭い眼!覇気のある叫び声! 「ypaaaaaaaa!!!」 うむ、よろしい。さて、ワシがここにいるのは他でもない。農場を荒らすゆっくり共を 冬の間に殲滅する為に村に頼まれたのだ! ふふ、久しぶりの戦に血が騒ぐわ。では往くぞ、同志めーりんよ! 「「「ypaaaaaaaa!!!」」」 小一時間歩いた後、ワシと同志めーりん達は依頼された森にたどり着いた。 この辺りに住むゆっくりはドスを含めざっと80匹。殲滅目標は全て! 冬の間餌の消費を抑える為に数を減らしているようだがワシにとっては好都合よ! あたりを見回すとあるわあるわゆっくりの巣が次々と見つかる。 流石に寒さが入らないよう隙間は開いていないがこんなものが擬装とは甘すぎる、甘すぎるわ! ではタヴァリシチよ!任せたぞ! 「ypaaaaaaaa!!!」 ポリトルーク(政治将校)めーりんの号令一下の元、同志めーりん達が小枝や石を取り除いていく。 耳を澄ますと 「ゆ!なんだか寒くなってきたよ!」 という声も聞こえる。 「おきゃーしゃん、ちゃむいよぉ」 「まっててね、ゆっくりふさぐよ!」 「おちょーちゃんしゅごいしゅごい!」 冬ごもりなのに家族連れか。冬を甘く見た報いとしてシベリアの永久凍土で永遠にゆっくりさせてやろう! 「ゆゆゆ!くずめーりん!えださんやいしさんをもっていかないでゆっくりしnゆべっ!」 「ypaaaaaaaa!!!」 文句を言いながら飛び出してくるまりさ種を横に吹っ飛ばすと同志めーりんは次々と巣の中に突入していく。 「ゆ!やめてねくずめーりん!ゆっくりで、で、でででだいおう!」 「おかーしゃんにひどいこちょすりゅ…りゅ、りゅーまち!」 「ゆわーん、やめちぇええええええんでぼばっ!」 次々と同志めーりんによって叩き出される屑以下の饅頭ども。てきぱきと横一列に並ばされる。 先ほどの父親と見られるまりさが 「ゆううううう!!!おうちをこわすくずめーりんどもはぢねええええええ!!!」 と飛びかかってくるが、同志めーりんはてきぱきと足を噛みちぎっていく。 「ゆぎゃああああああ!!!!!」 「でいぶの、でいぶのあじがああああ!!!!」 「うわゃーん、おかーしゃん、あちがいちゃいよおおおおお!!!!」 でいぶとはなんだ?米帝デー○=ス○クターか? 一通り足を使いものにならなくしたとこでおもむろに声をかける。 「ユックーリシテイッテネ!!」 「ゆびいいいゆっぐりぢでいっでねええええ!!!ゆっぐりでぎないいいい!!!」 一通り挨拶をすませた後、簡単に人民裁判を開始する。弁護士はなし、傍聴人は同志めーりんだけだ! 「さて、君たちはこれまでの間我々人間の畑を漁って散々野菜を盗んだ。間違いないな!」 「だがらどうぢだああああああ!!!!!ぞれよりざっざどまりざざまだぢを あだだがいいえのながにもどぢでゆっぐりぢねえええええ!!!!」 「「しょーだしょーだ!!」」 「おやざいはがっでにはえでくるものでぢょおおおおおお!!!!」 吹雪の中震えながらも罵声を浴びせるゆっくり共。反省の意図なし、と。 あっても判決は既に決まっているが。 「被告に悔悛の情なし!よってゆっくりまりさどもの巣を完全に破却した後、一匹づつ公開処刑に処する!」 「ゆ”ううううううううううう!!!!!!!」 叫ぶ死刑宣告されたゆっくり一家。一方同志めーりん達は 「「ypaaaaaaaa!!!」」 と喜びをあらわにしている。 「ypaaaaaaaa!!!!」 またポリルトークめーりんの号令がかかり、同志めーりん達は巣の中にあったものを全て外にぶちまける。 冬ごもりの餌は今夜の宴会用、綺麗な石を沢山帽子の中に入れて見せびらかしている同志もいる。 魚の骨には価値がないのか森の方に投げ捨てている。 「ゆがあああああああ!!!ばでぃざざまのぶゆのじょぐりょうがあああああ!!!!!」 「くずめーりん、れいみゅのちゃからものかえちてえええええ!!!!」 「やめちぇええええ!!!まりちゃのおさかなさんのおほねさんすてないでえええ!!!!」 ばでぃざとはなんだ?新種の怪物か? 一通り戦利品の分配が済んだ後はお待ちかね、 「ヒャア!汚物は消毒だあああああああ!」 「「「ypaaaaaaaa!!!」」」 叫び声をあげながら次々とまりさどもをレイプしていく同志めーりん達。 「やべでええええ!!!ぐずのごどもなんがぼぢぐないいいいいいい!!!!」 「ゆうううううう!!!!でいぶのばーじんはまりざのぼのなのにいいいいいい!!!!」 「ゆぇぇぇん!ちゅっきりちちゃくないよぉぉぉぉぉぉ!!!」 わりかし美ゆっくりだったれいむには同志めーりんの行列ができている。おお、前と左右とは4Pか。 あまりすっきりしすぎて腰を抜かすなよ! ワシも負けずにヴォートカ(ウォッカ)を飲みながら赤ゆっくりを一匹掴むと口の中に入れる。 うむ、美味い。やはりサハリンスカヤ(ウォッカの一種)には甘味がよく似合う。 「「ypaaaaaaaa!!!」」 「ゆぎゃああああああああでいぶのあがぢゃんがあああああ!!!!」 お、散々犯した後黒ずんだ赤ゆっくりを食べているな。うむ、自給自足こそ我らが極意よ! 「ごろず!ぜっだいにごろずううううう!!!!!」 こっちのまりさはまだ元気だ。頭に茎が10本も生えているのにまだ叫んでいる。 「同志めーりん!」 「ypa!」 「好きなように殺せ!」 「ypaaaaaaaa!!!」 みるまに片目をえぐり、歯をすべて折り、茎を一本一本折ってまりさの目の前で食べ、すり潰していく。 「ばでぃざのがわいいおべべええええええ!!!!!」 「あがぢゃんがあああああ!!!ゆがががががが!!!!」 「ふぁふぇ(しね)!ふゅっふゅふぃふぇふぃふゃいふぃふぃいふぁふぃふぇぇぇぇぇぇ (ゆっくりできないじじいはしねええええ)!」 仕上げにまりさの左右を同志めーりんが押さえ、引っ張る。 「ふゅふゃあああああああああああああああうわらば!!!!!!」 もう耐えきれないだろうと思った瞬間、真中から千切れて吹雪とともに舞い飛ぶ大量の餡子。実に爽快だ! 周りを見渡すと他のゆっくりの処刑も済んだようだ。 「よおし!次のゆっくりを殲滅するぞ!ypaaaaaaaa!!!」 「「「「ypaaaaaaaa!!!」」」」 まだ雪は降り始めたばかりだ。この冬はゆっくり達の地獄となる事だろう。 終 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 虐待に重点を置いて書いたらどうなるか試してみたかったのでソ連軍をコンセプトに書いてみました。 なんでめーりんの鳴き声が違うの? ロシアから来た外ゆっくりだからです。ちなみにアメリカのみょんは「DIIIICK!!」と鳴きます。 めーりんは何匹? 兵士10匹に政治将校1匹です。ドス相手に背中を見せたりしたら政治将校に処刑されます。 これまでに書いたもの 剣客みょん 合戦 このSSに感想を付ける
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ゆっくりCUBE2 ※登場キャラクターがちょっと変わり、罠を増やしました。 こんにちわ、上白沢慧音です。 まず皆さんに謝らなければなりません。 SOW、ではなくSAWでした。 SOWというのは作者がやっているFPSのネットゲームのことで、SAWとはなんの関係もありません。 ご了承ください。 さて、今回登場するのはまりさ、ありす、ぱちゅりー、めーりんです。 結果は明らかと思っているかもしれませんが生暖かい目で見てやってください。 まりさは目を覚ました。 辺りは鏡張りでできた奇妙な部屋だった。 そして周りには、同じく不思議そうに辺りを見回しているゆっくり達がいた。 「ここはどこ? ゆっくりできるの?」 そう、尋ねる。 すると、部屋にいたありすとぱちゅりーが反応した。 「いなかくさいけどまあまあゆっくりできるわ!」 「ほこりっぽいけどだいじょうぶよ」 そして、もう一匹。 「じゃおおおん」 「ゆ!? なんでグズめーりんがこんなところにいるの!? しんでね!」 まりさは汚い物を見るかのような目でゆっくりめーりんに叫ぶ。 それを見たありすとぱちゅりーも調子に乗る。 まりさは多少はかしこく、多少は力があるのでリーダーとされることが多い。 ありす達は本能的にそれに反応したのだろう。 「しゃべれないいなかものめーりんはしんでね! このよにいらないよ!」 「むきゅ! あなたがいるとどくしょのじゃまになるわ! きえてなくなってね!」 起きた途端罵声を浴びせられ、めーりんは訳がわからなかった。 だが、これだけは把握していた。 今自分がいじめられようとしていることを。 「じゃお! じゃおおん!」 自分は何もしてないと言っているのだが、まりさ達には伝わらなかった。 「なにいってるかわからないよ! きもいよ!」 「しょせんいなかものはくずね!」 「じゃまだからきえてなくなってね!」 三匹はめーりんに向かって体当たりを仕掛ける。 めーりんは体の皮は厚いが、戦闘能力は皆無に等しい。 実際戦えば強いのだろうが、この饅頭には戦うという知能がなかった。 「じゃお、じゃお~ん」 「きもいよ! なきごえきもい! きもいやつはこのよにいらないからしんでね!」 「いなかものすぎておなかがいたいわ! きたならしくしんでね!」 ゲラゲラと笑いながらぼこすかと体当たりを食らわせ、めーりんはボロボロになっていた。 その時、ぱちゅりーが叫び声をあげた。 「まずいわ! このへやどんどんみずがはいってきてる!」 それに反応して二匹はぱちゅりーが言った先を見た。 細い管から水が勢いよく噴出している。 川の流れとは違う勢いに、4匹は身の危険を感じ取った。 「あそこからでられるわ! いっしょについてきて!」 そう言ってぱちゅりーが先頭になってありすとまりさを率いた。 めーりんは厚い皮のおかげかたいした怪我はなく、表面だけがボロボロになっていた。 急いで3匹の後追う。 「じゃお?」 その時きらりと輝く一つの物体を発見。 気になって近づいてみる。 「めーりんがじぶんからしににいってるよ!」 「ばかのだいめいしね!」 三匹は嘲っているが、めーりんは光るものに夢中だった。 光るものは細長い棒のような形で、先端に歪な四角い突起があった。 めーりんはそれを口の中に放り込んで急いで部屋を出た。 4匹が向かった先には、ある一本の通路があった。 ゆっくり一匹分が通れるほどである。 「さっさといこうね!」 「まって!」 通路を通ろうとするまりさをぱちゅりーが止めた。 「なにがあるかわからないわ! このめーりんからさきにいかせましょ」 「そうだね! めーりんはどうなってもいいもんね!」 「ぱちゅりーあったまいいー!」 賞賛されるぱちゅりーは照れ隠しにそっぽを向いた。 めーりんは何も知らずに通路に入る。 一歩、また一歩と進んでいくが、何の気配もない。 「やっぱりだいじょうだよ! ぱちゅりーもいっしょにいこうね!」 「むきゅ、そうだったみたいね、ごめんねみんな」 「べつにだいじょうぶよ! とかいはありすはかんようだもの!」 そう喚いているときだった。 がちゃん、と機械が動く音がする。 瞬間、めーりんの真後ろに鉄のアームのようなものが壁に付いていた。 「じゃお?」 めーりんが不思議そうに見ていると、アームは横をすべるように進んでいく。 慌てて走り出し、通路を越えた。 「な、なんだぜあれは……」 「わからないわ でもくずめーりんにできてわたしたちにできないことなんてないわ!」 「ありすのいうとおりよ!」 三匹は最初アームに驚いていたが、やがて勇気を出してありすが行く事になった。 「ゆっ! とうぜんよ! れでーふぁーすとだもの!」 そう言って通路を進んでいく。 やがて再び機械音が聞こえた。 お構いなしにアリスが進んでいくと、いきなり体に衝撃が走った。 「ゆぶぇっ!?」 何が起きたかわからず、横目で見るとアームが自分の体を掴んで壁に叩きつけられている。 ぱちゅりーとまりさの悲鳴が聞こえた。 だが、それも自分の悲鳴で塗り替えられた。 「ぎゅぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ごごっごごっごごっごがぎぎぎぎぎ!!」 アームが横にすべるように進む。 ありすを壁に張り付かせたまま。 摩擦でありすの体は摩り下ろされていた。 通路の壁にクリームの線ができる。 「ぎゃぎゅぎゅぎょげげげげげばっ! …………!!」 口を摩り下ろされ、何も喋れなくなる。 だが、残った目だけは痛みと恐怖を表していた。 アームが去った後は、ありすの折れたカチューシャと皮だけが残っていた。 「ありずう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!! どうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!! だんでぐずべーりんはだいじょうぶなのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!?!?」 二匹は通路の入り口で擦り寄って怯えている。 しかし、そんな二匹を時間が待ってはくれない。 「むぎゅ、うしろからみずのおとがするわ! まりさ、がんばって!」 「やだよぉ! ばじゅりーがさぎにいっでよぉ!」 泣き叫びながらまりさはぱちゅりーを押し出す。 仕方なくぱちゅりーは通路を進んだ。 また、あの機械音が聞こえる。 その瞬間、ぱちゅりーは横っ飛びをした。 アームは彼女がいたもとの地点に叩きつけられる。 そしてそのアームにぱちゅりーは噛み付いた。 「むきゅー!」 横にすべるアームにしがみついてなんとか出口にたどり着く。 まりさはそれを見て、泣きべそをかきながら同じ事をした。 何とか渡りきったまりさは、めーりんに体当たりを食らわせた。 「どおじであのどぎじなながったの!? ありずよりおまえがじねばよがっだのに!」 「ぞうよ! どうじてあのとぎおじえてくれなかったの!?」 理不尽な事を言って二匹はめーりんに八つ当たりをした。 二匹にとって彼女はただの鬱憤を解消する道具でしかないのだろうか。 次の部屋は何もなかった。 ただ扉だけがおいてある。 しかし、ものすごい距離だった。 「なにかあるわ! めーりんさきにいきなさい! ほらぐず!」 ぱちゅりーがめーりんを突き飛ばして走らせる。 めーりんが部屋を歩いていると、地面が揺れた。 「なななななに!?」 「ぱぱぱちゅちゅちゅりりりー!! そらがおちてくるよ!」 見てみれば、天井が段々と迫ってくるではないか。 ぱちゅりーは誤算だ、と思った。 この距離ならめーりんが助かり自分達はつぶれてしまうではないか。 ならばどうすればいいか。 「まりさ、わたしをめーりんのいるところまでなげてね!」 「ゆゆ! そんなことしたらぱちゅりーとめーりんだけたすかるぜ! そんなことはさせないぜ!」 「ちがうわ! わたしがめーりんをなげとばすからめーりんになげてもらえばあいつだけしぬでしょ!?」 その言葉にまりさは顔を輝かせる。 「そうだぜ! やっぱりぱちゅりーはあたまがいいぜ! それっ!」 まりさはぱちゅりーの髪をくわえ、思い切り投げ飛ばす。 実際には勢いをつけて転がしているのだが、それでもぱちゅりーはめーりんの元へたどり着いた。 「ぱちゅりー! はやくめーりんをなげてね!」 「……ごめんねまりさ! このめーりんはほかのへやにもつかうからまりさはそこでしんでね!」 突然の裏切り。まりさは目を丸くした。 なぜ、さっきまで一緒になってめーりんをいじめていたのに。 「どおじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 「むきゅ! かんたんよ! まりさよりくずめーりんのほうがいうこときくしずっとりようできるわ!」 そう言ってめーりんとぱちゅりーは部屋を出て行ってしまった。 置いていかれたまりさは急いで出口へ向かう。 もう天井はすぐそこまで来ていた。 その時、ぱさりと何かがまりさの後ろで落ちた。 「ゆっ! まりさのぼーし!」 ゆっくりにとっては命に等しい帽子が天井に引っかかり落ちたのだ。 慌てて拾う、だがもうその行動のおかげで出る事は不可能になった。 「ゆぐぐぐ! おもいぜ! だれかだずげでね!」 助けを求めるが誰も返事をしない。 「ぼでがいでずう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!! まりざをだずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 今度は本当の悲鳴。 天井の重さに圧迫されて体にひびが入る。 溢れる餡子は目から、口から溢れていた。 「ゆびゅべべっ!! ぎぎぎっ!! だずげべぇ……」 ズシン、と音がして部屋は閉ざされた。 出口からは餡子が一筋流れ出た。 次の部屋は質素な部屋だった。 一本道の坂があり、その中を振り子のように鎌が通り抜けていた。 「めーりん はやくいきなさい」 「じゃおおおん!」 言われた通りに進むめーりん。 振り子が遠ざかったのを確認し、進もうとしたそのときである。 「えいっ」 「じゃぐぼぼぼぼっぼぼ!!?」 奇妙な悲鳴を上げてめーりんは真っ二つになった。 ぱちゅりーは彼女の髪を引っ張り、鎌の餌食にさせたのだ。 「くずなめーりんにはおにあいね!」 そう笑ったとき、ぱちゅりーはめーりんの死骸から輝くものを見つけた。 最初にめーりんが拾ったものである。 「きれいね、これはぱちゅりーのたからものにしてあげるわ」 そう言ってそれを咥えて外に出た。 だが、そこはまたガラス張りの部屋だった。 その奥から慧音が現れる。 「おめでとう、ゆっくりぱちゅりー」 張り付いたような笑顔で笑う。 「そんなことはいいからここからはやくだしてちょうだい!」 「わかったわかった、じゃあその鍵を渡してくれ。外に出るには必要だ」 ぱちゅりーはさっきの輝くものを吐き出す。 宝物がなくなるのは惜しい事だが、命には変えられないと思ったのだ。 「さぁ、出口はこっちだ」 「むきゅ! おねーさんありがとう!」 出て行くぱちゅりーを慧音は冷たい目で見送った。 外ではアナウンスが流れる。 『今回の優勝者はゆっくりぱちゅりーでした~! やはり頭脳派ですから生き残る確立はまりさと半々でしたかねぇ。 めーりんが最後まで生き残っていた事にも驚き! これだからゆっくりCUBEはやめられない! 換金は出口の方でしておりますので予想が当たった方はそちらへどうぞ~』 ■■■ 「むっきゅー! さすがわたしね!」 喜びながら森の中を駆け回るぱちゅりー。 見捨てた饅頭などどうでもよく、今は出られた事の嬉しさに酔いしれていた。 その時まりさの群れがぱちゅりーの前に現れる。 「まりさたち! わたしね! にんげんのわなからだっしゅつできたのよ!」 褒められると思った。 すごいねぱちゅりーとか、どうやったの!?とか言われると思っていた。 「そうだね! まりさたちのなかまをぎせいにしてね!」 「むぎゅ!?」 ぱちゅりーは唖然とした。 なぜ? 見られていたのか? ぱちゅりーは知らない、あれがマジックミラーだという事を。 そして参加者の家族にもそのショーを見せる事を。 「まりさをみごろしにしたぱちゅりーはしんでね!」 「ちね! ゆっくりちね!」 「じごくにおちろ!」 「むぎゅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!!!!」 パチュリーの悲鳴が、森の中に木霊した。 あとがき。 生存確認。 登場させたゆっくりは全滅させる主義でしたが群れは殺せませんでした。 ゆっくりめーりんのやわらかさは紅美鈴のおっぱいのやわらかさと一緒だと思っています。 一応誤字については以前の後書きにも書きましたが慧音に謝らせました。 ごめんね、何でこんなに言うのかといえば英語の誤字は日本語の誤字よりめっちゃ恥ずかしいからです。 喫茶じゃ書き込めないんだよね そういやスレに報告できたの一回だけなんだよね 恐ろしい。 家庭の事情ですので沖になさらず。 このアフォが書いた作品。 霊夢の怒らせ方 ゆっくりデッドライジング1~3? 霊夢のバイト 慧音先生とゆっくり ゆっくりCUBE ゆっくりと男 虐待おねーさん 書いた慧音のムチムチおっぱい:神社バイト このSSに感想を付ける
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ゆっくりCUBE2 ※登場キャラクターがちょっと変わり、罠を増やしました。 こんにちわ、上白沢慧音です。 まず皆さんに謝らなければなりません。 SOW、ではなくSAWでした。 SOWというのは作者がやっているFPSのネットゲームのことで、SAWとはなんの関係もありません。 ご了承ください。 さて、今回登場するのはまりさ、ありす、ぱちゅりー、めーりんです。 結果は明らかと思っているかもしれませんが生暖かい目で見てやってください。 まりさは目を覚ました。 辺りは鏡張りでできた奇妙な部屋だった。 そして周りには、同じく不思議そうに辺りを見回しているゆっくり達がいた。 「ここはどこ? ゆっくりできるの?」 そう、尋ねる。 すると、部屋にいたありすとぱちゅりーが反応した。 「いなかくさいけどまあまあゆっくりできるわ!」 「ほこりっぽいけどだいじょうぶよ」 そして、もう一匹。 「じゃおおおん」 「ゆ!? なんでグズめーりんがこんなところにいるの!? しんでね!」 まりさは汚い物を見るかのような目でゆっくりめーりんに叫ぶ。 それを見たありすとぱちゅりーも調子に乗る。 まりさは多少はかしこく、多少は力があるのでリーダーとされることが多い。 ありす達は本能的にそれに反応したのだろう。 「しゃべれないいなかものめーりんはしんでね! このよにいらないよ!」 「むきゅ! あなたがいるとどくしょのじゃまになるわ! きえてなくなってね!」 起きた途端罵声を浴びせられ、めーりんは訳がわからなかった。 だが、これだけは把握していた。 今自分がいじめられようとしていることを。 「じゃお! じゃおおん!」 自分は何もしてないと言っているのだが、まりさ達には伝わらなかった。 「なにいってるかわからないよ! きもいよ!」 「しょせんいなかものはくずね!」 「じゃまだからきえてなくなってね!」 三匹はめーりんに向かって体当たりを仕掛ける。 めーりんは体の皮は厚いが、戦闘能力は皆無に等しい。 実際戦えば強いのだろうが、この饅頭には戦うという知能がなかった。 「じゃお、じゃお~ん」 「きもいよ! なきごえきもい! きもいやつはこのよにいらないからしんでね!」 「いなかものすぎておなかがいたいわ! きたならしくしんでね!」 ゲラゲラと笑いながらぼこすかと体当たりを食らわせ、めーりんはボロボロになっていた。 その時、ぱちゅりーが叫び声をあげた。 「まずいわ! このへやどんどんみずがはいってきてる!」 それに反応して二匹はぱちゅりーが言った先を見た。 細い管から水が勢いよく噴出している。 川の流れとは違う勢いに、4匹は身の危険を感じ取った。 「あそこからでられるわ! いっしょについてきて!」 そう言ってぱちゅりーが先頭になってありすとまりさを率いた。 めーりんは厚い皮のおかげかたいした怪我はなく、表面だけがボロボロになっていた。 急いで3匹の後追う。 「じゃお?」 その時きらりと輝く一つの物体を発見。 気になって近づいてみる。 「めーりんがじぶんからしににいってるよ!」 「ばかのだいめいしね!」 三匹は嘲っているが、めーりんは光るものに夢中だった。 光るものは細長い棒のような形で、先端に歪な四角い突起があった。 めーりんはそれを口の中に放り込んで急いで部屋を出た。 4匹が向かった先には、ある一本の通路があった。 ゆっくり一匹分が通れるほどである。 「さっさといこうね!」 「まって!」 通路を通ろうとするまりさをぱちゅりーが止めた。 「なにがあるかわからないわ! このめーりんからさきにいかせましょ」 「そうだね! めーりんはどうなってもいいもんね!」 「ぱちゅりーあったまいいー!」 賞賛されるぱちゅりーは照れ隠しにそっぽを向いた。 めーりんは何も知らずに通路に入る。 一歩、また一歩と進んでいくが、何の気配もない。 「やっぱりだいじょうだよ! ぱちゅりーもいっしょにいこうね!」 「むきゅ、そうだったみたいね、ごめんねみんな」 「べつにだいじょうぶよ! とかいはありすはかんようだもの!」 そう喚いているときだった。 がちゃん、と機械が動く音がする。 瞬間、めーりんの真後ろに鉄のアームのようなものが壁に付いていた。 「じゃお?」 めーりんが不思議そうに見ていると、アームは横をすべるように進んでいく。 慌てて走り出し、通路を越えた。 「な、なんだぜあれは……」 「わからないわ でもくずめーりんにできてわたしたちにできないことなんてないわ!」 「ありすのいうとおりよ!」 三匹は最初アームに驚いていたが、やがて勇気を出してありすが行く事になった。 「ゆっ! とうぜんよ! れでーふぁーすとだもの!」 そう言って通路を進んでいく。 やがて再び機械音が聞こえた。 お構いなしにアリスが進んでいくと、いきなり体に衝撃が走った。 「ゆぶぇっ!?」 何が起きたかわからず、横目で見るとアームが自分の体を掴んで壁に叩きつけられている。 ぱちゅりーとまりさの悲鳴が聞こえた。 だが、それも自分の悲鳴で塗り替えられた。 「ぎゅぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ごごっごごっごごっごがぎぎぎぎぎ!!」 アームが横にすべるように進む。 ありすを壁に張り付かせたまま。 摩擦でありすの体は摩り下ろされていた。 通路の壁にクリームの線ができる。 「ぎゃぎゅぎゅぎょげげげげげばっ! …………!!」 口を摩り下ろされ、何も喋れなくなる。 だが、残った目だけは痛みと恐怖を表していた。 アームが去った後は、ありすの折れたカチューシャと皮だけが残っていた。 「ありずう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!! どうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!! だんでぐずべーりんはだいじょうぶなのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!?!?」 二匹は通路の入り口で擦り寄って怯えている。 しかし、そんな二匹を時間が待ってはくれない。 「むぎゅ、うしろからみずのおとがするわ! まりさ、がんばって!」 「やだよぉ! ばじゅりーがさぎにいっでよぉ!」 泣き叫びながらまりさはぱちゅりーを押し出す。 仕方なくぱちゅりーは通路を進んだ。 また、あの機械音が聞こえる。 その瞬間、ぱちゅりーは横っ飛びをした。 アームは彼女がいたもとの地点に叩きつけられる。 そしてそのアームにぱちゅりーは噛み付いた。 「むきゅー!」 横にすべるアームにしがみついてなんとか出口にたどり着く。 まりさはそれを見て、泣きべそをかきながら同じ事をした。 何とか渡りきったまりさは、めーりんに体当たりを食らわせた。 「どおじであのどぎじなながったの!? ありずよりおまえがじねばよがっだのに!」 「ぞうよ! どうじてあのとぎおじえてくれなかったの!?」 理不尽な事を言って二匹はめーりんに八つ当たりをした。 二匹にとって彼女はただの鬱憤を解消する道具でしかないのだろうか。 次の部屋は何もなかった。 ただ扉だけがおいてある。 しかし、ものすごい距離だった。 「なにかあるわ! めーりんさきにいきなさい! ほらぐず!」 ぱちゅりーがめーりんを突き飛ばして走らせる。 めーりんが部屋を歩いていると、地面が揺れた。 「なななななに!?」 「ぱぱぱちゅちゅちゅりりりー!! そらがおちてくるよ!」 見てみれば、天井が段々と迫ってくるではないか。 ぱちゅりーは誤算だ、と思った。 この距離ならめーりんが助かり自分達はつぶれてしまうではないか。 ならばどうすればいいか。 「まりさ、わたしをめーりんのいるところまでなげてね!」 「ゆゆ! そんなことしたらぱちゅりーとめーりんだけたすかるぜ! そんなことはさせないぜ!」 「ちがうわ! わたしがめーりんをなげとばすからめーりんになげてもらえばあいつだけしぬでしょ!?」 その言葉にまりさは顔を輝かせる。 「そうだぜ! やっぱりぱちゅりーはあたまがいいぜ! それっ!」 まりさはぱちゅりーの髪をくわえ、思い切り投げ飛ばす。 実際には勢いをつけて転がしているのだが、それでもぱちゅりーはめーりんの元へたどり着いた。 「ぱちゅりー! はやくめーりんをなげてね!」 「……ごめんねまりさ! このめーりんはほかのへやにもつかうからまりさはそこでしんでね!」 突然の裏切り。まりさは目を丸くした。 なぜ、さっきまで一緒になってめーりんをいじめていたのに。 「どおじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 「むきゅ! かんたんよ! まりさよりくずめーりんのほうがいうこときくしずっとりようできるわ!」 そう言ってめーりんとぱちゅりーは部屋を出て行ってしまった。 置いていかれたまりさは急いで出口へ向かう。 もう天井はすぐそこまで来ていた。 その時、ぱさりと何かがまりさの後ろで落ちた。 「ゆっ! まりさのぼーし!」 ゆっくりにとっては命に等しい帽子が天井に引っかかり落ちたのだ。 慌てて拾う、だがもうその行動のおかげで出る事は不可能になった。 「ゆぐぐぐ! おもいぜ! だれかだずげでね!」 助けを求めるが誰も返事をしない。 「ぼでがいでずう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!! まりざをだずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 今度は本当の悲鳴。 天井の重さに圧迫されて体にひびが入る。 溢れる餡子は目から、口から溢れていた。 「ゆびゅべべっ!! ぎぎぎっ!! だずげべぇ……」 ズシン、と音がして部屋は閉ざされた。 出口からは餡子が一筋流れ出た。 次の部屋は質素な部屋だった。 一本道の坂があり、その中を振り子のように鎌が通り抜けていた。 「めーりん はやくいきなさい」 「じゃおおおん!」 言われた通りに進むめーりん。 振り子が遠ざかったのを確認し、進もうとしたそのときである。 「えいっ」 「じゃぐぼぼぼぼっぼぼ!!?」 奇妙な悲鳴を上げてめーりんは真っ二つになった。 ぱちゅりーは彼女の髪を引っ張り、鎌の餌食にさせたのだ。 「くずなめーりんにはおにあいね!」 そう笑ったとき、ぱちゅりーはめーりんの死骸から輝くものを見つけた。 最初にめーりんが拾ったものである。 「きれいね、これはぱちゅりーのたからものにしてあげるわ」 そう言ってそれを咥えて外に出た。 だが、そこはまたガラス張りの部屋だった。 その奥から慧音が現れる。 「おめでとう、ゆっくりぱちゅりー」 張り付いたような笑顔で笑う。 「そんなことはいいからここからはやくだしてちょうだい!」 「わかったわかった、じゃあその鍵を渡してくれ。外に出るには必要だ」 ぱちゅりーはさっきの輝くものを吐き出す。 宝物がなくなるのは惜しい事だが、命には変えられないと思ったのだ。 「さぁ、出口はこっちだ」 「むきゅ! おねーさんありがとう!」 出て行くぱちゅりーを慧音は冷たい目で見送った。 外ではアナウンスが流れる。 『今回の優勝者はゆっくりぱちゅりーでした~! やはり頭脳派ですから生き残る確立はまりさと半々でしたかねぇ。 めーりんが最後まで生き残っていた事にも驚き! これだからゆっくりCUBEはやめられない! 換金は出口の方でしておりますので予想が当たった方はそちらへどうぞ~』 ■■■ 「むっきゅー! さすがわたしね!」 喜びながら森の中を駆け回るぱちゅりー。 見捨てた饅頭などどうでもよく、今は出られた事の嬉しさに酔いしれていた。 その時まりさの群れがぱちゅりーの前に現れる。 「まりさたち! わたしね! にんげんのわなからだっしゅつできたのよ!」 褒められると思った。 すごいねぱちゅりーとか、どうやったの!?とか言われると思っていた。 「そうだね! まりさたちのなかまをぎせいにしてね!」 「むぎゅ!?」 ぱちゅりーは唖然とした。 なぜ? 見られていたのか? ぱちゅりーは知らない、あれがマジックミラーだという事を。 そして参加者の家族にもそのショーを見せる事を。 「まりさをみごろしにしたぱちゅりーはしんでね!」 「ちね! ゆっくりちね!」 「じごくにおちろ!」 「むぎゅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!!!!」 パチュリーの悲鳴が、森の中に木霊した。 あとがき。 生存確認。 登場させたゆっくりは全滅させる主義でしたが群れは殺せませんでした。 ゆっくりめーりんのやわらかさは紅美鈴のおっぱいのやわらかさと一緒だと思っています。 一応誤字については以前の後書きにも書きましたが慧音に謝らせました。 ごめんね、何でこんなに言うのかといえば英語の誤字は日本語の誤字よりめっちゃ恥ずかしいからです。 喫茶じゃ書き込めないんだよね そういやスレに報告できたの一回だけなんだよね 恐ろしい。 家庭の事情ですので沖になさらず。 このアフォが書いた作品。 霊夢の怒らせ方? ゆっくりデッドライジング1~3? 霊夢のバイト? 慧音先生とゆっくり? ゆっくりCUBE ゆっくりと男 虐待おねーさん 書いた慧音のムチムチおっぱい:神社バイト このSSに感想を付ける